株式会社青幻舎は、写真家・映像監督の奥山由之がデビューから12年間に渡り手掛けてきた数々のクライアントワークを1冊にまとめた写真集『BEST BEFORE』を刊行します。米津玄師、星野源、あいみょんといったアーティストとのコラボレーション、ポカリスエットなどの広告写真、大河ドラマ『麒麟がくる』のメインビジュアル、『GINZA』などのエディトリアルワーク、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈といった時代を象徴するアイコンのポートレートなど、その質と量に圧倒される奥山の仕事。
個性的で唯一無二の世界観が500ページを超える大ボリュームの決定版としてまとまります。刊行は2 月上旬。その一般発売に先駆けて1月23日から代官山 蔦屋書店店頭にて先行発売が開始されます。
当リリースでは、米津玄師氏による、推薦コメントを初公開!「感電」のMVやアーティスト写真における米津氏との創作を通して、多大な刺激を受けたという奥山。お互いの創作をリスペクトする、そんな関係性が伺えるコメントが、本書に寄せられました。また、いよいよ発売が間近に迫った本書のレイアウトを、一部公開します。
■推薦コメント
彼のユーモアにはいつだって心が動きます。
光を見つけて切り取る力。尊敬しています。
米津玄師
■書籍概要
2010年のデビュー以来、数々の写真集や展覧会で精力的に作品を発表し続け、写真新世紀優秀賞や、講談社出版文化賞を受賞。近年では、話題のMVやTVCMを数多く監督し、まさに現在のクリエイティブシーンを牽引している奥山由之。本書は、奥山が作品制作と並行してこれまでに撮影してきた“クライアントワーク”に焦点を絞り、デビューから現在に至るまでの12年分の仕事を1 冊にまとめた、自身初のクライアントワーク集です。米津玄師、星野源、Mr.Children、RADWIMPS、あいみょん、福山雅治、サカナクションといったアーティストとのコラボレーション、ポカリスエット、JR SKISKI、NTTドコモなどの広告写真、大河ドラマ『麒麟がくる』のメインビジュアル、『VOGUE US』など世界的な雑誌をはじめ『GINZA』『SWITCH』『花椿』といったエディトリアルワークに加え、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈、本田翼といった時代を象徴するアイコンたちのポートレートなど、その仕事の質と量には圧倒されます。
収録作品は奥山自らがセレクトし、作品総数445点、512ページの大作になりました。奥山がデビュー以降、クリエイティブシーンに刻んできた影響の大きさと、唯一無二の存在感を物語る1 冊です。
クライアントや被写体と真摯に向き合い、じっくりと丁寧に関係性を築き上げ、極限までアイデアを考え抜き、試行錯誤の検証を繰り返した先に辿り着いた、まさに結晶のような写真群は、クライアントワークではありながら「広告的なもの」「商業的なもの」とは明らかに一線を画し、“写真表現”として語りかけてくる強さや個性があります。また奥山の表現は、色味や質感といった表面的な統一感がなく、まるで子どもが遊び散らかした部屋さながらの混沌、パワフルさ、無邪気な情熱に満ち溢れています。
多重露光、エマルジョン・リフト、スローシンクロ、コラージュ、複写、感光……などといった緻密に計算された実験的な手法によって生み出された作品から、瞬発力を活かして決定的瞬間を切り取ったドキュメント写真まで、ジャンルを超えて作品ごとに更新されるそのスタイルは、一回一回の撮影を徹底的に突き詰める奥山だからこそ成せる業といえます。
多岐に渡りインパクトを残し続ける奥山の仕事。そこに太く貫かれた「奥山らしさ」とは一体なんなのか。読者は、ページを捲るごとに、個性的でユーモア溢れる奥山の世界観に惹き込まれ、圧倒的な視覚体験をすることになるでしょう。
本書のタイトル「BEST BEFORE」は“賞味期限”を意味する言葉。この一見アイロニカルなタイトルは、本書に収録された作品の輝きが永遠に色褪せないことを証明するため、逆説的に名付けられました。
2010年代以降のビジュアル表現における金字塔となり得る本作を、是非お楽しみに。
■本書掲載のコンテンツ一覧
EYESCREAM/ あいみょん/荒川良々/新木優子/andymori/ANREALAGE/岡田健史/OKAMOTO'S/Casa BRUTUS/岸井ゆきの/木村カエラ/大河ドラマ「麒麟がくる」/GINZA/窪塚洋介/クリープハイプ/くるり/気仙沼漁師カレンダー/Cocco/小松菜奈/コムアイ/サカナクション/佐久間由衣/Suchmos/The SALOVERS/JR SKISKI 2019-2020/SPUR/SWITCH /杉咲花/菅田将暉/スティーブン・ショア/Them magazine/装苑/Zoff/高畑充希/多部未華子/玉城ティナ/千總/Chara/テリー・ライリー/TOMORROWLAND/TRANSIT/中条あやみ/仲野太賀/The New York Times Style Magazine: Japan/never young beach/野田洋次郎/長谷川博己/花椿/浜辺美波/美術手帖/HIMI/平手友梨奈/広瀬すず/FACETASM x Coca-Cola capsule collection/FIGARO japon/HOUYHNHNM/福山雅治/BRUTUS/古舘佑太郎/VOGUE US/ポカリスエット/星野源/VOSTOK……etc
