【THK株式会社】クロスローラーリング「RBU形」をラインナップに追加

2022/08/25  THK 株式会社 

内外輪一体形の安定構造で組付けの時短化に貢献

THK株式会社(代表取締役社長:寺町彰博、以下、THK)は、内外輪一体形の安定構造により、組付けの大幅な時短化に貢献するクロスローラーリング「RBU形」を新たにラインナップとして追加します。


クロスローラーリング「RBU形」

クロスローラーリングは、内外輪の間に円筒ころ(ローラー)がスペーサリテーナを介して交互に直交配列されているため、あらゆる方向の荷重(ラジアル荷重、アキシアル荷重、モーメント荷重)を負荷することができ、なおかつ高い回転精度が得られます。こうした特長を有するクロスローラーリングは、産業用ロボット、工作機械、減速機をはじめ、高剛性、高精度な回転運動を必要とする装置の旋回用軸受として広く採用されています。
「RBU形」の構造と特長

昨今、自動化・省人化の後押しを受けて世界的に出荷台数を伸ばしている産業用ロボット、減速機の生産現場では、組付けの作業効率を上げるために作業工程の見直しや改善が求められています。さらには、同じ人員で一層の生産性向上に繋げる体制づくりが急務となっています。クロスローラーリングは高精度な回転運動が得られる一方で、シビアな組付作業が要求されるため、組付けの経験を重ねることもさることながら、作業効率を上げることはこれまで困難とされていました。

そこでTHKは、クロスローラーリングの組付けの時短化に貢献すべく、内外輪一体形の安定構造を有し、なおかつ性能面でも安定した回転精度・回転トルクを併せ持ったクロスローラーリング「RBU形」を新たにラインナップとして追加します。製品ラインナップは軸径 φ20~190からなる全24形番を展開。また、既存形番の「RB形」とは寸法に互換性があり、設計変更を伴わずに「RBU形」への簡単な置換えが可能です。

THKは独自の新製品開発を通して、あらゆる分野の自動化・省人化需要にお応えし、生産性向上、工程改善のためのソリューションをご提案してまいります。

特長


容易な組付調整

細かい組付調整が不要なため、装置への組付けが容易で、時間短縮に貢献します。 産業用ロボットの関節部や旋回部、そして減速機の組付けなどでは、生産台数が多ければ多いほど、抜群の時短効果を発揮します。


軸受性能の安定化を実現

内外輪一体形構造のため、外輪分割形の「RB形」と比較し部品剛性が向上しています。そのため、ハウジングの精度や剛性の影響を受けにくく、安定した性能が得られます。


既存形番から置換え可能

既存形番である「RB形」とは寸法に互換性があり、設計変更を伴わずに簡単に置換えが可能です。


豊富なラインナップ

軸径 φ20~190からなる全24形番を展開。

<ニュースリリース>
https://www.thk.com/?q=jp/node/23104
<プレスリリース>

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