扶桑商事株式会社の株式譲渡について [りそな企業投資]

2024/08/30  株式会社 りそなホールディングス 

扶桑商事株式会社の株式譲渡について

2024年8月30日

りそな企業投資株式会社

りそなグループのりそな企業投資株式会社(代表取締役社長 市橋 謙一、以下「RCI」)が運営する「RCI1号投資事業組合」は本日、事業承継の実現を目的に、保有する扶桑商事株式会社(代表取締役社長 大島 俊一、以下「扶桑商事」)の全株式をMBOを通じて譲渡しました。

扶桑商事は、1963年に創業された高周波・光半導体部品、車載用コネクタ等の電子部品を販売する専門商社です。プレゼンスの高い欧米の有力電子部品メーカーと代理店契約を結んでおり、様々な分野で競争力のある高付加価値商材を提供しています。

創業家からの事業承継を進めていく過程でRCIは、2021年9月に扶桑商事の全株式を取得しました。株式取得後は役員を派遣し、同族経営から組織経営への移行をサポートするとともに、経営管理の視える化や後継経営人材の招聘など次世代経営体制の構築に向けた施策を通じて、経営基盤の強化と企業価値の向上に努めてきました。

次世代経営体制の構築が見えてきた中、事業の独立性と迅速で合理的な意思決定体制の維持が最適と捉え、経営陣の希望も重なったことからMBOの実現が最善と判断しました。今後も、現経営陣および役職員が主体的に経営に関与することで、これまで以上に更なる成長が遂げられるものと確信しています。

2019年に銀行の出資規制が緩和され、事業承継の支援を目的に銀行グループでも企業の株式を最大100%保有することが可能となりました。規制緩和後にRCIが承継支援を完了するのは本件が初めてとなります。

【本件の事業承継イメージ】

【扶桑商事の概要】

会社名 扶桑商事株式会社
本店所在地 東京都千代田区永田町2丁目10番1号
代表 代表取締役社長 大島 俊一、代表取締役副社長 中原 博文
資本金 4億円
創業 1963年11月20日
事業内容 高周波・光半導体部品、車載用コネクタ等の電子部品販売
  • ※マネジメント・バイアウト:経営陣が参加する株式取得
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