災害にも強い公用車として、可児市が全国初導入!
ハイエースベースのキャンピングカー製造台数が国内首位であり、キャンピングカーの楽しみ方を提案する株式会社トイファクトリー(本社:岐阜県可児市、代表取締役:藤井昭文)は、同社が本社を置く岐阜県可児市に対し、先進的発想の新型の公用車両「MARU MOBI(マルモビ)」を納入しました。
この車両は、取り外し可能な脱着式のシートや家具をハイエース車内に設置し、レイアウトを用途に応じて組み替えられるモードチェンジが容易で、汎用性が高いのが特長。1台の車両を多方面&多目的に活用でき、国土強靭化に向けて注目させる「平時活用、有事機能発揮」を形にした、マルチパーパスモビリティ。
可児市が地方自治体の公用車として全国初の導入となり、その車両の記者発表を2023年6月30日に可児市役所で開催致しました。
マルチパーパスモビリティ「MARU MOBI(マルモビ)」の記者発表会を可児市役所で開催
株式会社トイファクトリーが新たに開発し、今後地方自治体や企業に向けて提案を進めていく、マルチパーパスモビリティ『MARU MOBI』が地方自治体の公用車として岐阜県可児市に
全国初導入が決まり、その車両をお披露目する記者発表会を可児市役所にて開催致しました。
1台の車両を多方面&多目的に活用できる、マルチパーパスモビリティ『MARU MOBI<マルモビ>※1』
※1:内閣府推進の主要政策の一つ「災害に強い国づくり:国土強靭化(ナショナル・レジリエンス) 」に向けて注目される『平時活用、有事機能発揮』を形にした車両。マルチパーパスモビリティのコンセプトから、『MARU MOBI<マルモビ>』と命名しています。
トヨタ/ハイエースをベースに、
取り外し可能な脱着式シートや、
トイファクトリーが特許を取得した特殊構造を車内に設置し、レイアウトを用途に応じて組み替えられるモードチェンジが容易で、汎用性が高いのが特長です。
■新型公用車マルチパーパスモビリティ『MARU MOBI』導入発表会
【可児市 冨田市長 コメント】
・市民のための行政としては、市民の方々に市役所等の場に来ていただくことも大事だが、場合によってはなかなかご来庁が難しいケースもあるので、そういった場合は「行政側から出向いていくこと」も非常に重要であり、「機動性」を大事にしたいと考えています。
・また、その行く先々や目的に合わせて変えられる「柔軟性」を持った車があったらいいなと考えていた。
・そのような「機動性」と「柔軟性」そして「機能性」を持ち合わせた車を、可児市を拠点にされているトイファクトリーさんが新たに作られるということで、そこは是非積極的に可児市が活用して、他の自治体様にも参考にしていただければと言う想いで、この度導入に至りました。
・各部署の職員からこの車両を「こんな風に使いたい」「あんなふうに活用できたらいいな」というアイディアを吸い上げて、十分に活用していきたいと思っています。
【トイファクトリー 藤井社長 コメント】
・可児市様に導入したこの車両はマルチパーパスモビリティのコンセプトを略して「マルモビ」と命名しました。
・マルチパーパスという言葉は「なんでも」「多岐にわたって対応する」という意味があり、本当に「なんでもできる車」。国が提唱している国土強靭化に向けてのキーワード「平時活用、有事機能発揮」を具現化した車です。
・可児市様の色んな用途や行政サービスで活用していただきたいですし、通常業務でも人員輸送にも使えます。また、有事の際は救護室としても使えるなど、様々な用途で活用が可能です。
・防災視点で通常の時から色々な準備をしていくのも重要ですが、その時だけにしか使えないと無駄が生じてしまいます。市民の税金を使って使う車なので、平時からしっかり使えて、有事の際も機能をしっかり発揮する。そんな車が公用車として相応しいと考え、本日発表のMARU MOBIを開発致しました。
・この車両の第一号車を、この地元の可児市様から発表できることがとても嬉しいです。今後、全国1718市町村に向かっても発信していきたいと考えています。
■メディア質疑応答
Q:どのようなシーンで活用していく予定でしょうか?(冨田市長)
【可児市 冨田市長】
・まず目下に迫った活用スケジュールとしては、夏の屋外イベントで熱中症に備える救護室使用や、期日前投票所として活用するなどを検討しています。
・また、有事の想定としては、以前の豪雨災害などの経験を踏まえ、浸水や土砂崩れなどの発生の恐れがある場合に安全な場所にこの車を停車し、職員が車内で水や土砂の状況をモニタリングしながら備えるなど、対策事務所としての出張使用も可能と考えています。
・イベントから防災、そして選挙まで、職員からも幅広くアイディアが出ているようなので、1つ1つ実現していけたらと考えています。
