環境省実証事業への採択について -フィルムセパレーターの水平リサイクル実証事業-

2022/10/19  日榮新化 株式会社 

「フィルムセパレーターの水平リサイクル実証事業」が、環境省による令和4年二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」(補助事業)に採択されました。


日榮新化株式会社(本社:大阪府東大阪市・東京都千代田区 代表取締役社長:清水 寛三 以下「当社」)が取り組む「フィルムセパレーターの水平リサイクル実証事業」が、環境省による令和4年二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」(補助事業)に採択されましたのでお知らせします。

環境省HP:https://www.env.go.jp/press/press_00712.html

事業概要
ラベルや工業用テープなどの粘着製品に使用されるPETフィルムセパレーターなどの台紙部分は、多くの場合廃棄・燃焼されている。これらをPET合成紙製のリサイクル専用セパレーターに置き換え、ユーザー使用後に回収、マテリアルリサイクルすることで、再びリサイクル専用セパレーターの原料として使用する実証を行う。実証を2024年3月に完了させ、以後、量産化を進める計画。



CO2削減効果
粘着製品の台紙に使用される代表的な材料を「リサイクル専用セパレーター」に置き換えた場合のCO2削減効果について、環境省「再生可能エネルギー及び水素エネルギー等の温室効果ガス削減効果に関するLCAガイドライン」に則り、当社自主基準で算出。PETフィルムセパレーター50μからの置き換えは38.3%、剥離紙(片面ポリラミグラシンセパ)からの置き換えは29.6%、剥離紙(ダイレクトグラシンセパ)からの置き換えは14.3%のCO2削減効果を見込んでいる。実証事業を通じ、数値を精査し公表する方針。

<表1 各材料を「リサイクル専用セパレーター」に置き換えた場合のCO2削減効果>




当社は本事業を通じ、サーキュラーエコノミーの確立・推進、CO2の削減に取り組んで参ります。

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