【日時】2024年12月12日(木)15:00~17:00【オンライン配信】 Zoom
内閣府では、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の活用促進を図ることを目的に、平成30年度から毎年度、その制度の活用において、特に顕著な功績を上げ、他の模範となると認められる活動を行った地方公共団体や企業を内閣府特命担当大臣(地方創生担当)から表彰しています。
このたび、各都道府県より推薦された事例から、選考委員による審査を経て、受賞者を下記のとおり決定し、内閣府主催の表彰式を開催する運びとなりましたので、お知らせいたします。
【受賞団体一覧】
<地方公共団体部門>
北海道札幌市、青森県弘前市、秋田県秋田市、島根県江津市
<企業部門>
エア・ウォーター北海道株式会社、株式会社トリドールホールディングス、株式会社龍角散
【開催概要】
■名称:『企業版ふるさと納税に係る大臣表彰式』
■主催:内閣府
■日時:2024年12月12日(木)15:00~17:00
■会場:中央合同庁舎8号館 講堂(東京都千代田区永田町1丁目6-1 1階)
※報道関係者に限り、現地会場での取材が可能です。
※一般参加者向けには、表彰式の様子をオンライン(Zoom)で配信いたします。
〇内容
伊東大臣ご挨拶 ※公務の都合により代理となる可能性があります。
写真撮影
受賞団体の事例発表(1団体につき5分予定)
選考委員によるコメント
対談企画
〇表彰式の対談企画
テーマ 「地方創生と企業版ふるさと納税の可能性」
登壇者:
内藤 翔吾 氏(山形県西川町副町長)
伊藤 主税 氏(MIRRORLIAR FILMS PROJECT プロデューサー)
阿部 進之介 氏(MIRRORLIAR FILMS PROJECT プロデューサー)
ファシリ―テーター:
吉弘 拓生 氏((一社)地域活性化センターフェロー)
〇オンライン配信について
本表彰式は、一般の方に向けたオンライン配信(Zoom)を実施いたします。
参加方法:申し込みいただいた方にオンライン配信視聴用URLをお送りいたします。
開始時間になりましたらURLよりご覧ください。
申込方法:事前申し込みが必要です。(2024年12月12日(木)15時締切)
お申し込みは下記よりお願いいたします。
お申し込みはこちら
【登壇者】
■大臣
伊東 良孝
内閣府特命担当大臣(地方創生)
■選考委員(計4名)※当日出席は2名
原田 文代 氏
(株)日本政策投資銀行 常務執行役員/ 産業調査部、地域調査部/ストラクチャードファイナンス部(海外)担当
1992年入行後、主としてファイナンス業務に従事。DBJ Singapore Limited 副社長、企業金融部長、国際統括部担当部長、女性起業サポートセンター長、ストラクチャードファイナンス部長、経営企画部サステナビリティ経営室長等を経て2022 年6 月より現職。
山田 啓二 氏 ※当日出席
京都産業大学理事
前京都府知事。2011年4月全国知事会会長に就任。在任中の4期7年で地方分権を進める。現在、京都産業大学学長補佐、法学部法政策学科教授。
指出 一正 氏 ※当日出席
株式会社ソトコト・プラネット代表取締役/『ソトコト』編集長
『ソトコト』編集長。1969 年群馬県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現職。栃木県宇都宮市「カマクリ協議会」委員をはじめ、地域のプロジェクトに多く携わる。
伊藤 聡子 氏
フリーキャスター/事業創造大学院大学客員教授
2010年、事業創造大学院大学の客員教授に就任。 数多くの企業や経営者を取材し続けており、地方創生や企業経営などをテーマに幅広く活動。 地方創生、エネルギー、温暖化対策などについて、国の委員会の議論にも参加。
【表彰式対談企画について】
本制度を活用のうえ実施している観光コンテンツの整備等、交流人口の拡大に取り組んでいる山形県西川町の内藤氏、映像作品の作成を通じ、地域活性化や若手クリエーターの支援を実施する取組「MIRRORLIAR FILMS PROJECT」のプロデューサー阿部氏・伊藤氏にご登壇いただき、企業版ふるさと納税を活用した地方創生の可能性について対談を行っていただきます。
■対談登壇者(計4名) ※ファシリテーター含む
内藤 翔吾 氏
