乳牛の呼気中メタン量測定を開始
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ページ番号:0540977
更新日:2022年12月1日更新
牛もげっぷをすることをご存じですか?
見た目からは呼吸と区別できませんが、牛のげっぷには温室効果のあるメタンが含まれ、地球温暖化への影響が懸念されています。だからと言って牛が悪い!といわれるのはとても悲しいことです。そこで、牛から出るメタンの量を減らすための研究が世界中で行われています。
畜産研究センターでは、搾乳ロボットのエサ箱に呼気を吸引する装置を取り付けて、乳牛がロボット内でエサを食べている間に吐き出した空気中のメタン量を測定し、そこから1日に排出するメタン量を推定する試験を始めました。
この試験結果が持続可能性の高い酪農経営のための一助になることを夢見て、今後も試験を継続していきます。
搾乳ロボット内のエサ箱。牛は餌を食べている間ずっとここに顔を入れているので、呼気が溜まります。
矢印部分が呼気吸引用のチューブです。チューブの中にはさらに細いチューブが通っています。
これで牛の呼気を吸い、分析計へと運びます。
分析計を通った空気のメタン濃度はリアルタイムで確認できます。
このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農業総合研究所畜産研究センター
酪農肉牛科
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三条市棚鱗178
Tel:0256-46-3103(代表)
Fax:0256-46-4865
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