婚活事業プロデューサー高崎氏の起用により、豊岡市の婚活事業のDX化と広域連携への取組を推進
市長から辞令を受け取った地域プロジェクトマネージャーの高崎さん(写真左から2番目)
高崎さん(中央)と豊岡市マリッジアドバイザーのお二人
全国的な傾向にたがわず、豊岡市でも若い女性の人口減少に加え、未婚率が近年急激に上昇しています。原因は様々ですが、市ではシンプルに出会いの機会が減っているからであると仮定し、これまでさまざまな出会いの機会を提供してきました。その結果、現在、市の婚活事業に参加して結婚した方は市内の婚姻数の約1割を占めており、一定の成果が出てきたと言えます(下図参照)。この婚活事業をブラッシュアップし、さらに結婚希望者の思いを叶えるために、今回新たに地域プロジェクトマネージャーとして「婚活事業プロデューサー」を起用しました(2024/10/1付着任)。
地域プロジェクトマネージャーは、総務省が令和3年度に創設した制度で、行政が実施する地域の重要プロジェクトのマネジメントを主に担当するブリッジ人材として、行政と地域、民間の間の関係を構築するものです。兵庫県では2例目、豊岡市では初の起用となります。
今回のプロジェクトは前述のとおり「豊岡市の婚活事業のブラッシュアップ」です。3年間の任期期間中に下記の事業を実施する予定です。
1.紹介マッチング事業のデジタル化
2.受入体制の拡充と相談体制の強化
3.市内だけでなく近隣市町と一緒に取り組む、広域化や民営化を実現
今回就任された高崎さん
[高崎さんコメント]「京都市生まれ京都市育ちの57歳ですが、ここ数年で地方への移住を求め、全国各地の情報収集をしていた中、子どもの頃からも旅行等でご縁のあったこの豊岡の地に移り住む事となりました。
地域プロジェクトマネージャーとして結婚支援に取り組むのは、全国に先駆けた試みとなるようです。私自身のこれまでの人生経験や携わってきた事業経験を最大限に活かし、与えられた使命をしっかりと果たしていけるよう全力で邁進させていただく所存です。」
【豊岡市について】
豊岡市は、平成17年4月1日、兵庫県の北東部に位置する1市5町(豊岡市、城崎町、竹野町、日高町、出石町、但東町)が合併してできたまちです。
市域の約8割を森林が占め、北は日本海、東は京都府に接し、中央部には母なる川・円山川が悠々と流れています。海岸部は山陰海岸国立公園、山岳部は氷ノ山後山那岐山国定公園に指定され、多彩な四季を織りなす自然環境に恵まれています。
平成17年9月には、国指定の特別天然記念物・コウノトリが自然放鳥され、人里で野生復帰を目指す世界的にも例がない壮大な取組みが始まりました。
産業は、農林水産業、観光業などが盛んです。特に観光業では、全国的に有名な城崎温泉をはじめ、西日本屈指の神鍋スキー場、但馬の小京都・出石城下町などを有し、年間の観光客は420万人以上にのぼっています。また、地場産業としては、全国の4大産地の一つであるかばんや出石焼などの生産が行われています。
国の特別天然記念物 コウノトリ