12月1日より自国通貨建て決済サービスの対応開始
株式会社フライトソリューションズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 片山圭一朗、以下当社)は、自社で運営するクレジット決済センター(以下 フライト決済センター)が株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長 佐々木裕、以下 NTT データ)の多通貨決済サービス「CAFIS DCC(R)」への接続を完了し、「PaymentMeister(ペイメント・マイスター)/Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」および「Incredist Trinity(インクレディスト・トリニティ)」でのサービス提供を12月1日より開始することをお知らせします。
コロナ禍が落ち着き、日本に訪れる外国人旅行客の数は回復の一途をたどっています。2024年10月16日に観光庁が発表したインバウンド消費動向調査*1によると、2024年7月から9月期の訪日外国人旅行消費額は1兆9,480億円と推計され前年同期比で40%以上の増加を示しました。
同時に訪日外国人旅行客が利用する決済手段のクレジットカード払いにおいて、海外発行のカードでは国際ブランドの複雑なネットワークを中継するためコストが増加し、カード会社の利益を圧迫する手数料赤字の問題が顕在化しています。カード発行会社は、訪日外国人旅行客の利用が多い加盟店に手数料の値上げ交渉を余儀なくされるなど現場への影響が広がり、活況を呈するインバウンドの恩恵を受けにくい状況となっています。
こうした状況下で、当社は訪日外国人旅行客がカード決済をする際に「自国通貨建て」を選択できるDCC払いに注目しました。通常のカード決済は、カード利用金額の請求時の為替レートで決済金額が確定しますが、DCCによるカード決済では商品購入時の為替レートで金額を確定するため、その場で請求額を把握できる利用者の心理的安心感の高いサービスです。フライト決済センターも従前よりNTTデータの決済伝送サービス「CAFIS Global GEAR(R)」*2を通して同サービスを提供してきました。
このたび、フライト決済センターはNTTデータの多通貨決済サービス「CAFIS DCC(R)」*3への接続を行い、同社のサービス提供を可能にしました。「CAFIS DCC(R)」は2013年からサービス提供しており、同社の日本最大級のキャッシュレス決済総合プラットフォームCAFIS(R)に接続している強みを生かし、複数のカード会社を通して5,000を超える加盟店へのサービス提供実績があります。多通貨決済サービスの導入により訪日外国人旅行客の購買体験の向上、そしてカード会社および加盟店の経済的負担の軽減とインバウンドを対象としたビジネスシーンの拡大に寄与します。
今後も当社はフライト決済センターのサービス拡充を行い、シームレスな決済サービスの提供でインバウンド需要に沸く加盟店を支援するとともに、国内におけるキャッシュレス決済の普及拡大に努めてまいります。
*1出所:観光庁インバウンド消費動向調査(旧訪日外国人消費動向調査)2024年10月16日更新時
*2参考:
CAFIS Global GEAR(R) | NTTデータ - NTT DATA
*3参考:
CAFIS DCC(R) | NTTデータ - NTT DATA
■フライトソリューションズについて:
https://www.flight.co.jp
フライトソリューションズは、2010年9月に日本で初めてiPhoneでのクレジットカード決済ソリューションを市場投入した電子決済ビジネスのリーディングカンパニーです。2013年に自社決済端末「Incredist(インクレディスト)」シリーズを販売、2021年には国内初となるAndroid端末でタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」の提供を開始しました。独自技術によるスマートフォンやタブレットによる決済サービスを主軸に、製品の開発・販売・サポート・システムの受託開発等、さまざまな領域でデジタル情報化社会に貢献しています。
PaymentMeister 公式サイト:
https://www.flight.co.jp/meister/
Incredist Trinity 公式サイト:
https://www.flight.co.jp/trinity
・「CAFIS DCC」「CAFIS Global GEAR」「CAFIS」「CDS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
・その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。