Winu(ウィヌ)銅・金プロジェクトの30%権益取得に向けリオティント社とタームシート締結

2024/12/04  住友金属鉱山 株式会社 

2024 年 12 月 4 日

Winu(ウィヌ)銅・金プロジェクトの30%権益取得に向けリオティント社とタームシート締結

住友金属鉱山株式会社(本社:東京都港区)は、資源メジャーであるリオティント社(Rio Tinto PLC 本社:英国 ロンドン)が保有する Winu 銅・金プロジェクト(オーストラリア連邦 西オーストラリア州)の権益のうち 30%を取得することについて、リオティント社とタームシート(条件概要書)を締結し、独占交渉を開始いたしました。取引が成立する場合、リオティント社は 70%権益保有者として Winu 銅・金プロジェクトを運営します。

住友金属鉱山は、必要な承認の取得と条件の充足を前提に、2025 年中頃までに最終的な契約を締結する予定です。取得権益の対価は 1 億 9,500 万米ドルの即時支払額と、今後合意される将来のマイルストーンに基づく条件付支払い(※)が含まれます。

また、住友金属鉱山とリオティント社は、より広範な戦略的パートナーシップを構築し、銅などのベースメタルやリチウムについて、商業的、技術的、戦略的な機会を模索するための意向表明書も締結しました。

Winu 銅・金プロジェクトは、リオティント社が 2017 年後半に、西オーストラリア州グレートサンディー砂漠において自社探鉱によって発見した銅・金鉱化帯で、現在同社が開発予備調査と並行して環境許認可の申請手続きを進めています。

住友金属鉱山は、リオティント社とは 2000 年から 2013 年までノースパークス銅鉱山(オーストラリア連邦 ニューサウスウェールズ州)を共同経営するなど、長年にわたりパートナーシップを維持してきました。

住友金属鉱山は長期ビジョンにおいて年間銅権益生産量 30 万トンを目標としており、権益を保有するケブラダ・ブランカ銅鉱山(チリ共和国/権益比率:住友金属鉱山 25.0%)、モレンシー銅鉱山(アメリカ合衆国/同:住友金属鉱山 25.0%)やセロ・ベルデ銅鉱山(ペルー共和国/同:住友金属鉱山 16.8%)などに Winu 銅・金プロジェクトが加わることで、銅権益の拡充に大きく貢献することを期待しています。

(※)条件付支払いの発生は、現時点の想定では 2030 年以降です。

<ご参考>
1.Winu 銅・金プロジェクト概要
?所在地:オーストラリア連邦西オーストラリア州ピルバラ地域
?パースの北東 1,400km、 標高 240m
?ニャングマルタ族とマルツ族の伝統的な土地に位置する

2.リオティント社について

?1873 年、スペイン南部ウエルバ(Huelva)地方 Rio Tinto 鉱山の再開発のため設立。
?ロンドン証券取引所、オーストラリア証券取引所上場
?所在地:英国ロンドン市(本社)
?年間銅生産量 56.2 万 トン(2023 年実績)の大手鉱山会社。モンゴルの Oyu Tolgoi 銅鉱山、米国の Bingham Canyon 銅鉱山、チリの Escondida 銅鉱山の他、銅以外にも鉄鉱石の採掘やアルミニウム、リチウム資源の生産などを行っている。

以上

<本件に関する報道関連のお問い合わせ>
住友金属鉱山株式会社 広報 IR 部 TEL: 03-3436-7705

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