「曲がる太陽電池」神奈川県研究開発プロジェクトに採択

2024/07/17  東プレ 株式会社 

2024 年 7 月 17 日

「曲がる太陽電池」神奈川県研究開発プロジェクトに採択
スタートアップ企業とコラボ:低温物流 GX 技術で温室効果ガスと燃料費を削減

東プレ株式会社(相模原事業所:神奈川県相模原市)は、次世代太陽電池で世界に挑戦しているスタートアップの株式会社 PXP(神奈川県相模原市)と共同で、神奈川県の令和 6 年度事業「2050 年脱炭素社会の実現」に資する研究開発プロジェクトに採択されましたことをお知らせいたします。なお、本件に関して神奈川県知事による記者会見が 2024 年 7 月 12 日に行われました。

本プロジェクトでは「低温物流の脱炭素化に資する次世代太陽電池システムの開発」と題したテーマで、超軽量・薄型・高耐久でどこにでも貼り付け可能な次世代太陽電池システムの開発を PXP が、断熱性能の高い省エネ型低温物流システムの開発と実証実験を東プレが担うことにより、幅広い貨物車に簡便に搭載できる「低温物流 GX 技術」を開発します。これにより、脱炭素化が急務となっている物流業界の温室効果ガス排出量削減及び燃料費削減に貢献します。

本技術は、小型な可搬式の低温物流システムや、据え付け型の一般的な低温物流システムへの適用が可能であり、国内の 5%程度に適用されただけでも、数十メガワットを超える次世代太陽電池の導入と、年間数十キロトン以上の温室効果ガス削減が見込まれます。また、一般的な非低温の物流においても、本技術により燃費改善効果が期待できるため、広く物流業界全体に波及する可能性を秘めています。

株式会社 PXP 最高技術責任者:杉本広紀氏は以下の通り話しています。
「本技術は、ガソリンや軽油を燃やして、車載の発電機による比較的エネルギー効率の悪い電力を利用している部分を、直接太陽光によるクリーンエネルギーに置き換える技術でありますため、社会実装された場合のインパクトは非常に大きいと考えられます。また、燃料の削減による経済効果も大きく、初期導入コストを早期に回収できると見込まれており、環境性と経済性を両立しうる技術と期待しています。」

【東プレ株式会社について】
東プレは 1935 年の創業以来、コアテクノロジーである塑性(プレス)加工技術と金型設計技術を応用し、自動車関連製品だけでなく、定温物流や空調機器、電子機器の分野においても高品質な製品を提供し、お客様から高い評価をいただいております。

企画設計段階から開発に携わる一貫生産体制に強みを持ち、独立系ならではの自由で柔軟な発想で時代のニーズに合ったものづくりをしています。

東プレ株式会社
設立 1935 年 4 月 30 日
代表 取締役社長 山本 豊
本社 東京都中央区日本橋 3-12-2(朝日ビル)
HP https://www.topre.co.jp/

【株式会社 PXP について】
ソーラーパネルのデバイス研究と量産技術開発の豊富な経験を持つ技術者が集まり、2020 年に相模原市に設立したグリーンテック開発のスタートアップです。

クリーンなエネルギーをいつでも どこでも だれでも自由に使える世界を目指して、世界初の方法でペロブスカイト/カルコパイライトのタンデム構造を用いた、軽くて曲がる、割れないソーラーパネルや全固体電池一体型ソーラーパネルの研究開発を行っており、2024 年より量産技術パイロットラインが稼働しました。

株式会社 PXP
設立 2020 年 7 月
代表 取締役社長 栗谷川 悟
本社 神奈川県相模原市緑区
HP
https://pxpco.jp/
SNS https://twitter.com/pxp_en

【本件に関するお問合せ先】
■省エネ型低温物流システムに関するお問合せ
東プレ株式会社 開発部:河村宥成
E-mail:y-kawamura@topre.co.jp
■次世代太陽電池システムに関するお問合せ
株式会社 PXP 受付担当:杉本広紀
E-mail:Hiroki.Sugimoto@pxpco.jp

【参照記事】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000131866.html

関連業界

情報・通信業界のニュース