フォルクスワーゲン、「ID.」モデルのインテリアをさらに持続可能なものにする

2023/02/28  フォルクスワーゲングループジャパン 株式会社 

2023年2月28日(火)

フォルクスワーゲン、「ID.」モデルのインテリアをさらに持続可能なものにする

- 2023年中に新たなリサイクル素材を「ID.3」、「ID.4」、「ID.5」、「ID.7」1に導入

- フォルクスワーゲンはペットボトル由来のリサイクル素材を使用

- 各リサイクル素材は、新しい素材と同じ品質基準を満たす

ウォルフスブルグ ? フォルクスワーゲンは、複数から選択可能なインテリア素材を含め、電気自動車の「ID.(アイディ)」ファミリーをさらに持続可能なものにしています。今年中に、「ID.3」、「ID.4」、「ID.5」、「ID.7」には、「ID. Buzz(アイディ. バズ)」2で初めて量産モデルに採用された革新的な素材が採用されます。その一例として、フォルクスワーゲンは、シートカバーの素材としてSeaqual(R)ヤーン(糸)を使用しています。この素材は、回収された海洋ゴミ10%とリサイクルされたPESヤーン90%から作られています。生産時におけるCO2排出量は、従来のシートカバー素材に比べて約3分の1ほど削減されます。

e-モビリティ プロダクトライン責任者のセィルケ バグシックは、次のように説明しています。「フォルクスワーゲンの“ID.”モデルは、リサイクル素材を幅広く使用し、アニマルレザーを使用しないインテリアを実現することで、車両のエコバランスをこれまで以上に改善しています。これらのリサイクル素材は、質感及び耐久性に対する高い要求を満たしています。私たちは、お客様からのフィードバックを反映して、今後もこれらの持続可能なアプローチを拡大し続けます。」

「ID. Buzz」は、革新的なリサイクル素材を採用したパイオニアとしての役割を果たしています。フォルクスワーゲンは、「ID. Buzz」のインテリアに数多くの新しい素材を既に使用しており、「ID.」ファミリーの他のモデルにも段階的に導入する予定です。例えば、「ID. Buzz」のインテリアには、海洋プラスチックや古いペットボトル(500mlボトル63本分)をリサイクルした代替素材が様々な場所に使用されています。シートカバーの表地は、回収された海洋ゴミ10%とリサイクルされたPESヤーン90%から構成されるSeaqual(R)ヤーン製です。

これにより、従来のシートカバーと比較して、CO2排出量を32%削減することができます。

ArtVelours Eco(R)を使用したシートカバーのリサイクル率は71%です。さらに、「ID. Buzz」のヘッドライナーとフロアカバーの表面は、完全にリサイクルされたポリエステルで作られています。リサイクルされたプラスチックは、カーペットの断熱層にも使用されています。同様に、アンダーボディコーティングやホイールハウジング ライナーなどのコンポーネントにも、リサイクルされたプラスチックが採用されています。

さらに、クロムめっき部品の生産は環境に悪影響を及ぼすため、フォルクスワーゲンは、「ID. Buzz」のドアのトリム、インストルメント パネルやステアリングホイール クリップを装飾するパーツに一切使用していません。

従来のクロムめっき部分は、バイオベースの結合剤を含むクロム調の液体塗料に置き換えられました。「ID. Buzz」に採用されたこれらの革新的なリサイクル素材の一部は、今後「ID.3」、「ID.4」、「ID.5」、「ID.7」にも導入されます。

Film on sustainable materials in the ID. Buzz

(「ID.Buzz」の持続可能な素材に関する動画を見る)

完全な代替品としてのリサイクル素材。リサイクレート(再生処理材料)とは、新しい製品に使用するために処理された使用済み素材を意味しています。プラスチックの場合は、ペットボトルや古い漁網などがこれに該当します。これらのプラスチック廃棄物は、再利用できるように粒状に加工されます。コンポーネントは、それぞれの要件に応じて、リサイクルされた素材をごく一部に使用するか、または完全にリサイクルされた素材のみから製造することができます。インテリアにおいて、再利用された素材は、常に従来の素材と同じ特性を備えている必要があります。これは、見た目および手触りの面だけでなく、耐久性と寿命の面についても同様です。

フォルクスワーゲンの「Way to ZERO」戦略。フォルクスワーゲンは、2030年までに車両1台あたりのCO2排出量を40%削減することを目指しており、遅くとも2050年までにカーボンニュートラルなバランスを実現することを計画しています。フォルクスワーゲンは、これらの目標を達成するために、基礎研究から開発、生産、使用済み車両のリサイクルに至るまで、車両のライフサイクル全体を分析して最適化します。また、フォルクスワーゲンは、使用するすべての原材料のクローズド マテリアル サイクルを確立することを目指しています。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.volkswagen.co.jp/idhub/content/dam/onehub_pkw/importers/jp/pc/volkswagen/news/2023/info_230228_01_web.pdf

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