【2024年M&Aレポート】過去最多の1221件、17年ぶりに記録更新

2025/01/09  株式会社 ストライク 

金額は2年連続で初の10兆円超え


M&A件数・金額(適時開示ベース)の推移


2024年のM&A件数(適時開示ベース)は、前年比14%増の1221件となり、2007年の1169件以来17年ぶりに過去最多を更新しました。取引金額は10兆5397億円で、2年連続で初の10兆円超えを達成しましたが、前年に比べ13.9%減少しました。これは1兆円を超える超大型案件がなかったためです。株式会社ストライクが運営するウェブメディア「M&A Online」が集計しました。
取引の傾向
2024年のM&A市場では、人手不足が深刻化する中で、人材獲得を目的としたM&A案件が多数ありました。特にIT・ソフトウェアや陸運・倉庫業界での取引が活発でした。また、日本の市場縮小を見越して海外に活躍の場を求める動きが顕在化し、住宅メーカーが米国や豪州に進出するケースが目立ちました。海外ファンドも意欲的な投資を行い、件数の底上げに寄与しました。
取引総額の大きい企業上位3位
1.ルネサスエレクトロニクス
- 米国のプリント基板設計ソフトウェア企業「アルティウム」を子会社化
- 取引金額:8897億円

2.積水ハウス
- 米国の戸建住宅事業を展開するM.D.C. Holdingsを子会社化
- 取引金額:7718億円

3.富士ソフト
- 米投資ファンドKKRのTOBを受け入れて株式を非公開化
- 取引金額:5582億円


国内・海外別の動向
国内案件は前年同月比16.5%増の993件で、取引金額は3兆3884億円と前年に比べ45.9%減少しました。海外案件は前年同月比5.5%増の228件、取引金額は7兆1512億円で17.2%増加しました。特に米国企業との取引が多く、73件に達しました。

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株式会社ストライク
運営会社(株式会社ストライク)名 称:株式会社ストライク所在地:東京都千代田区大手町1-2-1 三井物産ビル15階
代表者:代表取締役社長 荒井 邦彦
設 立:1997年7月
事業内容:M&A仲介業
U R L:https://www.strike.co.jp/




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