全長100m、佐賀県唐津の沖合の海底にて未知の沈没船を発見することに成功!

2024/06/13  株式会社 ワールドスキャンプロジェクト 

新型の金属探知センサが活躍!

株式会社ワールドスキャンプロジェクト(本社:東京都新宿区、代表取締役:上瀧良平、以下「ワールドスキャン」)は、2024年6月5日、佐賀県沖合の海底で、未発見の沈没船を発見しました。
発見方法としましては、最初に、共同研究先の九州大学によって取得されたマルチビームソナーのデータを基に、沈没船が眠っているであろう座標位置を特定しました。
その後、ワールドスキャン独自開発の金属探知センサ「ジカイ」を搭載した特殊仕様の水中ドローンを海の中に投入し、水深60メートルの海底地点で沈没船を発見することができました。

沈没船と見られるデータ

水中ドローンが取得したデータを見ると、沈没船はかなりの堆積物に覆われており、初めは人工物と判断するのが難しかったものの、金属探知センサ「ジカイ」の磁気反応により、鉄の構造であることが判明しました。

特殊仕様のJIKAIセンサ搭載型ROV

マルチビームのデータと照らし合わせた結果、巨大な沈没船と特定することができました。

見つかった船体の一部

金属探知センサ「ジカイ」は、従来のセンサ(フラックスゲート方式等)とは異なり、強力な磁気を帯びた物体にセンサを近づけても狂わない上(※着磁という)、サイズも非常にコンパクトです。
そのため、水中ドローン自身が発する磁気による影響や干渉を受けずに、遠隔探査が可能となっており、なおかつ海底での温度による影響も受けにくい強固な対環境設計となっています。そのため、どのような磁気環境に晒されても、正確な磁気探査が可能になります。
これにより、人の手が届かない深海探査、海底ケーブル探査、地雷探査、ローバーによる惑星探査など、過酷な環境での活躍が期待できます。
今回発見された沈没船の場所は、ワールドスキャンが開発した3Dスキャン装置「叢雲(むらくも)」を使用して3D測量を行い、沈没船の詳細を解明していく予定です。
ワールドスキャンは今後も最先端のリモートセンシング技術を駆使し、陸海空の様々な場所で探査を行い、地球上で未だ発見されていない謎を発見し、解き明かしていきます。


<株式会社ワールドスキャンプロジェクト概要>
代表者:CEO 上瀧 良平

設立:2020年1月22日

所在地:東京都新宿区西早稲田2-18-23 スカイエスタ西早稲田 2F

主な事業:ロボット、ドローン、Web3インフラ、汎用IoT端末、その他関連製品の研究開発・設計・製造・販売・輸出

共同研究:九州大学,名古屋大学,東京大学

URL:https://world-scan-project.com/

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