2024年6月社長会見

2024/06/27  西日本旅客鉄道 株式会社 

2024 年 6 月 27 日

2024年6月社長会見

1.営業・輸送概況

2.鉄道設備メンテナンスに多機能鉄道重機を使用開始
~ロボット技術を活用した高所重作業の生産性、安全性向上~

会見の冒頭に、先日6月19日に開催いたしました第37回定時株主総会において、新たな役員体制について株主の皆様からご承認いただきました。

引き続き、お客様を想い、ご期待にお応えすることを強く意識し、安全性の向上を基盤として取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

私どもは、本年4月に、現行の「中期経営計画2025」をアップデートいたしました。

基本となる戦略に変わりはございませんが、「人、まち、社会のつながりを進化させ、心を動かす。未来を動かす。」と掲げる「私たちの志」の実現を加速すべく、鉄道事業の安全性向上・持続的進化、グループ一体となった価値創造、変化対応・創出力の向上に一層力を入れていきたいと考えております。

本日ご紹介させていただきます「多機能鉄道重機」もこうした取り組みの一環です。

今年度は、大阪駅周辺の賑わい創出につながる新たなビルの開業が控えておりますし、来春には広島の新駅ビルも開業いたします。そして、大阪・関西万博の開催も来年に迫っております。

社会を取り巻く環境は、労働力不足、物価や金利上昇等、大きく変化しつつありますが、これらの変化を好機と捉え、当社グループは全力を挙げて、人、まち、社会のつながりを進化させ、様々なステークホルダーの皆さまの心を動かし、そして未来を動かしていく、そのような存在になっていけるよう取り組んでまいります。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、本日の話題に入らせていただきます。

1.営業・輸送概況
【運輸取扱収入(速報値)】
まず営業・輸送概況です。 収入ですが、5月は前年比で107.2%、6月は21日までの3週間分で110.4%です。

【新幹線・在来線特急・近畿圏のご利用状況(速報値)】
次に、鉄道のご利用状況ですが、山陽新幹線は、5月が前年比で102%、6月が21日までで104%、 近畿圏は、5月が104%、6月が21日までで104%です。

今年はゴールデンウィークの曜日配列が昨年と比べてあまり良くなかったということもあり、山陽新幹線や在来線特急のご利用が前年を下回りましたが、その後のご利用が比較的好調であったことから、5月全体では前年をやや上回る数字になっております。

6月に入りましても、21日までで前年をやや上回る水準で推移しており、北陸新幹線は敦賀開業効果が継続していることから前年を大きく上回っている状況です。

一方で、本年は例年より梅雨入りが遅く、今後大雨の影響を受けやすくなることが予想されます。 引き続き、鉄道の安全運行に努めてまいります。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240627_00_kaiken.pdf

関連業界