イベント報告「『七夕めぐり2024』への参加:企業×地域による自然共生まちづくりを展開」を掲載

2024/08/08  清水建設 株式会社 

【イベント報告】「七夕めぐり2024」への参加:企業×地域による自然共生まちづくりを展開

当社は、グループ環境ビジョンである「SHIMZ Beyond Zero 2050」において、目指すべき持続可能な社会の一つとして「自然共生社会」を掲げ、生き物がいきいきと共生する社会の実現に貢献することを目的とした「グリーンインフラ+(PLUS)」を推進しています。

グリーンインフラ+(PLUS)の推進にあたり、当社は、さまざまなステークホルダーとの対話や連携を重ね、企業と地域による共創コミュニティの形成及び新たな価値創造の方向性を探索しています。

その一環として、2024年6月29日から7月7日にかけて東京都江東区で開催されたまちめぐりイベント「七夕めぐり2024」(主催:隅田川マルシェ実行委員会、共催:いいね森下、後援:東京都江東区)に参加しました。本イベントは、江東区の街中に設置された七夕飾りを巡りスタンプラリーを行うもので、伝統文化の復活を通じて地域交流や賑わいづくりを行い、地域や自然をつなげて持続可能なまちづくりの実現に貢献するイベントです。当社は、本イベントに2023年から参加、2年目にあたる今年はさらに活動の幅を広げました。

当社が関わったイベント

1)七夕めぐりのスポット
江東区内の三つの自社施設を七夕めぐりのスポットとして設定。近隣の子どもたちや親子連れなど幅広い世代の地域の方々に、当社が進める自然共生やまちづくりの取組みを体験していただきました。
技術研究所:都市型ビオトープ「再生の杜」を特別公開し、技術研究所研究員のガイドのもと、まちの自然と生きもののつながり観察会を実施。
東京木工場:木の短冊や吹き流しなど、木の歴史あるまちらしい七夕飾りの展示、竹と木について学ぶ紙芝居を通じて、木の魅力を感じるスポットを設置。
メブクス豊洲:エントランスホールに七夕飾りを設置。まちめぐりの拠点の一つとして訪れた方々に憩いの場を提供。
都市型ビオトープ「再生の杜」見学ツアー(技術研究所)

木の短冊に願い事をかく親子(東京木工場)

エントランスの七夕飾り(メブクス豊洲)

2)七夕飾りの循環利用
本イベントで使用した七夕飾りの竹材は、千葉県富里市で当社が進めるプロジェクト「八ツ堀のしみず谷津」と連携を行い、しみず谷津の放棄竹林の伐採材を利用しました。隅田川マルシェ実行委員会及びNPO法人NPO富里のホタルのメンバーと当社従業員が協働で竹の伐採を行い、江東区内69ヵ所・富里市内5ヵ所の七夕めぐりスポットで配布・展示を行い、地域の交流や賑わいの場づくりに貢献しました。またイベント終了後には、使用済みの七夕飾りの竹を回収し、バイオ炭※1として循環利用を行い、郊外の自然再生・脱炭素への貢献にもつなげました。
  1. 木炭や竹炭といった生物資源を材料とした炭化物を指し、土壌改良や温室効果ガスの削減に有効
NPO富里のホタル、隅田川マルシェ、当社社員が協力して七夕飾り用の竹を伐採
3)みんなでつくるまちの納涼マップ
地域に暮らし働く皆さんと共に、季節ごとに変わるまちの魅力的なオアシス(=人と自然が交じり合う場)を見える化し、自然を活かした新しいまち・暮らしの可能性を探る「My OASISマッピングプロジェクト」を試行しました。第一弾の今回は“涼しい風景”をテーマに風景写真やコメントを地図上に投稿してもらいました。投稿結果の一部は、七夕めぐり2024のホームページで閲覧することができます。

今後も、当社施設が集まる江東区及びしみず谷津において、地域の皆様と協働でグリーンインフラ+(PLUS)による地域連携を推進し、人と生き物がいきいきと共生できる社会の実現に貢献していきます。

関連情報

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