2024年7月29日
マクセル株式会社
マクセルがNIPPONEXPRESSホールディングスと共同で物流トラック向け
ガラス投写型ディスプレイの安全性について実証実験を実施
マクセル独自の映像光学技術で物流業界の課題解決を支援
マクセル株式会社(取締役社長:中村啓次/以下、マクセル)は、2023年8月に開発したBrightMirrorDisplay(以下、BM-Display)を応用し、物流業界の安全性の課題解決に向けた、物流トラック向けガラス投写型ディスプレイ(以下、物流トラック向けBM-Display)を開発し、NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社(代表取締社長:堀切智)と安全性の定量評価を目的に実証実験を実施しました。
マクセルは、2021年4月より乗用車向けのAR-HUD*1を量産しています。物流トラック向けBM-Displayは、AR-HUDで培った高効率なバックライト技術をベースに製品の小型化(約0.9L)と高輝度化(10,000cd/m2以上)を実現し、これまで搭載できなかったトラック、バス、電車など垂直に近いフロントガラスにも投写することができます。
2024年5月より、マクセルはNIPPONEXPRESSホールディングスと共同で、物流トラック向けBM-Displayを物流トラックに搭載し、運転時の視点の移動量、移動時間、視点範囲などを定量的に評価しました。評価の結果、BM-Displayを搭載することで、搭載しない場合に比べ、視点移動量の低減(約37%低減)、視点移動時間の短縮(約39%短縮)、BM-Displayの表示位置がカーブ時などを含めた運転中の視点移動範囲にあることから、運転時の負荷低減に繋がることがわかりました。今回の定量評価結果を基に、とくに新人ドライバーなど不慣れなドライバーや高齢ドライバーの運転をサポートし、雇用の確保、安全性の向上、業務効率の改善など、物流業界の課題解決に向け早期製品化をめざします。また、バス、電車、重機などにも展開し、商用車全体の安全性向上をめざしていきます。
■物流トラック向けBM-Display概要仕様
マクセルは今後も、独自の映像光学技術で新しい価値を創生し、社会の安心安全に貢献していきます。
*1AR-HUD:AugmentedReality(拡張現実)Head-UpDisplay
*2セット容積:車両形状や画面サイズによりセット容積数値は変わります。
■HUDの製品ページ
https://biz.maxell.com/ja/display_equipment/ais_index.html ■製品に関するお問い合わせ先
マクセル株式会社新事業統括本部
お問い合わせフォーム
:https://biz.maxell.com/ja/contacts/##display 以上
項目
仕様
視野角(H×V)[deg]
4.4×2.0
セット容積*2[L]
約0.9
解像度(H×V)[pixel]
800×480
質量[kg]
0.6
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