■本文イメージ
■先行発売について
・1月23日(日)から代官山 蔦屋書店店頭にて、先行販売を行います。
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サイン本予約販売について
《受付期間:2022年1月31日(月)24時まで》
・代官山 蔦屋書店オンライン
https://store.shopping.yahoo.co.jp/d-tsutayabooks/art56981j-9784861528811.html
・紀伊國屋書店ウェブストア
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784861528811
・honto
https://honto.jp/netstore/pd-book_31382803.html
・青幻舎ECサイト
https://shop.seigensha.com/products/978-4-86152-881-1
■書誌情報
一般発売:2022年2月上旬
先行発売:2022年1月23日
書名:BEST BEFORE
著者:奥山由之
アートディレクション:平林奈緒美
寄稿:伊藤貴弘(東京都写真美術館学芸員)/河尻亨一(編集者)
判型:B5変形/上製本
ページ数:512頁
定価:本体8000円+税
ISBN:978-4-86152-881-1 C0072
■『BEST BEFORE』500部限定 スペシャルエディション
奥山由之がデビューから12年間に渡り手掛けてきた数々のクライアントワークを1冊にまとめた珠玉の写真集『BEST BEFORE』500部限定のスペシャルエディション
タイムレスで重厚な存在感を感じさせる黒の表紙(通常版)に対して、エッジのたった強いインパクトを放つシルバーの表紙が、500部限定のスペシャルエディションとして販売されます。『BEST BEFORE』=賞味期限 という意味のタイトルともリンクするようなプロダクト感がありながら、シルバーに光るその佇まいは、まるで“ナマモノ”のようで、通常版とはまた異なるユニークな表情があります。全冊サイン入、著者による手書きのエディションナンバー入です。
※「限定版」は注文殺到につき、出版社在庫が品切れとなりました。
取り扱い店舗については下記リンクよりご確認ください。
URL▷
https://shop.seigensha.com/products/978-4-86152-881-1_sp
■仕様について
・500部限定
・サイン入
・著者による手書きのエディションナンバー入
■書誌情報
書名:BEST BEFORE 限定版
著者:奥山由之
アートディレクション:平林奈緒美
寄稿:伊藤貴弘(東京都写真美術館学芸員)/河尻亨一(編集者)
判型:B5変形/上製本
ページ数:512頁
定価:本体15000円+税
■著者プロフィール
奥山由之 (おくやま・よしゆき)
1991年東京生まれ。
第34回写真新世紀優秀賞受賞。第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。
主な写真集に、『flowers』(赤々舎)、『As the Call, So the Echo』(赤々舎)、『POCARI SWEAT』(青幻舎)、『BACON I C E CREAM』(PARCO出版)、『Girl』(PLANCTON)、『君の住む街』(SPACE SHOWER BOOKS)、『Los Angeles / San Francisco』(UNION PUBLISHING LTD.)、『The Good Side』(Editions Bessard)、『Ton! Tan! Pan! Don!』(bookshop M) 、台湾版『BACON ICE CREAM』(原點出版)などがある。
主な展覧会は、「As the Call, So the Echo」Gallery 916、「BACON ICE CREAM」パルコミュージアム、「君の住む街」 表参道ヒルズ スペースオー、「白い光」キヤノンギャラリーS、「flowers」PARCO MUSEUM TOKYO、「THE NEW STORY」POST など。近年は、映像の監督業を中心として活動をしている。