Q:この車両はカスタマイズの幅が広く、ある意味使い方のパターンは無限かと思いますが、可児市に提供したこの車両だと何パターンのモードが可能でしょうか?(藤井社長)
【トイファクトリー 藤井社長】
・今回展示している、テーブルとシート4脚を設置した状態が会議使用のレイアウトであり、車両後方にもカウンター家具を設置することで「観光PRモード」として使用可能です。テーブルは会議だけでなく休憩やリモートワークにも使用できます。
・全部の家具やシートを取り外せば「物資輸送モード」となり、脱着式リヤシートのレールを使用してしっかりと荷物の固縛を行うことも可能です。
・また、有事の際の「救護室モード」、選挙で使用できる「投票所モード」、そして脱着式リヤシートを8脚すべて取り付けた10名乗車の「人員輸送モード」など、
合計5パターンが主なパターンです。
・とはいえ、無限大に使い方はあるため、可児市様には実際に活用していただきながら、より精度を上げていきたいと考えています。
・例えば先程市長から水害の話もありましたが、車両に通信機能を載せて災害の際に定点観測ができるような仕組みを取り入れるなど、ニーズに合わせてより機能性を高めていきたいと考えています。
・今後、各自治体や企業様のニーズを積極的にヒアリングしていきたいと思っています。
記者発表では地元メディアを中心に多くの方にご参加いただき、夕方のニュース番組や各種新聞に取り上げられるなど、注目を集める内容となりました。
1台の車両を多方面&多目的に活用できる、マルチパーパスモビリティ『MARU MOBI』とは・・
1台の車両を多方面&多目的に活用できる、マルチパーパスモビリティ『MARU MOBI<マルモビ>※1』
※1:内閣府推進の主要政策の一つ「災害に強い国づくり:国土強靭化(ナショナル・レジリエンス) 」に向けて注目される『平時活用、有事機能発揮』を形にした車両。マルチパーパスモビリティのコンセプトから、『MARU MOBI<マルモビ>』と命名しています。
トヨタ/ハイエースをベースに、
取り外し可能な脱着式シートや、
トイファクトリーが特許を取得した特殊構造をを車内に設置し、レイアウトを用途に応じて組み替えられるモードチェンジが容易で、汎用性が高いのが特長です。
「平常時」「災害時」という“フェーズ“を取り払って、いつも⇔もしもの両方で差がなく利用でき、かつ価値を高める「フェーズフリー」=「備えない防災」の考え方にもマッチした車両であり、災害対策、人員や物資の輸送、簡易事務所など、様々なシーンでマルチに活用いただける車両として、今後は地方自治体や民間企業を中心にトイファクトリーが提案を進めていきます。
『MARU MOBI』車両情報
■車両名 :MARU MOBI(マルモビ)
■ベース車 :トヨタ/ハイエース ワゴン グランドキャビン
■登録 :3ナンバー(乗用車)
■エンジン・駆動 :2.7Lガソリン・4WD
■車両サイズ :全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,285mm
■乗車定員 :10名(フロント2名、リヤ8名 ※脱着式シート)
■車両装備 :パワースライドドア/デジタルインナーミラー/電動ステップ/サイドオーニング 等
『MARU MOBI』活用イメージ
■人員輸送モード
通常時は車両に
脱着式シートを8席全て設置して、地域のコミュニティバス・公務用車両として。有事の際は、緊急時に多くの人を運ぶ人員輸送車としても幅広く活用ができます。 普通免許で運転が可能なハイエースベースだから、運転者の制限がないのもメリット。シートは脱着式ながら、強度や安全性を確保。シートベルト一体型なのも安心です。
■救護室モード
シートやテーブルを設置すれば、災害などの有事の際はもちろん、平時もイベント開催時などに移動式の救護室として活用できます。広い荷室には183cmのポータブルベッドの設置も可能で、体調不良者の休憩や、診察・治療にも役立ちます。
■投票所モード
選挙期間中には、
投票用テーブル&パーテーション、投票箱等を設置すれば、移動式の期日前投票所として活用できます。車両左側のスライドドアから入り、記入~投票後はリヤゲートから出られるので、投票者の一方通行導線を確保。車両での移動式なので様々な場所で期日前投票所の開設ができ、投票率アップも期待できます。
■観光PRモード
リヤゲート前に受付カウンター家具を設置すれば、イベント等で地域の観光PR等を行う展示ブースとして車両活用が可能。車外オーニングテントやカウンターテーブル家具を使えば、現地までの移動車両が観光PR事務所の役割を果たし、屋外用簡易テントを設営する等の手間も省けます。また、シートとテーブルは、打合せや休憩場所としても活用できます。
■荷物輸送モード
