QNX、あらゆる場所で組み込みソフトウェアのイノベーションを促進するために開発者サポートを強化

2025/01/08  BlackBerry Japan 株式会社 

無料の QNX Everywhere ソフトウェア リソースが利用可能になり、開発者による QNX ベースのシステムにアクセス、構築、展開を高速化

米国ラスベガス (CES)-- 2025年1月7日 BlackBerry Limited(本社:カナダ オンタリオ州、CEO:ジョン・ジアマッテオ、NYSE:BB、TSX:BB)の事業部門であるQNXは、組み込みシステムの学習、実験、技術革新をこれまで以上に容易にすることを目指し、高性能の基盤ソフトウェアの非営利目的での利用をより幅広く可能にする取り組みを再び述べました。

QNXの世界的な開発者コミュニティの育成および拡大を目指すQNX(R) Everywhereイニシアチブの一環として、学生、学校、研究機関、愛好家は、今後、QNX(R) Software Development Platform(SDP)8.0に無償で迅速かつ容易にアクセスできます。無料のリソースやオンデマンドトレーニングも用意されており、新進の開発者がスキルを磨き、革新的なソリューションとデモを構築できます。

ソフトウェア定義型の未来に向けたスキルギャップの解消
自動車、産業、ロボット、医療など、さまざまな業界がソフトウェア定義型の未来に向かって進化する中、世界をリードするプラットフォームとテクノロジーに精通し、高いスキルをもつソフトウェアエンジニアの需要は増加し続けています。こうした状況に対応するため、重要な教育とリソースを提供し、次世代のエンジニアがスキルと技術的ノウハウを身につけて、組み込み業界の未来を形作ることができるようにするために、QNX Everywhere イニシアチブが設立されました。

BlackBerry QNXの製品兼ストラテジー担当シニアバイスプレジデントであるGrant Courvilleは、次のように述べています。「ソフトウェアエンジニアリングは、私たちの未来の礎として、自動運転から手術用ロボットまで社会の最も複雑な課題に取り組むことを可能にします。インテリジェントなコネクテッドテクノロジーがますます必要とされる中、QNX Everywhereのような取り組みは、学習をより身近なものにし、開発者に最先端のツールとテクノロジーを提供して、これまでにないほどの探究心、創造性、問題解決力を高める上で、非常に重要です。大規模な環境でのQNXソフトウェアの非営利利用を史上初めて実現し、アクセスを拡大できることは大きな喜びであり、今後確実に登場するであろう多数のイノベーションに大いに期待しています」




コラボレーションとコミュニティ主導のイノベーションを促進
こうした展開の一環として、QNXでは、開発者対応の専任スペシャリストを配置しました。この専任スペシャリストは、今後、GitLab /GitHubのコミュニティ、Reddit(r/QNX)とStack Overflow(#QNX)のQNX開発者フォーラムに積極的に参加します。現在も成長を続けるQNXの初心者とエキスパートによる活気あるオンラインコミュニティで意欲的なエンジニアが世界中のQNXフェロー開発者と交流することで、洞察を共有し、オープンソースプロジェクトで協力し、課題を共同で解決できるようになります。また、講義やラボ全体に提供する「1対多」モデルの一環として、QNXはカナダ、米国、韓国、欧州、インドの大学数校と契約を締結し、スキルアップと研究プロジェクトの発展を目指す多数の教職員、学部生、大学院生がQNXソフトウェアライセンスを直接提供します。

QNXソフトウェアへの簡単なアクセス
すぐに使い始めたい開発者には、次のものを提供します。
- QNX SDP 8の非営利永久開発シングルユーザーライセンス
- Raspberry Pi 4の構築済みクイックスタートターゲットイメージおよび関連アドオンコンポーネント(レンダリングアプリケーション、グラフィックス、タッチスクリーン、カメラ、有線/Wi-Fiネットワークサポート、USBストレージなど)
- アドオンのQNXオープンソースポートと最適化されたソースコードへのアクセス
- 組み込みシステムソフトウェア開発とOSコンセプトを解説した分かりやすいハウツービデオなど、エンジニアリング主導のチュートリアルコンテンツへのアクセス


