IDグループ、バーチャルオペレーションセンターに新機能を追加

2024/08/27  株式会社 インフォメーション・ディベロプメント 

当社の連結子会社である株式会社IDデータセンターマネジメント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:加々美 雅彦、以下、DCM)は2024年8月27日より、バージョンアップしたバーチャルオペレーションセンター(製品名:ID-VROP、以下、VROP)の販売を開始します。本バージョンアップは、システム運用業務の効率化を目的とした新機能を追加したものです。 昨今、デジタルテクノロジーは急速に進化を続けており、ITの安定稼働を支えるシステム運用の重要性が増しています。当社グループはシステム運用のあり方の変革を目指しており、VROPをこれからのシステム運用に新たな価値をもたらすソリューションとして位置づけています。


今回追加された機能の詳細は下記のとおりです。

<バージョンアップ内容>
●障害検知機能の追加
監視システムから障害通知を受け取り、アラートを発報します。「障害が発生しました」ダイアログが表示されている間、VROP空間内にランプが点灯しアラーム音が再生されるため、視覚と聴覚の両方から障害の発生を明瞭に検知できます。
障害内容はVROP上で「詳細」ボタンをクリックすることで確認できます。この機能により、迅速に障害対応を行うことが可能です。
また、ダッシュボード機能から障害履歴を参照できるため、障害内容の一元管理を行うことができます。


VROP内で画面表示と音声によって障害を検知


ダッシュボードで障害内容を一元管理

●ホワイトボード機能の追加
システム障害の内容によっては、原因究明や対策立案において、システム構成や対応状況などの図示と共有が必要になるケースも多く存在します。今回、各ルームのユーザーが自由に閲覧および編集できるホワイトボードの機能を実装しました。本機能追加により、障害発生時にはVROP上の対策会議室で、ホワイトボードを使用した状況共有や対応方針の検討が可能となります。

今後、DCMはお客さまと共同でシステム運用業務でのPoC(概念実証)を進めるほか、今回の追加機能の開発を行った当社グループ会社である株式会社インフォメーション・ディベロプメント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:竹原 智子)においても、リモートデスクトップ接続機能の開発、操作性の向上など、さらなる改良を進めていきます。


<VROPの概要>
VROPは、インターネット上の仮想空間であるメタバースに構築したバーチャルなシステムオペレーションセンターです。物理的に離れた複数の拠点からVROPにアクセスし、リアルとバーチャルが融合した新たなコミュニケーション手法を用いることで、メタバースでのシステム監視やオペレーション等のシステム運用業務を実現します。大規模災害や人材不足など、事業継続を困難にする課題を解決するだけでなく、システム運用に新たな働き方や魅力を提供します。

VROPは3D音響による音声やチャットによるコミュニケーション機能にくわえ、リアルタイム監視などシステム運用に必要な機能を有しています。また、二要素認証や通信の暗号化、アクセス履歴管理などのセキュリティ対策機能を持ち、セキュアなシステム運用環境を実現しています。
なお、販売形態は初期投資を抑えることのできる月額固定のサブスクリプションとなります。詳細は以下のウェブサイト、ユースケース動画をご覧ください。

サービス情報:https://www.id-dcm.co.jp/solution/vrop.html
ユースケース動画:https://www.youtube.com/watch?v=M1E-f-3lGYc


<将来の拡張性>
VROPは仮想空間でのシステム運用業務を実現する現場としての利用を想定していますが、ほかにもバーチャルオフィスやバーチャル店舗、バーチャルイベントなど、さまざまなシーンで利用することが可能です。今後も機能を拡張し、多岐にわたるニーズに応えるサービスを目指します。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社IDデータセンターマネジメント
担当 : DX戦略担当 上世
電話番号 : 03-3262-1734
メールアドレス : marketing@idnet.co.jp

他の画像

関連業界

情報・通信業界のニュース