国産材、輸入材の”銘木”を使った天板の“反り”を塗料の力で抑制!さらに、水の輪染み、熱、傷等から天板を長期間守る高機能木部塗料「天板仕上げ+反り抑制」

2024/07/09  株式会社 シオン 

株式会社シオン(所在地:岩手県矢巾町、代表取締役:石川 公一郎)はこの度、国産●高機能木部塗料『木守り専科(きまもりせんか)天板仕上げ+反り抑制』を2024年7月に発売いたします。

木守り専科は、これまで「防炎:塗るだけで燃えにくい」を訴求した『ファイアプロテクト』、「高耐候:雨&紫外線に著しく強い」を訴求した『ウェザープロテクト』、「身の回りの木部に抗ウイルス(+抗菌)効果」を訴求した『ウイルスプロテクト』、国産木材の赤身の活用法を考え、赤身材を白太材のように見せ、雨、紫外線から木を守る塗料『杉の赤身消し』、木製の食器、家具、キッチン周りなどで必要なコーティング力に特化した『食器コート』、古民家などの古くなった木材に対し、風合い、色味、木材保護効果を再生させる塗料『古民家再生塗料』の6つのタイプをリリースしてきました。いずれも木を活用する際の課題を解決するものとなっております。そして、今回新たに、国産材、輸入材の各種銘木を使った天板の反りを塗料の力で抑制し、さらに水の輪染み、熱、傷等から天板を長期間守る塗料を開発しました。 『木守り専科 天板仕上げ+反り抑制』の詳細はこちら: https://kimamoli.jp/top-plate


当社は、植物油、天然顔料等の自然素材を活用した、人と環境に優しい木材専用塗料の製造、販売を行っております。主力製品といたしまして、2012年に発売を開始した「国産●自然塗料 U-OIL(ユーオイル)」と、2017年に発売を開始した「国産●高機能木部塗料 木守り専科(きまもりせんか)」がございます。
完全受注生産による製品在庫の廃棄ロスを無くした「SDGs」の取り組みを創業時から行っております。


【 製品特長 】
■ 『木守り専科 天板仕上げ+反り抑制』は、亜麻仁油などの植物油をベースに植物性シリカを配合した、国産材や輸入材の銘木を使った天板の「反り」を抑制する高機能木部塗料です。
木材を使用した天板の難題として、木の「反り」があります。木材には調湿性がありますが、これが「反り」を引き起こす原因となっています。湿度が高いときに湿気を吸収し、乾燥時には吸湿した水分だけでなく、本来蓄えていた水分まで放出する特性があります。これを繰り返すことで、木材内部の水分量が減少した箇所より変形していきます。木の「反り」を抑制するには、木材の特性である調湿性を妨げ、木材内部の水分量を安定させる必要があります。つまりは木材を造膜できる塗料で塗装することが必須です。
当塗料は、米のもみ殻からつくられた植物性シリカ(もみ殻シリカ)を配合することで、木材に浸透するだけでなく、造膜効果も付加しました。これにより木材に塗膜を形成し、木の「反り」を抑制することを可能としました。さらに、撥水性、耐油性、防汚性、耐熱性、耐傷性、抗菌効果も付与しています。
安全面においても、当塗料は高い優位性を誇ります。今までの造膜塗料は、ウレタン塗料、石油系合成樹脂塗料、ガラス塗料を使用しておりましたが、これらには石油系溶剤や化学添加剤が配合されています。特にガラス塗料に配合されている鉱物から生成されるシリカ成分には、発がん性物質が含まれます。これらの塗料は、製造工程や施工において人体や環境への影響が出る危険性があります。当塗料は亜麻仁油などの植物油をベースに、厳選された自然素材のみで製造しており、刺激臭のするような化学添加剤は一切使用しておりません。また、配合されているシリカ成分は、米のもみ殻をつかった100%植物性のシリカのため、発がん性物質が含まれておらず極めて安全です。そのため、高い機能性と安全性を兼ね備えた高機能木部塗料になっております。


【 タイプと用途 】
■ 天板仕上げ+反り抑制 / 艶タイプ・半艶タイプ・2分艶タイプ の3種類のタイプがあります。
自然素材のみで構成された安全な塗料です。天板の伸縮、難題である木の「反り」を抑制し、水の輪染み、熱、傷などから木材を長期間保護できます。(全面を最低限「2回塗り+ふきとりなし」の塗装を推奨)


