岡山工場熱延工場の再稼働について

2021/10/22  東京製鐵 株式会社 


2021 年 10 月 22 日
東京製鐵株式会社

岡山工場熱延工場の再稼働について

当社は、岡山工場の熱延工場の再稼働に関する事項を、下記のとおり決定いたしましたので、お知らせいたします。



(1)再稼働決定の理由

岡山工場の熱延工場は、2015 年 4 月以来、操業を休止しておりました。今般、「脱炭素社会」と「資源循環社会」への貢献が期待される電炉鋼材のさらなる普及に向けて、当社は、岡山工場の熱延工場を再稼働し、田原・岡山の両工場で熱延コイルを生産する体制を再構築することといたしました。

なお、現在、田原工場から母材となる熱延コイルを移送し、岡山工場内の次工程ラインにおいて、酸洗コイルや溶融亜鉛メッキコイル等の鋼板品種を製造しておりますが、今回の再稼働により、岡山工場の鋼板品種は、工場内で一貫生産が可能となります。生産効率を高めることで競争力を強化し、多様化する需要家のニーズにお応えすることで、一層の企業業績の向上をはかってまいります。

(2)熱延工場再稼働に係る設備投資・更新の内容

熱延ラインのリニューアル(加熱炉・熱交換器並びに制御系設備の更新等)に加えて、スキンパス設備を全面更新し、DX に取り組むことで、鋼板の品質と生産効率の向上、製造工程の省エネルギー化を目指してまいります。

(3)日程

2022 年末から 2023 年初頭にかけて、(2)の各設備を段階的に操業開始する予定

(4)今後の見通し

再稼働における設備投資額は、約 75 億円となる見込みです。

なお、本件が 2022 年3月期の業績に与える影響は軽微であります。今後、追加すべき事項が生じた場合は、速やかに開示いたします。

以上

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