再生誘導医薬レダセムチド(HMGB1断片ペプチド)の心筋症および陳旧性心筋梗塞を適応症とした特許登録(オーストラリア)のお知らせ

2024/06/17  株式会社 ステムリム 

2024 年 6 月 17 日

株 式 会 社 ス テ ム リ ム

再生誘導医薬レダセムチド(HMGB1断片ペプチド)の心筋症および陳旧性心筋梗塞を適応症とした特許登録(オーストラリア)のお知らせ

当社から塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長CEO:手代木 功)へ導出済みの再生誘導医薬®開発候補品レダセムチド(HMGB11)より創製したペプチド医薬、開発コード:S-005151)を利用した心筋症、陳旧性心筋梗塞2)およびそれらに伴う慢性心不全に対する新規治療に係る用途特許について、下記のとおりオーストラリアにおいて特許が登録されることとなりましたので、お知らせいたします。

発明の名称 : 心筋症、陳旧性心筋梗塞および慢性心不全の治療薬
出願地域 : オーストラリア
出願番号 : 2018213671号
登録(公告)番号 : 未定
出願人 : 株式会社ステムリム、国立大学法人大阪大学

本特許は、現在開発が進んでいるレダセムチドの適応症の拡大を目的とするものであり、本特許の成立により、オーストラリアにおけるレダセムチドに基づく心筋症および陳旧性心筋梗塞、ならびにそれらによって引き起こされる慢性心不全の治療薬開発の可能性を担保することができるものと考えます。 なお、当社はこれまでに日本、米国、欧州をはじめとした世界各国において、HMGB1 断片ペプチド(レダセムチドを含む)の物質特許ならびにその用途特許を含む多くの特許を取得しており、本特許の成立を含め、現在までに全世界で100 件超の特許が成立しております。

なお、本件による2024年7月期通期業績への影響はありませんが、開示すべき事項が生じた場合には速やかに開示いたします。

以上

1) HMGB1(High Mobility Group Box 1):体内の間葉系幹細胞を患部に誘導する細胞の核内タンパク質の1つ
2) 陳旧性心筋梗塞:冠動脈が閉塞し心筋壊死を起こした心筋梗塞が、発症後30日以上経過し、病状が安定した慢性期の状態。

※「再生誘導」、「再生誘導医薬」、「再生誘導医学」、「再生誘導医療」はステムリムの登録商標です。

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