クリーンガス証書制度における「クリーンガス製造設備」の認定取得について

2024/07/01  東京瓦斯 株式会社 

プレスリリース

クリーンガス証書制度における「クリーンガス製造設備」の認定取得について

~e-メタン製造設備として国内初の認定~

2024年7月1日
東京ガス株式会社

東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、2022年3月より運転している「東京ガス横浜テクノステーション メタネーション実証設備」(以下「本設備」)について、クリーンガス証書制度における「クリーンガス製造設備」の認定を取得しました。今年4月から運用が開始された本制度において、e-methane(以下「e-メタン」)を製造する設備が「クリーンガス製造設備」の認定を取得するのは日本初になります。

本設備では、横浜市と三菱重工グループ*1と共同で横浜市資源循環局鶴見工場の排ガスから分離・回収したCO2*2と、メガワット級水電解装置*3で製造するグリーン水素(H2)を主たる原料としてe-メタンを製造します。
今年度中に、製造したe-メタンについてクリーンガス相当量の認証の取得を行うとともに、カーボンニュートラル実現に向け、e-メタンの環境価値移転に活用していきます。さらに、横浜市下水道河川局北部下水道センターで発生する消化ガスと再生水を活用したe-メタン製造も予定しています*4

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を掲げています。本取り組みを通じ、e-メタンの普及を促進し、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」に貢献していきます。

認定概要

※ 横浜市北部下水道センターの消化ガスと再生水の活用も計画中。

クリーンガス証書制度

燃焼しても大気中のCO2が増えないとみなせる価値(環境価値)を持つe-メタンやバイオガスを対象に、クリーンガスとしての証書を発行する制度。クリーンガス証書評価委員会*5が製造設備の認定と、認定された設備により製造されたクリーンガス相当量の認証を通じて「クリーンガス証書」を発行することで、e-メタンやバイオガスの環境価値をエネルギー価値から分離し、移転可能となる。
クリーンガス証書評価委員会HP

原料からe-methane製造とその活用までの流れ

環境価値移転のイメージ

以上

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