2022年 年頭挨拶

2022/01/04  蝶理 株式会社 



2022 年1月4日
蝶理株式会社
代表取締役社長 先濵 一夫
2022 年 年頭挨拶
明けましておめでとうございます。

新型コロナ禍における事業活動は約 2 年に及びます。先行き不透明で行動が制限される
環境の下、感染拡大防止に努めながら業務を遂行されたことに感謝申し上げます。

蝶理の創業 161 年目となる 2022 年を「更なる進化・変化」を加速する大きな節目の年と
することを社長として宣言します。私たちは「常に進化する」という経営方針の下、中期経
営計画の基本方針にも「グローバルに進化・変化し続ける」と掲げ、中期経営計画達成に向
け、ここまで順調に進捗しています。そこから更に進化・変化しなければならない理由は2
つです。

1つ目の理由は、4 月に実施される東京証券取引所の市場区分の見直しです。私たちはプ
ライム市場への移行を予定しています。
「企業は社会の公器である」という言葉があります
が、まさにこれから私たちは、社会の公器としての価値を問われることになります。プライ
ム市場に移行する企業は、気候変動リスク、人権問題、ダイバーシティ、DX、コンプライ
アンスなどの様々な課題や全てのステークホルダーとの関係における対応をタイムリーに
開示することを求められます。企業としての理念や方針を共有し、様々な社会的課題に対し
て責任をどう果たし、また今後どう果たすつもりか、根拠を持って説明しなければなりませ
ん。私たちが今よりも更にステージを上げて「社会の公器たる企業」としての説明責任をし
っかり果たすよう、全員が理解を深めて取り組むことが重要です。

もう 1 つの理由は、次期基幹システムの導入です。2020 年からのプロジェクトで、時間
をかけて議論を重ねてきました。今年はいよいよ業務の標準化を行う段階に入ります。シス
テムを変えること自体が目的ではなく、これは蝶理全体を変えるプロジェクトであり、その
ための投資です。これを機に、私をはじめ全役職員の意識を変え、業務を変え、組織を変え、
ビジネスを変え、管理を変え、そして経営を変える「最大の全社運動」が始まるとの覚悟が
必要です。

私たちはこの 20 年間、様々な局面において何度も姿を変えながらここまで来ました。変
化には痛みや困難や苦労を伴いますが、変化無くして会社は継続できません。恐れていては
何も変えられません。新しい未来の蝶理グループのために、一丸となって挑戦しましょう。
未来は、今の私たち次第です。

2022 年を蝶理の長い歴史における記念すべき一年にしたいと強く思っています。
一年間、健康に気をつけて、明るく、元気に、一緒に頑張っていきましょう。
以上

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