スタートアップ企業との「共創」を開始

2021/12/16  日本通運 株式会社 

日本通運、スタートアップ企業との「共創」を開始

2021年12月16日

当社グループは2022年1月より、オープンイノベーションを目的として、3社のベンチャーキャピタルファンド(以下、VCファンド)、SBIインベストメント株式会社(社長:川島 克哉)/株式会社 ANOBAKA(社長:長野 泰和)/ DRONE FUND株式会社(代表パートナー: 千葉 功太郎、大前 創希)へ出資し、スタートアップ企業との共創の取り組みを開始いたします。

昨今のコロナ禍や気候変動はこれまでの産業構造に変化を迫っており、それを契機としたデジタルトランスフォーメーションや脱炭素の潮流は想像を超えるスピードで動き始めています。

当社グループは中長期の成長に向けて「新たな価値創造」を目指し、新しい事業・サービスモデルを探索してきましたが、外部の新興企業の新しい事業アイデアや技術を当社グループに取り入れるため、「ベンチャー共創チーム」を社内に設置するとともに、3社のVCファンドへ出資いたします。

今般の出資および、「ベンチャー共創チーム」を通じた取り組みにより、当社グループ企業および全従業員が様々なスタートアップ企業との共創を推進し、中期的にはその活動を強化する形で、コーポレートベンチャーキャピタル(以下、CVC)の設立も検討してまいります。

当社グループは、今後もスタートアップ企業が生み出す新たな技術やビジネスモデルと当社の知見・アセットを融合することでイノベーションの創出を加速し、お客様や社会に新たな価値を提供してまいります。

1.ベンチャー共創チーム概要

  • 名称:日本通株式会社 事業開発部 ベンチャー共創チーム
  • 人員数:3名(当社部門および事業会社に共創サポーターを別途配置予定)
  • 活動内容:スタートアップ企業の発掘、共創仮説の立案、共創への伴走

2.VCファンド運営会社概要

  • SBIインベストメント 株式会社
    会社概要 1996年設立。SBIホールディングス株式会社(東証一部上場)のベンチャーキャピタル子会社。同社が事業会社と共同で設立したCVCファンドの出資約束金額(累計)は国内最大級(※)の1,000億円超の実績を誇る
    (※)2021年10月時点、同社調べ
    出資先 SBI 4+5ファンド(ファンドサイズ 約1,000億円)
  • 株式会社 ANOBAKA
    会社概要 2015年設立。KLab(東証一部上場)よりMBOにより独立し、シード特化型ファンドとして活動。"Empowering Mad Dreams"をビジョンとしてシード期のスタートアップを対象としたベンチャーキャピタルのファンドを運営。「チャレンジ」を至高の概念とし、起業家に勇気を与え、夢を実現させるプロフェッショナルファーム。
    出資先 ANOBAKA3号ファンド(ファンドサイズ 約60億円)
  • DRONE FUND株式会社
    会社概要 2017年設立。「ドローン・エアモビリティ前提社会」を目指し、ドローン・エアモビリティ関連のスタートアップへの投資に特化したベンチャーキャピタル。3号ファンドは、ドローン・エアモビリティおよびその社会実装に資するテクノロジーへ幅広く投資を展開。
    出資先 DRONE FUND 3号ファンド(ファンドサイズ 約100億円)

用語説明

  • 共創 :様々なステークホルダーと協働して共に新たな価値を創造すること
  • VCファンド :スタートアップ投資に特化した投資会社が複数の金融機関・事業会社より資金を集め、様々なポートフォリオのスタートアップへ投資し、キャピタルゲインを得る仕組み。
  • CVC : 事業会社がスタートアップ企業との共創を目的として設立する自前の投資部門・投資子会社
  • ファンドサイズ :ファンドの運用総額規模
  • MBO:マネジメント バイ アウトの略称であり、経営に関与する者による株式取得により経営権を獲得する手法
  • シード期:スタートアップの創成期

■日本通運グループは、2022年1月4日からNXグループとなり、新たなグループブランドシンボルを導入いたします。

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