猛暑から「地球温暖化の危機感を感じる」人は100% 【暑い夏と地球温暖化調査】

2024/08/01  株式会社 トラストリッジ 

今年の夏は「かなり暑い!」が72.0%

株式会社トラストリッジ〔本社:東京都目黒区、代表取締役:大場義之、以下「トラストリッジ」〕が運営する、サステナブルな暮らしをガイドするサービス「ELEMINIST(エレミニスト)」は「暑い夏と地球温暖化に関するアンケート」を実施しました。




ELEMINIST「暑い夏と地球温暖化に関するアンケート」調査概要
調査期間:2024年7月12日~7月21日
調査対象:ELEMINIST Followers(ELEMINISTのコミュニティ)50名(20代~60代の男女)
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

▼今年の夏は「かなり暑い!」が72.0%
早くから各地で厳しい暑さに見舞われている今年の夏。体感的に人々はどのくらい暑さを感じているのでしょうか?



「かなり暑い」が72.0%、「まあまあ暑い」が28.0%で、「それほど暑くない」「暑くない」という回答はゼロでした。



▼76.0%の人が「2023年の史上最も暑い年」の記録を超えると予測
2023年は「観測史上最も暑い年」でした。しかし、今年の暑さはこの記録を超えるのか、予想してもらいました。



その結果、「2023年を超えると思う」は76.0%、「2023年と同程度だと思う」が24.0%。「2023年を超えないと思う」はゼロで、大半の方が2023年の記録を塗り替えると予想していることがわかりました。



▼猛暑の理由は「地球温暖化」「気候変動」
次に、なぜ日本や世界が猛暑に見舞われているのか、その理由について聞いてみました。



もっとも多かったのが「地球温暖化」で、回答者の88.0%がこの答えを選びました。また「気候変動(82.0%)」や「ヒートアイランド現象(44.0%)」の回答もありました。



▼猛暑から「地球温暖化の危機感を感じる」が100%
猛暑で地球温暖化の危機感をどのくらい感じているのでしょうか?




「とても感じる」が88.0%で、「少し感じる」が12.0%。「あまり感じない」と「まったく感じない」はゼロとなり、すべての回答者が猛暑によって地球温暖化の危機感を強く感じていることがうかがえました。



▼暑さ・気温上昇・農業・生態系への影響…具体的な危機感は?
その危機感は具体的にどのようなものなのでしょうか?


暑さ・気温の上昇
- 「気温が上がり過ぎて、外で過ごせない日が出てくるのでは?という危機感」(20代/女性)
- 「こどもたち世代が大人になったときに、真夏は外に出られない暮らしになってしまいそう」(30代/女性)
- 「日本の四季が失われ、亜熱帯のような気候になっているように感じる。水害が増えており、季節が失われていることを実感する」(30代/女性)
- 「熱中症で倒れたり、場合によっては死者も出たりして只事ではない感じがしています。あまりの暑さで外出もなかなかできず、経済的にも地球温暖化の大きなマイナスがあると思います」(30代/女性)
- 「エアコンの使用量が増え、使えば使うほど温暖化も進み、使わないと熱中症など身体に影響を与え……。その負のループに陥いるため、危機感を感じます」(40代/女性)



農業・食料への影響
- 「温暖化によりサンゴが減ってきている。暑すぎて農作物が育てづらくなってきている」(40代/女性)
- 「野菜などが育ちにくくなり、値上がりする」(30代/女性)
- 「農作物の不作、高騰もどんどん進んでいるように感じています」(20代/女性)



生態系への影響
- 「去年はセミも暑すぎると鳴かなくなったりしていてびっくりした」(30代/女性)
- 「今までにない暑さ。そして生物の生存を脅かすのは本当に怖いと感じてます」(40代/男性)
- 「自然全体のバランスが崩れ、犠牲になる生き物が増える」(30代/女性)



その他
- 「地球温暖化の原因について目にするニュースがあまりないことです。地球温暖化は進んでいるとまでニュースでは聞きますが、原因まで触れることはあまりありません」(20代/男性)
- 「毎年暑くなっているのを感じるのに、その理由や原因、影響まで想像している人は少ないと思います」(40代/女性)
- 「私たちが体で感じるほど温暖化が進行しているということは、大元の部分では私たちが想像するより遥かに進行してしまっているのではないかと危惧しています」(30代/女性)




▼地球温暖化の影響で心配なのは、異常気象・農業・生態系への影響
地球温暖化が進めば、さまざまなことに影響をおよぼします。そのなかでも心配しているのは何か聞いてみました。