山形県西川町副町長
福井県出身、2015年福井県入庁。内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局等を経て、2024年4月に西川町副町長に就任。内閣官房では、企業版ふるさと納税の地域再生計画認定業務等に携わり、菅野町長(西川町)は当時の同僚。企業版ふるさと納税や国の補助を積極的に活用し、地方創生に取り組んでいる。
伊藤 主税 氏
MIRRORLIAR FILMS PROJECT プロデューサー
1978年、愛知県出身。俳優活動を経て、映画プロデューサーとして活動。 映画で文化を生みたいと、映画製作会社(株)and picturesを設立。映画製作をきっかけとした地域活性化プロジェクトの推進、俳優向けの演技ワークショップやプラットフォーム開発で映画産業の発展を目指す。主なプロデュース作品に『デイアンドナイト』(2019) 『ゾッキ』(2020) 『Winny』(2023) 『唄う六人の女』(2023) 『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(2024)。
阿部 進之介 氏
MIRRORLIAR FILMS PROJECT プロデューサー
2003年『ラヴァーズ・キス』で映画デビュー。主な近年の出演作にドラマ「東京サラダボウル」「異世界居酒屋のぶ」「名もなき復讐者ZEGEN」、映画『かぞく』『ミュジコフィリア』『るろうに剣心 最終章 The Final』をはじめ、エミー賞史上最多の18部門を受賞したディズニープラス『将軍 SHOGUN』、NHK大河ドラマ「どうする家康」「軍師官兵衛」、「信長協奏曲」など多くの時代劇に出演。『デイアンドナイト』(2019)では企画・原案・主演を、『MIRRORLIAR FILMS Season2』(2022)では『point』の脚本・監督を務めるなど、MIRRORLIAR FILMS PROJECT立ち上げの一人として役者以外にも幅広く活動。
吉弘 拓生 氏
(一社)地域活性化センターフェロー
ラジオDJ、森林組合職員を経て2010年福岡県うきは市役所入庁。2015年4月、群馬県下仁田町副町長に就任。基礎自治体間における異動を伴う事例としては史上初の試みとなった。2019年4月、一般社団法人地域活性化センターに管理職として移籍。2021年10月から内閣府企業版ふるさと納税マッチング・アドバイザーを拝命。この他、中央省庁の審議会委員等、県、市町村の政策アドバイザーを務めている。
【令和6年度「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)大臣表彰」受賞者 取組概要】
■地方公共団体部門
・北海道札幌市
《事業概要》
○ 障がいのある方がDX人材として将来にわたり活躍できるよう、リスキリング(職業能力の再開発)を実施し、札幌市における障がい者のDX人材育成を目的とする事業。札幌市内の一般企業に在籍する障がい者従業員を対象に、”プログラミング”や”デザイン”等の高度なICTスキルを獲得する「障がい者DXリスキリング講座」を実施。
○ 寄附者の障がい者就労に関する課題意識等、事業構想段階から意見交換を重ねて実施。寄附企業の持つノウハウを活かしつつ、行政が関係団体との合意形成を進めており、寄附を契機として地域の障がい者DX人材の育成体制が構築されている。
《当事業への寄附実績(累計)》
12,000 千円
・青森県弘前市
《事業概要》
○ 弘前市の農業課題である繁忙期の労働力不足の解決に向けて、その一助となる援農ボランティアツアーを実施。ツアーでは、全国からりんご収穫ボランティアの参加者を募り、弘前市内のりんご農家のもとでの1日従事に加え、ツアーの前後に観光滞在できるよう宿泊助成を行うことで農業振興や観光振興、関係人口の増加を図っている。
○ 令和5年度に初めて本事業を実施。定員300名で募集を行ったところ早々に定員に達し、最終的に282名が参加。参加者のうち約7割(196名)が青森県外からの参加であり、労働力不足解決の一助になったほか、170名程度が弘前市に宿泊するなど観光振興にも寄与している。
《当事業への寄附実績(累計)》
10,000 千円
・秋田県秋田市
《事業概要》