【 展 望 】
■ 銘木を使った天板の伸縮や反りを抑えるために、過去にはウレタン塗料、石油系合成樹脂塗料、ガラス塗料などが用いられていました。しかし、これらは環境や人体に対する安全性が疑問視されていましたが、木材の変形を防ぐため、やむを得ず使用するケースも少なくありませんでした。また、伝統的な日本の木材加工技術を、何世代にもわたって継承していくために、これらの塗料が使用されてきました。
しかし、塗料に含まれる溶剤や化学添加剤などにより結果的に木材を傷め、環境への負荷を高める原因ともなりました。石油系溶剤や合成樹脂は製造過程でのCO2排出量が多く、製造から塗装までの作業者の人体への影響も計り知れません。
当塗料は、これらの課題を解決するための高機能木部塗料として開発しました。木材を扱う際の難題である「反り」を抑制し、撥水性、耐油性、防汚性、耐熱性、耐傷性、抗菌効果も付与しながらも、人体への影響や、環境への負荷も最小限にすることを可能にしました。さらに、木材へのダメージも最小限にし、植物油を浸透させることで木材を長持ちさせる効果もあります。
また、当製品は、改正された食品衛生法にも適合しております。2020年に食品衛生法が改正されたことで、食を取り巻く環境が変化してきています。食品用器具や容器包装において、従来の規格であるネガティブリストから、リストに記載されている成分のみ使用できるポジティブリスト制度へと改正されました。これにより、有害物質や発がん性物質を含む合成樹脂などは使用できなくなり、さらに厳格化されました。
現在、テーブルなどの家具は対象外ではあるものの、食品や食品添加物と直接接触する可能性もあり、料理店などの飲食店や、家庭での食事の際には安全性が確保されていることが必要です。例を挙げると、子どもがテーブルに食べ物をこぼしたときは、拾って食べるケースがありますが、上記のような懸念事項はほとんどの方が認知していません。合成樹脂の危険性等を理解するほど、テーブルなどにおいても食品衛生法の規格が必要になると考えています。
ヨーロッパ諸国では食品衛生に関する関心が高く、2002年に採択された「一般食品法規格」により、現在の日本よりもさらに厳しい規格が施行されています。日本においては合成樹脂の危険性がしっかりと認知され、安全性の基準が世界規格に到達するにはまだ時間はかかると思います。しかし、改正された食品衛生法にも適合している当塗料を使用することにより、安全性を世界規格まで引き上げ、さらに大きな難題である木の「反り」も抑制する機能性で、これからの時代の安心できる食事スペースに貢献する塗料としてのスタンダードを目指していきます。
【 製品概要 】
製品名 :シオン 国産●高機能木部塗料『木守り専科 天板仕上げ+反り抑制』
用 途 :銘木を使った天板・家具等
タイプ :艶・半艶・2分艶
内容量 :500ml、1L、4L、8L、16L
塗布面積:約8~12平方メートル/L (2回塗りの塗布面積です。樹種によって異なる場合有)
価 格 :定価 500ml 5,800円(税別)~




※業務用価格もございます。お問合せください。


発売時期・販売方法:
2024年7月より販売開始
当社からの直接販売、または建材店、塗料店を経由しての卸販売


建築基準法への対応:
シオン 国産●高機能木部塗料『木守り専科』は、国土交通省建築指導課による「告示対象外製品」に相当します。


【 会社概要 】
北東北の岩手県にて、自然素材を活かしたものづくりを展開。木を活かす国産●自然塗料『U-OIL』、木の機能性を向上させる国産●高機能木部塗料『木守り専科』、自然素材でつくられた国産●天然接着剤『匠(たくみ)』の製造・販売を行っております。


所在地: 〒020-0891 岩手県紫波郡矢巾町流通センター南3-8-1
代表者: 代表取締役 石川 公一郎
設 立: 2003年9月1日
URL: http://xion.co.jp


【 お問合せ先 】
株式会社 シオン
担 当: 角掛 竜太郞、千田 勇太、藤田 悠
TEL: 019-677-7060
FAX: 019-637-3190
E-mail: customer@xion.co.jp

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