Courvilleは、さらに次のように述べています。「模型ロケットを宇宙に打ち上げるためのソフトウェアプラットフォームをお探しの航空宇宙愛好家、自律型ロボットのプロトタイプ開発を目指すエンジニア志望者、カスタムコンソールを構築したいレトロゲームファンなど、どのような場合でも QNX Everywhere が役立ちます」

今後の方針:グローバルな取り組みを通じ、QNX Everywhereを拡大
QNX Everywhereの今後のロードマップとして、大学や職業訓練校などのコンピュータサイエンスおよびエンジニアリングプログラムとのコラボレーションの拡大や、開発者向けイベントへの参加などが含まれます。プログラムとエコシステムの発展に伴い、QNXでは開発者へのサポート強化に向けたレファレンス資料の拡充、製品ソースコードの提供拡大、最適化されたオープンソースポートと構築済みソフトウェアパッケージの追加提供も検討し、開発者サポートを強化します。

QNXの開発者コミュニティに参加し、個人・非営利利用の目的でQNX SDP 8.0の無償ライセンスを取得する方法は、こちらをご確認ください。学術機関の教職員で、QNXソフトウェアの複数ユーザーで利用できる無償ライセンスをご希望の方は、こちらをご覧ください。

BlackBerryについて
BlackBerryは、世界の企業や政府機関向けに、インテリジェントなソフトウェアとサービスを提供しています。BlackBerryの高性能な基盤ソフトウェアにより、大手自動車メーカーや産業界の大手企業は、安全性、セキュリティ、信頼性を損なうことなく、革新的なアプリケーションの開発、新たな収益源の創出、変革的なビジネスモデルの展開を実現できます。カナダ・オンタリオ州ウォータールーに本社を置く当社は、セキュアな通信分野における深い専門性を有し、包括的で高度なセキュリティを備え、広範な認証を取得したポートフォリオを通じて、業務の回復力を提供しています。また、AIと機械学習を活用した先進的なサイバーセキュリティソリューションをお客様に提供する先駆者でもあります。AIと機械学習を活用して、サイバーセキュリティ、安全性、およびデータプライバシーソリューションの分野で革新的なソリューションを提供しています。さらに、エンドポイントのセキュリティ管理、暗号化、組み込みシステムなどの主要分野をリードしています。詳細は、BlackBerry.comをご覧いただくと同時に、@QNX Newsをフォローしてください。

QNXについて
QNXは、BlackBerry Limited(NYSE: BB; TSX: BB)の事業部門として、人々の体験を豊かにし、テクノロジー主導型の産業の可能性を広げ、ソフトウェア定義型企業が成長できる信頼できる基盤を提供しています。当事業部門は、安全かつセキュアなオペレーティングシステム、ハイパーバイザー、ミドルウェア、ソリューション、開発ツールの提供において業界をリードし、信頼される組み込みソフトウェアの専門家によるサポートとサービスを提供しています。QNXテクノロジーは、現在2億5500万台以上の自動車を含む、世界で最もクリティカルな組み込みシステムで採用されています。QNXソフトウェアは、自動車、医療機器、産業用制御装置、ロボット、商用車、鉄道、航空宇宙・防衛など幅広い業界で信頼を獲得しています。1980年に設立されたQNXは、カナダ・オタワに本社を置いています。詳細については、qnx.comをご覧ください。

(C)2025 BlackBerry Limited。BLACKBERRYおよびEMBLEM Design、QNXおよびQNXロゴデザインなどの商標(ただし、これらに限定されない)は、BlackBerry Limitedの商標または登録商標です。また、このような商標に対する独占的権利が明確に留保されています。その他すべての商標は各社の所有物です。BlackBerryは第三者のいかなる製品またはサービスについて責任を負うものではありません。

報道関係者お問い合わせ先
QNX Japan広報事務局
電話: 03-4405-9537
Email: qnxpr@next-pr.co.jp

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