プログラマブルコントローラ「FC6A 形Plus」から Microsoft Azure にデータ送信が可能に

2022/09/14  IDEC 株式会社 

2022年 9 月 14 日
IDEC 株式会社

AWS(Amazon Web Service)に加え、Microsoft Azure への接続に対応
プログラマブルコントローラ「FC6A 形 Plus」から
Microsoft Azure にデータ送信が可能に


IDEC 株式会社(代表取締役会長兼社長:舩木 俊之)は、2015 年から高機能なプログラマブルロジックコントローラ「FC6A 形 All-in-One CPU モジュール」の発売を開始し、2017 年には、さらに高性能・多機能な「FC6A 形 Plus CPUモジュール」を発売いたしました。高性能と手軽さを一台で実現する All-in-Oneタイプと、大型機械や小規模の生産ライン全体の制御可能にする Plus タイプをラインアップし、遠隔監視・操作をはじめとする IoT を手軽に実現できます。

近年 IoT の普及により、各種機器から集めたさまざまなデータをサーバーに保存し、そのデータを分析・活用する需要が高まっています。FC6A 形 Plus は、2020年に MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)対応となり、汎用的なMQTT ブローカーや AWS(Amazon Web Service)への接続に対応しました。

そして 2022 年 9 月 14 日(水)に予定しているソフトウェアバージョンアップにより、MQTT プロトコルによる、Microsoft Azure との接続に対応いたします。

今回のバージョンアップにより、簡単な設定で Microsoft Azure IoT Hub に接続することができ、Azureをベースとしたさまざまなサービスとの連携も容易になります。Azure IoT Hub Device ProvisioningService(DPS)に対しても接続可能であり、多数のデバイスを効率よく管理できます。また、Azure IoTCentral アプリケーションを活用すると、クラウド上で作成したダッシュボードに対して、簡単にデータ連携を行う事も可能となります。

生産現場だけでなく、さまざまな機械・設備において FC6A 形 Plus を IoT コントローラとしてお使いいただくことにより、低コストで効率的なデータ収集が可能となります。これにより、傾向や状況をリアルタイムに把握することができ、業務の効率化や生産性向上に貢献いたします。

【これまでの課題】

■ 通信機器や中間サーバーを設置すれば PLC のデータをデータ収集サーバーに集約することが可能だが、費用面、開発面において難易度が高く、簡単には導入できない。

【FC6A 形 Plus による解決案】

■ MQTT 対応のため、PLC から直接クラウド等のデータ収集サーバーと通信することが可能。

■ 主要なクラウドベンダーである AWS に加え、Microsoft Azure にも対応することで、さまざまな IoTサービスとの連携が可能。

■ 制御とセンシング、通信を 1 台で行えるため、簡単に IoT 化の需要に対応。

■ Modbus や EtherNet/IP 等の産業用通信プロトコルへの対応により、周辺装置の監視用データを収集可能。

以上

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