第一金属工業(株)と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」の契約を締結

2022/03/30  株式会社 静岡銀行 

2022.3.30

第一金属工業㈱と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」の契約を締結

静岡銀行(頭取 柴田 久)では、SDGs への取り組みの一環として、第一金属工業㈱(社長 影山 彰久)と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(※)」契約を締結しましたので、その概要をご案内します。

※企業活動が環境・社会・経済のいずれかの側面において与えるインパクトを包括的に分析し、特定されたポジティブインパクトの向上とネガティブインパクトの低減に向けた取り組みを支援する融資

1.契約日 3 月30 日(水)

2.融資金額 2 億円

3.資金使途 運転資金

4.第一金属工業㈱の取り組みについて(詳細は「評価書」をご参照ください)

〇同社は、「環境保全の推進」「弛まぬ技術革新」「品質保証の確立」「生産管理の追及」を経営の柱として、アルカリ電池やリチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの円筒型電池用金属ケースの製造販売に取り組んでいます。

〇今回、同社の企業活動が社会・環境・経済に与えるインパクトを、以下のとおり評価しました。




・差厚缶開発を通じた電池容量の拡大(FDK㈱と共同で差厚缶の特許取得、特許取得時の計測で、電池容量2割、電池性能10%向上を実現)
・カーボンニュートラルへの取り組み(自社のCO2 排出量を可視化し、省エネ、創エネへの取組、端材のリサイクル・産業廃棄物のマニュフェスト処理の徹底)



・働きやすく成長を実感できる職場環境の整備(若手を中心とした教育プログラムの充実・強化、休暇や社員食堂など福利厚生制度の充実等)
・労働安全衛生とBCP の策定(全社および各部課における安全衛生目標の設定と管理職会議による目標管理、感染症を想定した事業継続計画(BCP)の策定)



・独自の深絞り技術と金型開発で電池外装缶市場を支える(電池外装缶の専門メーカーとして、高精度、高品質な技術を確立など)
・地域に溶け込んだ経営(横浜型地域貢献企業認定制度の最上位認定の取得等)

5.その他

(1)インパクト評価/国連環境計画金融イニシアティブが提唱した「ポジティブ・インパクト金融原則」およびポジティブインパクトファイナンスタスクフォースが提唱した「インパクトファイナンスの基本的考え方」に基づき、一般財団法人静岡経済研究所が㈱日本格付研究所の協力を得て評価を実施

(2)モニタリング体制/一般財団法人静岡経済研究所とともに「ポジティブ・インパクト金融原則」に従い構築した内部管理体制のもと、インパクト評価で特定したKPI について、融資期間中における借入人のインパクトパフォーマンスのモニタリングを実施

【ご参考】第一金属工業㈱の概要
所在地 神奈川県横浜市中区かもめ町41 番地 創 業 1950 年(昭和25 年)9 月
資本金 45 百万円 売上高 936 百万円(2021 年3 月期)

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.shizuokabank.co.jp/pdf.php?id=5117

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