乗客の安全は、運転士の安全な視界確保から

2023/12/15  山本光学 株式会社 

12/18よりSWANSと東急電鉄が 運転士専用防護めがね の実証実験開始


産業安全用保護具・スポーツ用各種アイウエア・眼鏡・光学機器等を製造販売する山本光学株式会社(本社:大阪府東大阪市長堂3-25-8 代表取締役社長:山本直之)は、東急電鉄株式会社(※)と共同で運転士の視認性向上及び疲労・ストレス軽減を目的とした『運行業務者用防護めがね』の実証実験を、12月18日(月)より実施します。

山本光学は、働く人々の安全を護る「YAMAMOTO」、多くのアスリートの視界を支える「SWANS」の二つのブランドを主軸に、110年以上にわたり「眼を護る」製品の提供を通じて、人々の眼の「安全」「快適」を支えてきました。運転士の視認性向上及び疲労・ストレス軽減を目的とした運行業務者専用の防護めがねの導入を検討していた東急電鉄では、産業安全分野の製品設計やスポーツ事業で得た知見を活かしたクロスオーバーな製品開発ができる山本光学に運行業務者専用めがねの開発を依頼。1.運行業務に適した光学性能や安全性を有した防護めがねであること、2.眩しさや映り込みを軽減しつつ、トンネル(隧道)や天候の変化など、暗順応にも明順応にも対応できること、3.業務仕様に特化したシンプルなデザインで乗降されるお客様が違和感を感じないこと、堅牢性が高く、裸眼でも眼鏡使用者でも使用できること、などの要望を取り入れたプロトモデルが完成しました。

今回の実証実験では、実際の運行での運転士による製品テストを実施し、未着用時と比較した疲労・ストレスの軽減効果や視認性を確認いたします。なお、 12月18日(月) から実証実験を経たうえで、 2024年1月より東急電鉄にて正式採用が予定されており、安全第一な鉄道運行において、運転士や乗務員の安全な視界確保や、疲労軽減、運転台のダッシュボードや信号、計器類が反射して見づらいという現象の軽減や、日中の運転台のパネル、沿線建物のガラス、対向する車両やレールからの反射光が運転席前面のガラスへ映り込むことを低減することで前方の視認性の向上につながることが期待されています。

山本光学は、長年にわたって蓄積された技術力と製品開発力で常に新しいマーケットニーズに応え、光をコントロールするコア技術をベースに、産業安全や個人用保護具、スポーツからレジャーまでライフスタイル全般を支えるアイウェア製品を世界に送り出してきました。当社は、これからも『Comfortable Safety(快適な安全)』を事業コンセプトに、新たなマーケットの開拓に積極的に取り組むとともに、スポーツシーンや過酷な現場で働くプロの安全な視界を護る製品開発を続けてまいります。





■製品特長
眩しさや映り込みを軽減し、前方視認性を高める『明るめの偏光』レンズ



可視光線透過率30%・偏光度90%の偏光レンズは、耐衝撃性に優れ、傷つきにくく、軽量なポリカーボネート製。内側マルチコートで眩しさや映り込みを軽減しつつ、日本人に適した明るめのライトスモークレンズ。建物や跨線橋などの日陰に入った際でも暗く感じにくい。

運行業務に必要な情報の視認性をサポート



JIS T7333『屈折補正用眼鏡レンズの透過率の仕様及び試験方法』に基づいた光学試験をクリア。
信号機で使用される赤・黄・緑・青の4色に対して、必要な視認性を確保しています。


暗転時には即座に裸眼で前方視認ができるレンズ跳ね上げ「フリップアップ」機能



トンネル(隧道)突入時や地下通過の際は、手でレンズを跳ね上げれば即座に裸眼の状態となり、明るい視界を確保。フリップアップ機能が、トンネル(隧道)や地上線の出入りなど、明順応や暗順応への素早い適応をサポートします。



■製品仕様


共通スペック



■企業情報
名称 山本光学株式会社(ヤマモトコウガクカブシキガイシャ)/YAMAMOTO KOGAKU CO.,LTD.

■山本光学公式サイト :https://yamamoto-kogaku.co.jp/
■SWANS公式サイト:https://swans.co.jp/
■YAMAMOTO公式サイト:https://yk-yamamotokogaku.co.jp/
所在地
本社 〒577-0056大阪府東大阪市長堂3丁目25-8 TEL. 06-6783-0232(代表)
東京支店 〒112-0004 東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル8階 TEL.03-3868-5501(代表)
代表者 代表取締役社長 山本 直之
創業 明治44年(1911年)
事業内容 産業安全用保護具・スポーツ用各種アイウエア・眼鏡・光学機器等の製造販売
工場 大阪、兵庫(淡路島)、徳島

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