マークフォージド社、ものづくり工場の現場向けに設計された、最も柔軟性の高いツール、3Dプリンタ「FX10」を発表

2023/11/08  マークフォージド・ジャパン 株式会社 

第5世代の3Dプリントシステムは、品質保証のための自動化機能と、強くて正確なパーツを造形するために設計されたプリントルーチンを内蔵

【米国・マサチューセッツ州、ウォルサム発】 - マークフォージド・ホールディング・コーポレーション(NYSE:MKFG)は本日、最新の産業用3Dプリンタ、FX10を発表しました。高強度、高精度のパーツを提供する信頼性の高いプリンタというMarkforgedの伝統を継承するFX10は、製造ラインの生産性と収益性を大幅に向上させるよう設計されています。FX10により、ユーザーはオンデマンドで適切なパーツをプリントできるようになり、従来の製造方法と比較してコストを削減し、リードタイムを数カ月から数日に短縮することが可能です。



マークフォージドのシャイ・テレム最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「FX10は、製造現場にとって最高のツールとなるよう設計しました。「FX10により、メーカーは従来の方法と比較してオリジナル部品の交換コストを削減し、サプライチェーンの問題やスペアパーツの在庫を心配することなく生産ラインを稼働させることができます。FX10は、サプライチェーンを強靱にするために、デジタル在庫を増やすことで、製造現場のデジタル化を加速できます。 当社の顧客は今、物理在庫を減らし、生産の歩留まりを向上させながら、運用コストを削減することで、さらに資本を節約できる可能性があります」。

柔軟性を重要視して開発されたこの3Dプリンタを構成するモジュラーシステムは、機能を追加して拡張やアップグレードできるように設計されています。例えば、FX10は、プリントヘッドに統合されたビジョンモジュールを組み込むように設計されており、部品の詳細な画像とデータを取得することで、部品の品質をさらに確保し、プリンタの性能を最適化します。第5世代のCFR(Continuous Fiber Reinforcement:連続ファイバー強化)プリンティングシステムは、加熱されたプリントチャンバー内で高い造形品質を実現し、従来のマークフォージドのインダストリアルシリーズの3Dプリンタと比べて、約2倍の造形速度と最大2倍の造形サイズを可能にし、金属部品を、3Dプリントされた複合材料に置き換えることを可能にします。

「FX10は、必要なパーツを必要な場所で工業ニーズに合わせて提供する分散型ものづくりという当社の使命におけるもう一つの重要なマイルストーンです。FX10によって、当社の顧客は明確な投資対効果で、さらに多くの産業用アプリケーションに対応できるようになります。当社のDigital Sourceプラットフォームと組み合わせることで、分散型ものづくりのビジョンを現実のものとすることができます。「FX10は、3Dプリンタの使用を簡素化し、顧客の生産にリジリエンスを持たせるために構築された、自動化に必要な一連の機能を備えています。 製造ラインが停止したり、あるいは製造の治工具などが必要なとき、FX10のユーザーは、ただプリントボタンを押すだけでいいのです。


FX10は、最前線の製造ラインオペレーターに、簡単に操作できるように設計されています。シンプルなタッチスクリーンインターフェースと新しい自動化および品質保証技術の組み合わせにより、ユーザーは、以前のMarkforgedプリンタと比較して、印刷前および印刷中にオペレーターが必要とする操作項目の数を減らしながら、FX10からより多くのパーツを造形することができます。

プリントヘッドに搭載された光学センサーは、一貫性と信頼性を確保するため、造形中にパーツの寸法精度を自動的に検証し、同時に機械の健全性と性能も評価します。FX10に搭載されたレーザーマイクロメーターは、印刷中にパーツをスキャンし、機械の自動較正を支援します。検査ソフトウェアがセンサーからのデータを解釈して寸法を確認し、造形が終了するとすぐにユーザーに品質保証データを提供します。

FX10の素材供給システムとしては、最大4つの800ccスプールを収納できる、個別に密閉された収納ベイが内蔵されています。FX10は、造形中にフィラメント保管ベイ間のスプール交換を自動的に実行することができ、ユーザーは造形を中断することなく空のスプールベイを再装填することができます。

The Digital Forgeは、FX10のあらゆる側面を可能にする、現代の製造業者のためのアディティブ製造(AM)プラットフォームです。3Dプリンタ、クラウド対応ソフトウェア、プロセス改善ツール、幅広い工業用材料で構成される完全なAMプラットフォームであるDigital Forgeは、既存の製造エコシステムに統合することを目的として構築されています。Digital Forgeを使用することで、ユーザーは組織全体で部品を共有し、中央の管理センターから、装置が導入されているフリート機器のパフォーマンスを監視することができます。



マークフォージドについて
マークフォージド(NYSE:MKFG)は、産業用3Dプリンティングを工場現場に導入することで、より強靭で柔軟なサプライチェーンを実現しています。当社のアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォーム「The Digital Forge」により、製造業者は金属と高度な複合材料の両方で強度と精度の高い部品を作成することができます。当社は、日本を含めて世界70カ国以上で、10,000社以上のお客様にオンデマンドの工業生産を必要なポイントに提供しています。当社はマサチューセッツ州ウォルサムに本社を置き、The Digital Forgeの信頼性と使いやすさを実現する高度なハードウェア、ソフトウェア、材料を開発および製造しています。詳細については、www.markforged.comをご覧ください。




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