○ クリエイターの発掘・育成を目指す「MIRRORLIAR FILMS」と連携し、一流のクリエイターが地元の学生と秋田市内で短編映画を製作する地方創生プロジェクトを展開。
○ 寄附企業や市民による実行委員会が連携して取組を支え、市内6大学から参加した約40名の学生が、一流のクリエイターと出会い、映画製作を通じてまちを知り、地元でもクリエイティブな挑戦ができる体験をしたことで、未来への夢と希望を持つことができ、まちへの誇りと愛着を育むことにつながっている。
○ 製作した映像作品の公開や国際的な映画祭への出品、制作過程のPRなどを通じ、「若者の挑戦を応援するまち」というメッセージを広く発信し、若者に選ばれるまちを目指したシティプロモーションに貢献している。
《当事業への寄附実績(累計)》
89,057 千円
・島根県江津市
《事業概要》
○ 首都圏のメディア(テレビ東京)と連携したシティプロモーションの取組みとして、「菰沢(こもさわ)公園」の目的地としての更なる魅力化を目指す新たなコンセプトづくり及びJR山陰本線「波子(はし)駅」の無人駅の新しい活用策としてのクラフトビール醸造施設の誘致という2施設のリブランディング事業を実施した。
○ 多様な民間企業との繋がりを有する大手メディアと連携することによって、広報面での効果に加え、寄附企業との信頼関係構築の迅速化や新規寄附企業との出会い創出にもつながっている。
《当事業への寄附実績(累計)》
68,500 千円
■企業部門
・エア・ウォーター北海道株式会社
《取組概要》
○ 創業地である北海道の地域活性化のため、北海道の自治体向け寄附支援制度「ふるさと応援H(英知)プログラム」を創設。道内179市町村を対象に、グループの成長軸である「地球環境」や「ウェルネス」の観点を含め、様々な社会課題の解決に貢献する事業を公募・選定の上、寄附による取組支援を実施。
○ 専用ホームページを開設するとともに、北海道庁と連携した発表会の実施、市町村への周知等、官民がしっかりと意思疎通をしたうえでの取組となっていることに加え、プログラム公募要項の作成にあたっては、小規模事業や複数市町村による共同事業など、多様な取組が応募できるよう構築されている。
《当企業の寄附実績(累計)》
寄附実績:113,350 千円
寄附先:北海道内18 団体
・株式会社トリドールホールディングス
《取組概要》
○ 人口減少と高齢化の進行が著しい離島の振興に寄附を活用。地域活性化と関係人口創出の取組を実施。島の切符売場兼待合施設を、オープンテラス、地元物産販売コーナー、飲食が提供できる厨房を備えた島の地域活性化のための施設としてリニューアルし、施設は地元住民と島外の人の交流拠点となっている。
○ 社員の移住をきっかけにプロジェクトを企画・推進し、島を拠点とする地域活性化に取り組むとともに、居住地を社員研修の場として全国から多くの社員が訪れるなど、新たな人の流れが生まれている。
《当企業の寄附実績(累計)》
寄附実績:70,000 千円
寄附先:香川県丸亀市
・株式会社龍角散
《取組概要》
○ 調達量の大半を外国からの輸入に依存している生薬の国産化に向け、(公社)東京生薬協会と(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所、栽培地となる自治体と協力をし、寄附により、生産者となる農家の支援を図っている。
○ 寄附による支援にとどまらず、収穫後の生薬原料の出荷に際して、乾燥調製作業の民営化体制を構築することで雇用創出につなげているほか、生薬規格外品を活用した特産品開発や町内飲食店による薬膳料理メニュー開発の支援、小中学校や農業高校等の収穫体験を受け入れる等、地域活性化につながる様々な取組が実施されている。
《当企業の寄附実績(累計)》
寄附実績:57,340 千円
寄附先:秋田県八峰町他
<関連URL>
企業版ふるさと納税ポータルサイト
https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/kigyou_furusato.html
<取材のお申込み>
令和6年12 月11 日(水)14 時まで
※取材を希望される方は、下記アドレスまでメールでお知らせください。
メールアドレス: furusato_kigyou@tobutoptours.co.jp
(企業版ふるさと納税支援事務局(東武トップツアーズ株式会社内))