世界最小016008Mサイズ(0.16mm×0.08mm)の積層セラミックコンデンサを世界で初めて開発

2024/09/19  株式会社 村田製作所 

世界最小016008Mサイズ(0.16mm×0.08mm)の積層セラミックコンデンサを世界で初めて開発

  • コンデンサ(キャパシタ)

2024/09/19

株式会社村田製作所
代表取締役社長 中島 規巨

株式会社村田製作所(以下、「当社」)は、世界最小016008Mサイズ(0.16mm×0.08mm)の積層セラミックコンデンサ(以下、「当製品」)を世界で初めて開発しました。既存の最小品である0201Mサイズ(0.25mm×0.125mm)より体積比約75%ダウンを実現しました。当製品は2024年10月15日より千葉県・幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2024」の当社ブースで展示予定です。

  • ※2024年9月18日当社調べ。

近年、電子機器の高機能化・小型化により、電子部品の搭載点数増加や搭載スペースの縮小が進んでいます。あらゆる電子機器に搭載される積層セラミックコンデンサについても、電子機器の高機能化に伴って搭載点数が増加しており、最新のスマートフォンには最大で1000個程度使用されています。こうした背景から、限られた搭載スペースで高密度での部品実装を可能にする、超小型品へのニーズが高まっています。

当社は1944年の創業以来セラミックコンデンサの研究開発に携わり、原料、製造プロセス、生産技術などにおいて独自の要素技術を培ってきました。2014年に当社が世界ではじめて商品化した0201Mサイズの積層セラミックコンデンサは、スマートフォン向けモジュールやウェアラブル機器を中心に普及が進んでいます。
当製品の開発は長年にわたる要素技術の結集の成果であり、今後の電子機器のさらなる小型化・高機能化に大きく貢献するものです。

当社は今後も、「Innovator in Electronics」をスローガンに、独創的な製品の提供や技術開発を通じてエレクトロニクス業界をリードしてまいります。

寸法

L/W/T=0.16mm×0.08mm×0.08mm

用途

小型モバイル機器向けの各種モジュール、ウェアラブル機器

サンプル供給時期

2024年度末を予定しています。詳細は個別にお問い合わせください。

お問い合わせ

当製品のお問い合わせはこちら

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

村田製作所トップページを見る

製品・イベントニュースを購読する

メールマガジン無料登録

関連業界