日本出版販売株式会社とCity Farmig事業の業務提携契約を締結

2024/08/06  日清紡ホールディングス 株式会社 

2024 年8月6日

日本出版販売株式会社とCity Farming事業の 業務提携契約を締結

日清紡ホールディングス株式会社(以下:日清紡)は、日販グループホールディングス株式会社のグループ会社である日本出版販売株式会社(以下:日販)と City Farming 事業に関する業務提携契約を締結しました。

(写真:左から 日清紡ホールディングス株式会社 代表取締役社長 村上 雅洋/日販グループホールディングス株式会社 代表取締役会長 吉川 英作)

「City Farming」は、年間を通し毎日新鮮なイチゴが収穫できる植物工場を生活空間に提供する新サービスです。2022 年 8 月から日販と実証実験を行い、事業拡大を加速させるため、2024年8月5 日(月)に業務提携の締結に至りました。日清紡は、栽培技術指導やイチゴおよび専用肥料の提供によりCity Farming 事業をサポートして参ります。

■各代表者のコメント

【日清紡ホールディングス株式会社 代表取締役社長 村上 雅洋】

日清紡グループは「事業活動を通じて社会に貢献する」ことを使命としています。このたび、日販様との2年間の実証を経て、これまで「あぽろべりー」の商標で通年イチゴを栽培してきた栽培技術とノウハウがCity Farming 事業のお役に立てることを嬉しく思います。今後は、栽培環境や栽培状況を遠隔で管理するシステム構築にも力を入れ、超スマート社会の実現に向けてさらに努力してまいります。

【日販グループホールディングス株式会社 代表取締役会長 吉川 英作】

日販グループは ESG を経営の基盤に据え、縦横無尽に文化と感動を取次いでいます。日清紡様の長年の研究と技術力によって実現した「City Farming」は、サステナブルで鮮度感のある空間と感動を提案出来ると考えています。今回の提携によって両社の関係をより強固にし、「City Farming」を進化させていきます。そして、豊かな空間と感動を提案することによって、日清紡様の企業理念である「地球と人々の未来を創る」の実現にも貢献していきたいと思います。

■本業務提携における両社の役割

【日清紡】

・日販へのショーケース製造のライセンス供与、イチゴ株及び専用肥料の提供
・日販への栽培技術コンサルティングサービスの提供、DX化の提案

【日販】

・お客様へのCity Farming サービス提供

■日清紡の食の安心安全・安定供給について

2011 年に徳島事業所(徳島市)で独自に開発した完全制御型植物工場(※)で国内初となるイチゴ量産栽培に成功しました。2013年には、藤枝事業所(静岡県藤枝市)にも栽培設備を導入し、商用規模での栽培実証を行っています。栽培実証にて通年栽培したイチゴは「あぽろべりー(R)」の商標で主に業務用として、和洋菓子メーカーなどに出荷しています。

また、一年を通して高品質のイチゴを求める声は多く、日清紡が開発したイチゴを栽培するための設備とその栽培技術(ノウハウ)を沖縄セルラー電話株式会社に提供(2017 年)しています。イチゴの栽培が難しい沖縄県でも一年を通してイチゴを楽しんでいただいています。

今後は、栽培技術の自働化、DX化を進め、栽培環境や栽培状態の遠隔管理システム、自働選果ソリューションなど、設備と栽培ノウハウを融合させ、『地球と人々に優しい未来の農業』を実現すべく、植物工場のターンキーソリューションを提供して参ります。

※完全制御型植物工場とは…外部と切り離された閉鎖的空間で、人工光源および各種空調設備を用いて養液培養で植物を生産する多段式の工場のこと。

以上

【植物工場ショーケースに関するお問い合わせ先】
日清紡ホールディングス株式会社
新規事業開発本部 企画室 TEL 03-5695-8885

【報道関係者お問い合わせ先】
日清紡ホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーショングループ
TEL 03-5695-8854

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