(株)キノテックへの出資および共同研究を開始しました

2024/08/06  共英製鋼 株式会社 

2024 年8月6日
共英製鋼株式会社

(株)キノテックへの出資および共同研究を開始しました

共英製鋼株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長廣冨靖以)は、株式会社キノテック(東京都中央区、代表取締役社長母里修司氏、以下、キノテック)への出資、および電気炉ダストからの湿式金属亜鉛回収技術の開発に関する共同研究契約を7月31日に締結しましたのでお知らせいたします。

キノテックは、電気炉ダスト(以下、ダスト)と呼ばれる鉄スクラップを溶解する際に発生する産業廃棄物から、直接高純度の亜鉛を生産する新キノテック法(直接アルカリ浸出電解法)を開発し、これを世界中に普及・展開することをミッションに掲げています。

従来法では、発生したダストを処理工場に輸送し、化石燃料による還元揮発処理によって粗酸化亜鉛を精製したのち、再度亜鉛精錬工場へと搬送して亜鉛精錬を行っていました。

新キノテック法はダストから直接亜鉛を回収できる画期的な技術であり、電炉工場内でのダストの自家処理を可能にするため、コストや環境負荷を大幅に低減させることができます。

この度、新キノテック法の大規模商業プラントでの実用化を見据えた、パイロットプラントでの実証実験の開始にあたり、この研究に当社も参画することといたしました。

新キノテック法の実用化は、鉄鋼事業におけるゼロエミッションを目指す上で必要な技術開発だと考え、本共同研究への参画を通じて、資源循環型社会の実現に貢献してまいります。

お問い合わせ先:共英製鋼株式会社 生産企画部
サステナブルテクノロジー研究センター(06-6346-5321)

以上

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