パーソルグループ、LGBTQ+当事者を対象とした社内制度・支援を拡充~同性パートナーシップに係る福利厚生制度導入企業の拡大、通称名の利用、LGBTQ+専門の相談窓口設置を実施~ [パーソルホールディングス]

2025/03/31  パーソルホールディングス 株式会社 

パーソルホールディングス

コーポレート DEI

パーソルグループ、LGBTQ+当事者を対象とした社内制度・支援を拡充~同性パートナーシップに係る福利厚生制度導入企業の拡大、通称名の利用、LGBTQ+専門の相談窓口設置を実施~

更新日:2025年03月31日

「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:和田 孝雄)は、LGBTQ+などの性的マイノリティ(以下:LGBTQ+)の社員を対象とした社内制度や支援を4月1日より拡充することをお知らせします。同性パートナーシップに係る福利厚生制度導入企業の拡大、戸籍名と異なる通称名の利用、LGBTQ+専門の相談窓口設置を通じ、性的マイノリティの当事者であっても非当事者であっても、誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を目指します。

パーソルグループは、すべての人たちが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会の実現を目指しています。グループ内では、2019年よりDiversity, Equity & Inclusion(DEI)ポリシーを掲げ、各種取り組みを実施してまいりました。さらに、2024年より掲げている「中期経営計画2026」では、8つのマテリアリティのうちの一つとして「人権の尊重」をテーマとして選定。責任ある企業として、パーソルグループの事業活動が影響を及ぼすすべての方々の人権が尊重されねばならないという認識に立ち、このたび、LGBTQ+当事者を対象とした社内制度・支援をグループ横断で拡充することといたしました。
4月1日より、福利厚生等の人事制度の整備の一環として、同性パートナーシップに係る福利厚生制度適用の導入企業を2社から16社へ拡大します。会社の法的婚姻に準じた福利厚生制度を整備することで、同性パートナーシップを結ぶ従業員に対して、よりはたらきやすい環境づくりを行います。また、会社で使用できる名前に関して、通称名を使用できるようにすることで、トランスジェンダー当事者の方は名前の変更が可能となり、同性パートナーシップを結ぶ方はパートナー姓を利用することが可能となります。さらに、専門性と匿名性を担保したLGBTQ+専門の相談窓口も新設します。

■社内制度・支援の変更点

取り組み導入状況内容
福利厚生等の人事制度の整備25年4月開始・2社から16社(※)へ拡大。
・法的婚姻に係る福利厚生を、同性パートナーシップを結ぶ従業員に対しても適用できるよう整備。まずは結婚に伴う慶事メニューである(1)結婚祝金(2)祝電(3)慶事休暇(結婚)の3つを25年4月より開始。その他のメニューも順次適用予定。
社内での通称名使用の制度化25年4月開始・トランスジェンダー当事者の方から希望があった際は、戸籍名とは異なる名前を使用できるようになる。
・同性パートナーシップを結ぶ方は、パートナー姓が使用できるようになる。
「LGBTQ+はたらく相談窓口」の設置25年4月開始・外部のLGBTQ+専門の相談窓口を開設。匿名での相談や、当事者の方はもちろん、当事者の方への配慮や対応に関する非当事者の方の相談も可能。相談窓口は、パーソルを雇用元とする派遣スタッフも利用可能。
ハラスメント・差別の防止と多様性理解のための研修・啓発活動19年度よりすでに開始・e-learningの社内研修「DEIリテラシー研修」および「多様な性のあり方を学ぶ」を実施。

※2社から16社への拡大について:
パーソルダイバース株式会社(2017年よりすでに導入済み)
パーソルキャリア株式会社(2019年よりすでに導入済み)
パーソルエクセルアソシエイツ株式会社
パーソル&サーバーワークス株式会社
パーソルキャリアコンサルティング株式会社
PERSOL Global Workforce株式会社
パーソルデジタルベンチャーズ株式会社
パーソルイノベーション株式会社
ミイダス株式会社
シェアフル株式会社
ポスタス株式会社
パーソルホールディングス株式会社
株式会社パーソル総合研究所
パーソルファシリティマネジメント株式会社
パーソルベンチャーパートナーズ合同会社
社会保険労務士法人 TSR

■これまでの取り組み

グループ内では、2019年よりDEIの取り組みを実施しており、社内LGBTQ+アライコミュニティを発足したほか、一部のグループ各社では事実・同性パートナーシップに係る福利厚生制度の導入(パーソルダイバース、パーソルキャリア)やサービス利用時の性別登録の任意化(パーソルダイバース、パーソルキャリア)、LGBTQ+に関する研修資料の無償公開(パーソルホールディングス)、イベント・セミナー実施など、性的マイノリティの当事者であっても非当事者であっても、誰もが「はたらいて、笑おう。」を実感できる社会を目指した活動を続けてまいりました。

■コメント

パーソルホールディングス株式会社 グループ人事本部長 大場 竜佳
私たちパーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」というありたい姿を掲げ、グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」の実現を目指しています。そして、私たちが目指す世界を実現する上で、DEIの推進は必要不可欠であると考えています。社会や組織は、多数派の人々を前提として作られている場合がまだ多くあります。そのような前提によって、マイノリティと呼ばれる少数派の人々は、何かしらの制約や生きづらさを抱えている場合があります。こうした制約や生きづらさをできる限り取り除き、多くの社員が自分らしくはたらける環境を創っていくことは、私たちが掲げる人権方針において重要な取り組みとなります。
今回の社内制度・支援の拡充に関しては、同性であることが理由でパートナーに係る福利厚生が受けられない、パートナー姓を名乗ることができない、自認される性別とは異なる性別を連想する名前の使用にストレスを感じてしまう、といった悩みや困難を抱える社員に対して、よりはたらきやすい環境を会社として整えるものです。これにより、より多くの社員が“はたらくWell-being”を体現できる状態を目指します。そして、さまざまな属性、価値観、能力をもつ社員が集まるパーソルグループが、その影響を広げることで、多様な「はたらいて、笑おう。」が実現する社会につながると強く信じています。

■パーソルホールディングス株式会社について

1973年の創業以来、人材派遣、人材紹介、アウトソーシング、設計開発など人と組織にかかわる多様な事業を展開。2008年10月に共同持株会社テンプホールディングス株式会社を設立。2017年7月よりパーソルホールディングス株式会社へ社名変更。
東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。2024年3月期売上収益1兆3,271億円(IFRS)。

■「PERSOL(パーソル)」について https://www.persol-group.co.jp/

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。 はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。

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