「猛暑などの異常気象」「農業・水産業への影響」「生態系への影響」「自然災害の増加」と、すべての選択肢について多くの方が「心配する」と回答する結果となりました。地球温暖化の影響は多方面におよび、そのいずれも早急な対策が必要なものばかりのようです。



▼行っている地球温暖化対策は「電気の無駄使い防止」「冷暖房の適切な温度設定」
地球温暖化対策のために、私たちには何ができるでしょうか?具体的に行っていることについて聞いてみました。



最も多かった回答は「電気を無駄使いしない」で92.0%の方が実施していました。その他には、「冷暖房を適切な温度に設定する(84.0%)」「食品ロスを出さない(76.0%)」「プラスチックごみを出さない(76.0%)」などの回答があがりました。



▼近年の猛暑を経験して、感じること・考えることは?
最後に、2023年の「史上最も暑い年」や2024年の猛暑の経験を通して、どう思うか意見を聞いてみました。


エネルギーについて
- 「CO2の排出抑制。エネルギーも生活品もすべて無駄にしない生活にシフトすること。生活の転換を考えないと、このままでは生物は絶滅する気がします」(40代/男性)
- 「沸騰していると思う。早く自分の住む環境をオフグリッド化しなければと思う。みんなで自分が使うエネルギーを自給したり、近くから賄うコミュニティをつくりたい」(30代/女性)
- 「この気候を乗り切るにはエネルギー使用が必須ですが、それがまた温暖化を招く要因にも思い、その矛盾に悩みます。健康第一であるものの、例えば氷水を活躍した冷風機や、カーテンを閉めて部屋の温度を一定に保つなど創意工夫は必要かと思います」(30代/女性)
- 「暑くなればなるほど冷房を使う悪循環ができていて、それでも使わざるを得ないほどの暑さが続いており、どうしたらいいのかをよく考えさせられます」(20代/女性)



メディアでの取り上げられ方・発信
- 「温暖化などが原因だとはわかるが、実際どのような対策をすればいいかわからない、もっとSNSなどで今の地球の状況や対策などを広めて、意識を高めることが必要だと思う」(30代/女性)
- 「メディアなどを通して、私たちの活動が環境にこのような影響を与えているんだと、根拠を深掘りして頂けたらもっと環境にやさしい生活を真剣に取り組みたいと思えると思います」(20代/男性)
- 「もっとみんながこの暑さと環境問題をリンクさせて考えられる状況をつくっていけたらいいと思います」(30代/女性)
- 「とくに日本では、メディアが環境問題について発信する機会を増やして自分事化しつつ、生活に身近に取り入れられる行動を発信していく必要がある」(30代/女性)



アクションを起こす大切さ
- 「一人ひとりがアクションを起こしていくのが当たり前にならないといけない!」(30代/女性)
- 「温暖化という言葉は周知されていますが、個人レベルでできるアクションに対する知識が不足していると感じます」(40代/女性)
- 「もっと多くの人が危機感を持つべきだと思いますが、とはいえみんなで楽しく節電などの対策ができたら地球全体がよくなるのでは?と思っています。まずは自分自身ができることを楽しみつつやりたいです」(30代/女性)
- 「もっと危機感を持って官民一体となって行動を加速すべき」(30代/女性)
- 「異常気象が悪化しないように、私達人間が根本から工夫しよう!そんな風に考えて、実際に行動に移している人は、まわりには少ないです。少人数の人が環境を意識して完璧に近い行動をするよりも、小さいアクションでもいいので大人数での取り組みが、大きな力になると思います」(40代/女性)
- 「今すぐに大きな対策をしていかないといけないと思います。個人が小さな取り組みをすることだけではなく、インフラ、国、大企業、という大きなところから変化させないと間に合わないレベルだと思います」(40代/女性)


多くの方が回答していたのは、エネルギーの使用を抑えるなど、なんらかのアクションを起こすこと。また夏の暑さと気候変動について結び付けるなど、メディアがもっと地球温暖化や現在の状況について発信していくべきという意見も少なくありませんでした。



▼まとめ
「将来どうなってしまうのだろう?」「夏は外出できない時代になってしまう」などと、近年の夏の暑さに不安を覚え、地球温暖化の危機感を感じている方がとても多くいることがわかった、今回の調査。「暑い」と言うだけではなく、その原因が何なのか、そしてこれ以上地球温暖化が進まないようにするために、私たちにできることについて考えていく必要があるはずです。

本プレスリリースの内容は「ELEMINIST」内でも公開しています。
https://eleminist.com/article/3612






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社名:株式会社トラストリッジ
設立:2008年9月
代表者:大場 義之
本社所在地:東京都目黒区中目黒1-1-71-5F
従業員数:60名(2024年5月1日時点)
事業内容:ライフスタイル事業
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