当社初のコンピュータミシン「メモリア」が重要科学技術史資料に登録されました

2024/09/13  株式会社 ジャノメ 

当社初のコンピュータミシン「メモリア」が重要科学技術史資料に登録されました

【2024年9月13日】

当社初のコンピュータミシン「メモリア」が、独立行政法人国立科学博物館により、2024年度重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産)に選定されましたのでお知らせいたします。

重要科学技術史資料の登録制度とは、国立科学博物館が「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」及び「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存と活用を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として、2008年度より実施しています。2024年度は18件が登録、9月10日に国立科学博物館において登録証授与式が開催されました。当社では2023年度の「100種30型」に続き、2件目の登録となります。

今回選定されました「メモリア」は、国産初の水平釜を搭載し、模様を記憶して縫うことができる画期的なコンピュータミシンとして、1979年4月に発売となったミシンです。

高性能と扱いやすさを兼ね備えた「メモリア」の登場は、市場にも業界にもインパクトを与え、あるべき将来のミシンを見据えた成果となりました。先進的な縫い機能を備えながら操作は簡単で、使い勝手がいいというジャノメ製品の設計思想は、その後の製品にも脈々と受け継がれています。


ジャノメ「メモリア」

<選定理由>
下糸の交換が容易となる水平釜を国産メーカーとして初めて搭載し、かつマイコンを本格的に採用して多様な模様機能等を実現させた家庭用ミシンである。国産最初期の家庭用コンピューターミシンであると同時に、その後、日本のミシン製造各社のミシンに水平釜が採用される契機となった点で重要である。

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