「神戸大学ファンド」のファイナルクローズのお知らせ

2023/07/04  株式会社 神戸大学キャピタル 

株式会社神戸大学キャピタル(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:山口 正弘(以下「KUC」))は、2023年1月に設立したKUC1号投資事業有限責任組合(KUC1号、以下「神戸大学ファンド」)について、総額22億円にてファイナルクローズしましたことをお知らせします。



「神戸大学ファンド」は、神戸大学をはじめとした神戸・関西地域を中心とする他大学・研究機関の研究成果を社会実装するとともに、神戸大学の卒業生が経営するベンチャー企業や、神戸/関西地域の地方創生・地域活性化に資するベンチャー企業への支援を目的に、2023年1月に総額20億円にて設立されました。
 今般、2023年6月30日付にて、7社・総額22億円のご出資を頂きファイナルクローズを迎える事となりました。
 今後も、ファンドの目的に沿う形にて、資金的な支援に加え、成長戦略・経営管理等多面的に投資先さまの支援に努めてまいります。

「神戸大学ファンド」 概要
名称 KUC1号投資事業有限責任組合(KUC1号)
   (通称:神戸大学ファンド)
設立日 2023年1月
運用期間 10年間
規模 22億円(2023年6月末)
運営会社 株式会社神戸大学キャピタル
   SBI大学発ベンチャー育成支援株式会社
   (本社:東京都港区、代表取締役:後藤 健)
投資対象 1. 神戸大学発ベンチャー
   (プレシード等、シードステージのベンチャーも支援)
   2. 他大学・研究機関発のベンチャー
   3. 神戸大学のOB・OGが創業したベンチャー
有限責任組合員 SBIグループ
   株式会社三井住友銀行
   神戸信用金庫
   大阪商工信用金庫
   三井住友信託銀行株式会社
   株式会社みなと銀行
   株式会社池田泉州銀行

株式会社神戸大学キャピタル 概要
概要 神戸大学発・地域発のシーズへの出資を行い、研究成果の社会実装を推進する投資会社
設立 2021年10月
所在地 〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 産官学連携本部2階
代表者 山口 正弘
URL https://kuc.vc/

「神戸大学ファンド」投資先(2023年6月30日現在)
● 株式会社シンプロジェン(https://www.synplogen.com/

 神戸大学副学長である近藤昭彦教授と神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科の柘植謙爾客員准教授らの研究成果の事業化を目的に設立されたバイオベンチャー企業。独自の超長鎖・高難度のDNA合成技術等を活用し、高品質かつコスト・パフォーマンスの高い「遺伝子治療バイオファウンドリ(R)・サービス」を展開。具体的には、DNA合成、プラスミドDNA大量調製から、ウイルスベクターの設計・開発、生産プロセス開発、特性解析・品質試験、GMP準拠製造施設への技術移管まで、神戸の自社R&Dセンターにおいてワンストップソリューション・サービスを提供。

● ACALL株式会社(https://corp.acall.jp/

 2010年に設立された、神戸市に本拠を置くSaaSベンチャー企業。多様な働き方が提唱される昨今において、人々の「くらし」と「はたらく」を自由にデザインできる世界を実現することを目指し、ワークプレイスを通じて人と人を繋げる統合型プラットフォーム「WorkstyleOS」を提供。

● 株式会社エイチ・ツー・オーKUカーボンニュートラルデザイン
 神戸大学とエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社との「カーボンニュートラル社会の実現とリカレント教育の社会実装の推進」を目的とした包括連携協定に基づき2023年4月3日に設立された新設会社。神戸大学カーボンニュートラル推進本部 長廣 剛 特命教授の研究成果を活用したAIスマート空調を利用したコンサル業を展開。

● 株式会社バッカス・バイオイノベーション(https://www.b2i.co.jp/

 神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科発で、神戸大学副学長である近藤昭彦教授らの研究成果の事業化を目的に設立されたバイオベンチャー企業。微生物等による有用物質生産に関するサービスや自社プロダクトの開発等を、遺伝子の設計から生産プロセス・試作品の開発まで一括してサービスを提供する、日本初の「統合型バイオファウンドリ(R)」を確立。

● 株式会社VC Gene Therapy(https://www.vcgt.jp/

 高橋政代氏を中心として2020年8月に設立された理研認定ベンチャー。眼科領域・再生医療領域における研究・開発等を進める株式会社ビジョンケアの100%子会社。遺伝子治療を開発する企業として、網膜色素変性の中でも、顕性遺伝型(原因となる遺伝子より発生した産物が正常な遺伝子機能を阻害している状態)に分類され、最も患者数の多いRHO(ロドプシン)変異を対象とした治療法の開発を実施。

【お問い合わせ先】

株式会社神戸大学キャピタル 担当:石田 真士
E-Mail:info@kuc.vc

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