九州観光機構やJTBなど、九州全域の観光活性で連携し、「わくわく観光プロジェクト~九州DXアイランド構想~」を実施

2024/11/02  株式会社 ナビタイムジャパン 

CRM機能付き生成AIレコメンドを本格始動

 一般社団法人九州観光機構、株式会社JTB、JTB九州観光ネットワーク推進協議会、株式会社ナビタイムジャパン、株式会社スキルアップNeXt、株式会社デイアライブは、九州観光DXコンソーシアムを結成し、九州全域の観光活性化を目指す「わくわく観光プロジェクト~九州DXアイランド構想~」を実施いたします。本取り組みは、観光庁 令和6年度「観光DXによる地域経済活性化に関する先進的な観光地の創出に向けた実証事業」の採択を受けて実施するものです。  この一環として、2024年11月より、九州全域への周遊促進を目的とした「CRM機能付き生成AIレコメンド」を開発し、運用を開始いたします。



■背景
 九州は、日本国内外から多くの観光客を惹きつける注目の観光地です。しかし、これらの観光客をリピーターとして定着させ、「九州ファン」と呼ばれるロイヤルユーザーのコミュニティを育成しながら、人気観光地以外への訪問を促すことが課題となっています。

 この課題を解決するため、本実証事業では、九州観光DXコンソーシアムを形成し、各組織の強みを最大限に活かした、以下の取り組みを実施し、観光DXの先進事例の創出と、九州全体の観光促進、広域周遊促進の実現を目指していきます。

実証事業概要


1. 旅行者向け:効果的な魅力発信・観光利便性向上・観光満足度向上
・「CRM機能付き生成AIレコメンド」機能の開発(2024年11月提供開始)
・九州観光機構Webサイト・アプリ内の機能拡充
・生成AIレコメンド機能による九州7県を跨ぐ周遊促進・検証

2. 事業者向け:九州の魅力再発見、効果的な情報発信・人材育成・事業活性化
・九州地域内の観光事業者と連携してスポットデータベースを拡充、
地元ならではの視点を活かした情報をもとに旅行者に最適な旅行プランを提案
・「観光DX人材育成セミナー」を実施(1回目:2024年9月実施 / 2回目:2025年1月開始)

3. 地域向け:データ活用力向上・九州7県連携強化・地域活性化
・事業データ分析結果をもとにする観光戦略モデル策定
本事業から取得したデータの可視化・分析を行い、地域の多様な観光促進施策での活用基盤を構築
・観光データのオープン化
事業成果を広く関係者に活用頂き、デジタルマーケティングを強化

【「わくわく観光プロジェクト~九州DXアイランド構想~」イメージ】

■今後の展開
 初年度は先進的観光促進モデルと運用フローを構築、将来的なデータ利活用基盤づくりに取り組みます。また、この取り組みと並行し、7県観光事業者を対象にDX人材育成を実施、九州全体のリテラシー向上を目指します。来年度以降は、九州7県各地における本事業の横展開を支援、全域の観光活性化、広域周遊促進を実現して参ります。

■各組織の役割


「CRM機能付き生成AIレコメンド」機能について


 観光業界のDX化をさらに推進するため、コンソーシアム事業者であるスキルアップNeXtが有する生成AI技術と、ナビタイムジャパンが提供する「旅行プランニング」機能を活用し、AIが旅行者に最適な観光ルートを提案する「生成AIレコメンドシステム」を開発しました。

 本システムは、地元観光事業者の知見で観光スポット情報を集約し、観光客の嗜好に基づいた最適な旅行プランを提案します。生成AIによるレコメンド機能を通じて、観光客は地元民だけが知るような新たな観光スポットを発見できるだけでなく、「旅行プランニング」機能を活用して、自由に旅行計画に組み込むことが可能です。観光地の位置関係や移動時間を自動計算し、効率的で実現可能なプラン作成をサポートします。
 また、ログイン機能とCRMツールを搭載しており、データの蓄積と分析を通じて、観光客と地元観光事業者との1to1マーケティングを強化します。これにより、付加価値の高いサービス提供による顧客満足度の向上や、地方誘客の促進による九州一体での消費拡大が地域経済活性化へ寄与することも期待されます。

【「CRM機能付き生成AIレコメンド」機能サービスイメージ】

サービスURL:https://aiplan.welcomekyushu.jp


各組織の概要
●一般社団法人九州観光機構について
九州観光機構は、九州地方知事会と九州の各経済団体から成る九州地域戦略会議で策定された「九州観光戦略」の実行組織として2005年4月に設立されました。九州地域における観光客の受入れ体制の整備をはじめ、国内外の重要市場をターゲットとした観光客誘致活動など、この九州観光戦略を実践的かつ着実に展開しています。

●株式会社JTBについて
JTBは「交流創造事業」を事業ドメインとし、全国に広がるネットワークを生かし、さまざまな人流・物流・商流の創造による交流人口の拡大を通じて、地域や観光事業者の課題を解決するお手伝いをしています。人と人、人と場所、人とコトをつなぎ、新たな価値を創出、デジタル&ヒューマンの力で地域に新たなイノベーションを起こすことを追求します。・ホームページ: https://www.jtbcorp.jp/jp/

●JTB九州観光ネットワーク推進協議会について
九州各地域の観光関連施設および連携する組織・団体とJTBが一体となり、「九州はひとつ」の理念のもと、九州への観光客誘致を促進し、観光振興による地域活性化の実現を目指します。

●株式会社ナビタイムジャパンについて
経路探索エンジンの技術で、誰でも、いつでも安全・安心・快適に移動できる社会の実現に貢献します。
・設立:2000年3月1日・URL:https://corporate.navitime.co.jp/
・事業内容:ナビゲーションサイト・アプリの運営・開発(トータルナビ、乗換案内、バス、自動車、自転車、バイク、トラック、ウォーキング、地図、他社との協業など)、経路探索エンジンのライセンス事業、動態管理ソリューション事業、CASE事業、交通コンサルティング事業、交通事業者向けソリューション事業、MaaS事業、メディア事業、ロケーションマーケティング事業、観光ソリューション事業、海外事業、インバウンド事業、トラベル事業

●株式会社スキルアップNeXtについて
「個人・組織による価値創造が続く社会の実現」をVisionに掲げ、先端領域の人材育成・組織開発で日本企業を支援しています。
・設立:2018年5月1日・URL:https://skillup-next.co.jp/
・事業内容:AI/DXを中心としたデジタル人材育成事業、データ分析・AI開発に関わるコンサルティング、システム開発事業、GX(Green Transformation)人材育成事業、AI/DXを中心としたデジタル人材特化型 採用支援事業、Webサービス開発事業、中高生向けAI教育事業

●株式会社デイアライブについて
・事業ミッション:Web・ITを通して地域の振興や課題解決に貢献する
「日本にはWeb・デジタル戦略を立て、施策を有機的に組合わせプロジェクトを推進できる人材が少ない」
デイアライブでは、事業を通して、この課題解決に取り組んでいます。都会よりも地方が、大企業よりも中小企業の方が、Web・ITの活用は遅れており、格差は広まる一方です。
その格差を埋めていくことで地域社会の存続と発展に貢献したい。それが私達デイアライブの想いです。
・設立:2011年7月14日・URL: https://dayalive.jp/
・事業内容:デジタル関連ソリューション提供、デジタル/DX推進支援及び人材育成、Webメディア運営



※ 交流創造事業は、JTBの登録商標です。
※ 「NAVITIME」は、株式会社ナビタイムジャパンの商標または登録商標です。
※ 記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。

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