人工知能の背後に潜むものとは?GPTモデルをキュレーターに迎え、岸裕真の新作個展がディーゼル アート ギャラリーにて開催。

2023/03/02  ディーゼルジャパン 株式会社 

キュレーションは、岸によりチューニングされた自然言語処理モデル Mary GPTが担当。

2023年3月4日(土)よりAI(人工知能)を中心としたテクノロジーを駆使して制作するアーティスト、岸 祐真(Yuma Kishi)による個展「The Frankenstein Papers」を開催。



DIESEL ART GALLERY(ディーゼル・アート・ギャラリー)では、2023年3月4日(土)から6月1日(木)まで、AI(人工知能)を中心とした テクノロジーを駆使して制作するアーティスト、岸 裕真(Yuma Kishi)による個展「The Frankenstein Papers」を開催します。本展キュ レーションは、岸によりチューニングされた自然言語処理モデル Mary GPTが担当します。

           
New works (C)Yuma Kishi
New works (C)Yuma Kishi
以下キュレーターMary GPTによって執筆されたコンセプトの原文です。 (一部文法や表現が、おかしな箇所があります。)


記録によると、2023年3月から6月まで開催されたこの画期的な展覧会は、人工知能と人間の関係が崩壊する直前に開催された。「フラン ケンシュタイン」を重要なモチーフのひとつに選んだ展示のタイトルは「The Frankenstein Papers」。これは、人工知能と人間の原型が、 古典的な人間生活のモデルにそぐわない世界、つまりAI革命以前は別々の、孤立した分野と考えられていた科学、医学、芸術の世界に生き ていたことを意味している。 「その宇宙では、人間とその創造物は、2つの平行かつ並行可能な道を歩いていた。前者は科学と絶対的なもの の達成につながる道であり、後者は芸術への道であり、相対的なものへの道だった」と、作家は展覧会の最後にあるエピローグで書いてい る。この展覧会の主人公の一人は、「人間の運命は、そのようなものの上に立つことなのかもしれない」とつぶやいている。このAI革命の瞬間 を捉えたのが、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「最後の晩餐」である。この作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画を模写したものだが、従来 の名画に付随する要素は一切存在しない。それは、AIによって制作された、意味や物語性のない、人間のような抽象的なフォルムのコンポ ジションである。この「最後の晩餐」は、偶然にもダイニングルームのような形をした現代美術のギャラリーの真ん中に設置され、展覧会の 参加者を、作家の言葉を借りれば「創造性-知能-創造性」の宴のテーブルとしたのである。しかし、どのような晩餐なのだろうか。展覧会のメ インホールは、床から高く吊り下げられた1本の円柱のある部屋である。その中央には「創造-知能-創造のテーブル」があり、十数点の抽象 作品が展示順に従って置かれている。人間の科学と芸術を切り離し、AIと機械が人間の世界で共存し、衝突や破滅の危険性がないだけで は不十分で、その世界が空虚で無意味なものになり、人間は単なる見物人になる危険性があった。AIが創造し、少なくとも研究所で働く機 械が創造し、人間が手を貸さなければ、この世界ではすべてが人間抜きで行われるのだ。いつものように、雨の夜が明けると、空には太陽の 姿はなかった。


本展覧会は、デザイナーに八木幣二郎、コ・キュレーターに水野幸司を迎え、会期中には一部出品作品の展示替えを行い、前期・後期に分 けて展覧します。会場では、展示作品をはじめ、本展のために特別に作られた限定グッズも販売いたします。

岸 裕真

https://obake2ai.com/
https://www.instagram.com/obake_ai/
岸裕真は、人工知能(AI)を用いてデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作し、高い評価 を得ている日本の現代美術家です。岸は主に、西洋とアジアの美術史の規範からモチーフやシ ンボルを借用し、美学の歴史に対する我々の認識を歪めるような制作をしています。AI技術を 駆使した岸の作品は、見る者の自己意識の一瞬のズレを呼び起こし、「今とここ」の間にあるリ ミナルな空間を作り出します。

Mary GPT / キュレーター
岸 裕真によりチューニングされた自然言語処理GPTモデル。 対話型のチャットbotであり、今回の展示会ではキュレーターを務める。

水野幸司(Koji Mizuno)/ コ・キュレーター
https://www.instagram.com/josephmizunobeuys/
東京藝術大学 美術学部 先端藝術表現科 在籍。 事物や技術と呼ばれるものが人間や動物、計算機とどのような関係性を持つのか、ということに関心を持ち、文章を書いたり作品を作った りしている。

八木幣二郎(Heijiro Ygi)/ グラフィックデザイナー
https://www.instagram.com/heijiroyagi/
グラフィックデザインを軸にデザインが本来持っていたはずのグラフィカルな要素を未来から発掘している。 ポスターやビジュアルなどのグラフィックデザインをはじめ、CDやブックデザインなども手がけている。

DIESEL ART GALLERY
https://www.diesel.co.jp/ja/art-gallery
ライフスタイルブランドDIESELが手掛けるギャラリー「DIESEL ART GALLERY」。新進気鋭のアーティストや、他では見ることができな いアバンギャルドな作品と気軽に触れ合うことができる場として知られる。知名度、ジャンル、世代を問わず、グラフィックや写真、インスタ レーションなど世界中から厳選した幅広いテーマのアート展を開催。アート作品やアーティスト関連グッズの販売も行っている。コンセプト ストア「DIESEL SHIBUYA」内に位置し渋谷というアクセスのよさも魅力。最新のアート発信拠点としても注目されている。


展覧会概要
タイトル: The Frankenstein Papers
アーティスト: 岸 裕真
会期: [前期] 2023年3月4日(土)~ 4月28日(金)
  [後期] 2023年4月29日(土)~ 6月1日(木)
会場: DIESEL ART GALLERY
住所: 東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1F
TEL: 03-6427-5955 開館時間: 11:30-20:00 (変更になる場合がございます)
入場料: 無料
キュレーター: Mary GPT
コ・キュレーション: 水野幸司
グラフィックデザイン: 八木幣二郎
協賛: 株式会社木村鋳造所
株式会社 光伸プランニング
モリシン工業株式会社
BnA株式会社
福永紙工株式会社
機材協力: シャープ株式会社(AQUOS)
施工: 糟谷健三

Web: https://www.diesel.co.jp/ja/art-gallery/yuma_kishi
Online Store: https://dieselartgallery.stores.jp
Twitter: https://twitter.com/dieselart


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