脱着式リヤシートを全て取り外すと、広い荷室と荷物輸送用バンとして活用可能。有事の際も、災害時の緊急物資輸送車として、ストレッチャーを使用した緊急人員輸送車としてなど輸送用車両として活躍します。
※荷室スペース:荷室長3,060mm×荷室幅1,610mm×荷室高1,550mm
MARU MOBI プロモーション動画
可児市MARU MOBI 今後の活用予定
1.救護室モード
日時:7月16日(日)10時~15時
目的:暑い夏にぴったりな子供向けイベント「木曽川水遊び2023」で熱中症等の救護室として活用。
活用:MARU MOBI 救護室モード
場所:日特スパークテックWKS(ワークス) パーク 岐阜県可児市土田2691 番地 1
https://www.city.kani.lg.jp/item/24950.htm
<活用の狙い>
年々各地で猛暑度があがり、熱中症対策が求められる中、移動式の救護室としてMARU MOBIの車両を初活用。屋外テント等の設営が不要で、スタッフの業務負担削減。また、現場までの移動と救護室を兼ねた活用で効率化アップします。
2.投票所モード
日時:7月末
目的:移動期日前投票所として選挙活用
活用:MARU MOBI 投票所モード
<活用の狙い>
可児市市議会議員選挙期間中、投票所モードの車両を移動期日前投票所として活用します。
株式会社トイファクトリーについて
【会社概要】
岐阜県可児市に本社を置くトイファクトリーは、ハイエースベースのキャンピングカー製造台数が国内首位の製造メーカーです。自動車メーカーが保証する自動車本来の安全性を崩すことなく架装された当社のキャンピングカーは、様々な独自技術が施されています。車中泊の快適性の指標となる寒暖の気温差を押さえる「ボディ高断熱施工」から弊社キャンピングカーの特徴でもある「エアロウィンドウ」、大手電機メーカーと共同開発した高効率ソーラー発電システムや家庭用インバータークーラーが車載された「クールコンプシステム」など、当社のキャンピングカーは、車中泊旅行を快適に過ごす為、数々の装備を業界に先駆けて採用してきました。
またキャンピングカーのみならずドクターカー、ペット仕様モデルなど特殊車両まで、細部にわたりご使用いただくお客様それぞれのニーズに合わせて製作。2021 年春放映の情熱大陸では、トイファクトリーのものづくり姿勢や、キャンピングカーに対する想いなどが特集され多くの反響をいただきました。
2022年9月にはステランティスジャパンとフィアットプロフェッショナル正規ディーラー契約を締結し、2023年にはフィアットデュカトをベース車両とした新型キャンピングカーを発表。各方面で話題となっております。
また、2023年4月には岐阜県可児市の大型公園「ふれあいパーク・緑の丘」のネーミングライツ契約を締結して「トイファクトリーの丘」に改称したり、年に一度、同社のキャンピングカーオーナーを全国から約300組集めたファンイベントをその地で開催したりするなど、創業の地である可児市と連携した地域活性化の活動を積極的に行っています。
商号:株式会社トイファクトリー
代表者:代表取締役 藤井昭文
所在地:〒509-0213岐阜県可児市瀬田800-1(トイファクトリー・インターナショナルは沖縄所在)
設立:1995年8月
【事業内容】
・キャンピング車両製作販売・特殊車両、福祉車両製作販売・自動車内外装製作・ヨーロッパ車両輸入販売・RV用品・パーツ輸入販売・自動車レンタルサービス・自転車販売、レンタルサービス・車検、整備
・フィアットプロフェッショナル正規ディーラー
【URLリンク】
TOY-FACTORY
https://toy-factory.jp/
公式Instagram
https://www.instagram.com/toy_factory_official/
公式Facebook
https://www.facebook.com/toyfactory.jp
岐阜県可児市について
可児市は、日本の真ん中:岐阜県中南部に位置し、愛知県名古屋市へは30km圏内で1時間と、どこに行くにも便利な地域です。北部はおおむね平坦で、南部は県下でも有数の工業団地、住宅地やゴルフ場が点在。また、木曽川や可児川がまちを潤す、自然豊かな場所でもあり、快適な住環境を構成しています。
また、歴史が息づく町としても知られ、かつて明智光秀のふるさと~明智荘~(あけちのしょう)とよばれた荘園が広がっていた地域で、光秀が生まれ落城するまで約30年を居住したとされる明智城跡や産湯の井戸跡、明智氏歴代の墓所をはじめ日本最大の光秀の位牌などが祀られている天龍寺など、多くの歴史的なスポットがあります。また、織豊系城郭のモデルケースである国史跡 美濃金山城跡をはじめ10もの山城跡があり、山城のまちとしても知られ、全国の山城ファンの注目を集める地域です。