komham、明石市民間提案制度に採用

2024/12/16  株式会社 komham 

スマートコンポストを用いた小学校給食残渣の堆肥化及び資源循環事業

株式会社komham(本店:札幌市厚別区、支店:東京都渋谷区、代表取締役:西山すの)は、令和6年度明石市民間提案制度に「スマートコンポストを用いた小学校給食残渣の堆肥化及び資源循環事業」の提案が採用されたことをお知らせします。





■提案の背景
明石市では、2020年3月に気候非常事態宣言を表明し、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指して、ごみの減量・再資源化や省エネルギーの推進など持続可能な環境への取り組みを行っています。当社のスマートコンポスト(R)は、生ごみの減量と再資源化および二酸化炭素排出削減に寄与することができるため、本事業の提案に至りました。

■提案の概要
ソーラー発電で駆動するバイオ式生ごみ処理機「スマートコンポスト(R)」を明石市内の小学校に設置し、給食で発生した食品残渣の処理を行います。生ごみの堆肥化処理により可燃ごみの総量が減量されるため、焼却処分に伴う二酸化炭素の排出削減に寄与することができます。また、コンポストで生成された堆肥を小学校の花壇等で使用することで、生ごみの資源循環が構築され、児童の環境意識向上につながることも期待されます。
■「スマートコンポスト(R)」とは
「スマートコンポスト(R)」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機です。生ごみの高速処理が得意な当社微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発しました。また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、投入生ごみ量、生ごみ分解量/分解率、温室効果ガス排出削減量、バッテリー残量を取得することができ、エラー発生時はアラートがはたらくため、最低限のメンテナンスで運用ができます。








【製品概要】
■サイズ (キャスター込み):980 (W) x 1365 (H) x 900 (D) mm
■本体重量: 約200kg
■処理能力: 最大10リットル/日
■消費電力: なし (ソーラー発電)
■耐用年数: 8年
■測定/取得できるデータ:
・投入生ごみ量
・生ごみ分解量/分解率
・温室効果ガス排出削減量
・バッテリー残量



■微生物群「コムハム」とは
スマートコンポスト(R)に内在するコムハムは、当社が独自で開発した生ごみを高速分解する能力を持つ微生物群です。生ごみを最短1日で最大98%まで分解する特徴があり、通常、数週間かけて複数回発酵させる堆肥化を高速で行うことができます。
次世代シーケンサーを用いた微生物群集解析の結果から、コムハムは複数の好熱性バシラス科細菌を中心とした微生物群から構成されていることが分かっています。
有害性評価として、コムハムの主要構成細菌が有害微生物リストに非該当であることを確認しています。
なお、コムハムの遺伝子組換えやゲノム編集は行っておりません。
※特許情報「微生物、生ゴミの分解に用いるための組成物、および生ゴミ処理方法(特許7300079)」

■komhamについて
「微生物で生活環境を整備する」をミッションに掲げる株式会社komhamは、生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究および、それらを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築を行っています。
また、研究成果を用いて、新規サービスや商品の開発を積極的に推進し、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるようなインフラ作りを目指しています。

【会社概要】
・会社名:株式会社komham
・本 店:札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
・支 店:東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階B 代官山TOKO
・代表者:代表取締役 西山 すの
・設 立:2020年1月29日
・公式サイト:https://komham.jp

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