【埼玉県】家庭から出る使用済みリチウムイオン電池を小売店舗で収集する実証試験を行います

2025/01/15  埼玉県  

~家庭で眠っているリチウムイオン電池からレアメタルを回収しよう!~




 県では、埼玉県SDGs官民連携プラットフォーム内に「サーキュラーエコノミー推進分科会」*1を令和6年6月に設置し、事業者等と連携してサーキュラーエコノミー(循環経済)*2を推進しています。
 このたび、分科会会員である荏原環境プラント株式会社と連携し、専用収集ボックスで家庭から出る使用済みリチウムイオン電池等を収集、レアメタルを回収する実証試験を行います。専用収集ボックスは、まるたけ騎西店(加須市)と県庁舎内のファミリーマート(さいたま市)に設置します。
 また、加須市とは、同市の公共施設で収集*3したリチウムイオン電池等からレアメタルを回収する実証試験で連携します。
 スーパーやコンビニは日常生活に欠かせない身近な存在です。本実証試験を通じて、県民にとって利便性の高い分別回収スキームの構築を目指します。
*1 埼玉県SDGs官民連携プラットフォーム内に令和6年6月に設置し、サーキュラーエコノミーに取り組む事業者、市町村、消費者団体等で構成されるプラットフォームのこと。
*2 生産活動や消費活動など、あらゆる段階で資源の効率的・循環的な利用を図る経済活動のこと。
*3 加須市内の公共施設での収集は既存の収集ボックスを利用します。


1 実証試験の背景
 スマートフォンやモバイルバッテリー、加熱式・電子たばこといった身近な小型家電の多くには、リチウムイオン電池等(充電式電池)が内蔵されています。
 充電式電池にはレアメタル(コバルトやニッケルなど)が含まれていますが、その回収は十分に行われていません。資源として回収することができれば、新たに電池材料などに再利用することができます。
 一方で、家庭から出る使用済み充電式電池が、適切に分別されずに不燃ごみや粗大ごみとして排出され、ごみ処理において火災発生の原因となっています。

2 実証試験の概要
(1)専用収集ボックスの設置場所
ア まるたけ騎西店 店舗前
(加須市騎西27-4)

イ ファミリーマート埼玉県庁店 店舗前
(さいたま市浦和区高砂3-15-1 第2庁舎地下1階)

(2)収集期間
ア まるたけ騎西店 店舗前
令和7年1月15日~3月31日
イ ファミリーマート埼玉県庁店 店舗前
令和7年1月15日~2月14日

(3)収集対象
収集対象となる充電式電池等は以下のとおりです*4。
ア 充電式電池
リチウムイオン電池、ニッケル水素電池
イ 充電式電池内蔵製品
モバイルバッテリー、加熱式・電子タバコ
*4 お持ちいただく充電式電池等の詳細は別添「収集できるもの・収集できないもの」を御覧ください。



(4)加須市内公共施設での収集ボックスの設置場所
加須市では以下の4か所で収集しています。詳細は加須市ホームページ「公共施設での拠点回収について」を御覧ください。
ア 加須市役所(本庁舎)
イ 騎西総合支所
ウ 北川辺総合支所
エ 大利根総合支所
加須市ホームページ「公共施設での拠点回収について」
https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/shigen/gominodashikata/35050.html

3 その他
実証試験の詳細は、県ホームページ「家庭から出る使用済みリチウムイオン電池からのレアメタル回収」の中でお知らせしていますので、御覧ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0507/richiumu.html

【問い合わせ先】
埼玉県環境部資源循環推進課
企画調整・一般廃棄物担当
電話 048-830-3106 E-mail:a3100-03@pref.saitama.lg.jp

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