オラクル、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureとのマルチクラウドを拡充

2024/09/17  日本オラクル 株式会社 

オラクル、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureとのマルチクラウドを拡充

Oracle Cloud Infrastructure上で稼働するOracle DatabaseのサービスをAWS、Google Cloud、Microsoft Azureのデータセンター内に直接デプロイ

Oracle CloudWorld, ネバダ州ラスベガス —2024年9月17日

(本資料は米国2024年9月11日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは、お客様のアプリケーションのクラウド移行と最新化を支援するため、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureと協力しています。「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」により、お客様はそれぞれAWS、Google Cloud、およびMicrosoft Azureのデータセンター内にデプロイされた「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上で稼働する「Oracle Database」サービスへの直接アクセスすることができます。OCI上で稼働する「Oracle Database」サービスに対する需要の増加に対応し、この展開をグローバルに拡大し続けるため、オラクルはAWS、Google Cloud、Microsoft Azureと協力していきます。

Oracle Cloud Infrastructure担当シニア・バイスプレジデントのカラン・バッタ(Karan Batta)は次のように述べています。「AWS、Google Cloud、Microsoft Azureと協力し、お客様がクラウド移行、マルチクラウド展開、管理をよりシンプルにできるように支援しています。このようなことは、ほんの数年前のクラウド分野では考えられなかったことであり、私たちが協力することで、お客様は複数のクラウドを柔軟に利用できるようになります。お客様は、AWS、Google Cloud、Microsoft Azure、OCIのサービスを迅速かつ容易に組み合わせて利用することで、クラウドで大きな飛躍を遂げることができます。」

「Oracle CloudWorld」において「Oracle Database@AWS」を発表

「Oracle Database@AWS」は、お客様がAWS内から専有インフラストラクチャ上の「Oracle Autonomous Database」と「Oracle Exadata Database Service」にアクセスできるようにする新しいサービスです。「Oracle Database@AWS」は、OCIとAWSの間で統一されたエクスペリエンス、簡素化されたデータベース管理、課金、統一されたカスタマー・サポートをお客様に提供します。 さらに、お客様は「Oracle Database」のエンタープライズ・データをAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)、AWS Analyticsサービス、またはAmazon Bedrockを含むAWSの高度な人工知能(AI)および機械学習(ML)サービス上で実行されるアプリケーションにシームレスに接続できるようになります。

「Oracle Database@AWS 」では、専有インフラストラクチャ上の「Oracle Autonomous Database」や「Oracle Real Application Clusters(RAC)」で実行されるワークロードといったAWS上の「Oracle Exadata Database Service」に直接アクセスでき、お客様は画期的なイノベーション推進のために全てのエンタープライズ・ データを統合できます。この新しいサービスでは、オラクルのデータベースとAWS上のアプリケーションをつなぐ低遅延のネットワーク接続を提供します。これによりお客様は、完全に自動化されたフルマネージドの「Oracle Database」サービスである「Oracle Autonomous Database」と、「Oracle Exadata Database Service」のパフォーマンス、可用性、セキュリティ、コスト効率を活用しつつ、AWSの提供するセキュリティ、アジリティ、柔軟性、持続可能性といったメリットをあわせて享受できます。

AWS Marketplaceを介することで購買を簡素化します。お客様は、既存のAWSへのコミットメントを使用して「Oracle Database」サービスを購入できます。また、Bring Your Own License(BYOL)や「Oracle Support Rewards(OSR)」などの既存のオラクル・ライセンス特典や、その他の割引プログラムも利用できます。「Oracle Database@AWS 」に関する発表資料は、こちらをご覧ください。

「Oracle Database@Azure」はMicrosoft Azureの6リージョンで提供中

急速に拡大する世界の需要に対応するため、「Oracle Database@Azure」は、ブラジル南部、インド中部、米国中部、米国東部2、イタリア北部、日本(東日本)、ヨーロッパ北部、米国中南部、アジア東南部、スペイン中部、スウェーデン中部、アラブ首長国連邦北部、ヨーロッパ西部、米国西部2、米国西部3の15リージョンで間もなく提供開始となります。

オラクルは現在、Microsoft Azureの6リージョン(オーストラリア東部、カナダ中部、米国東部、フランス中部、ドイツ中西部、英国南部)においてOCIで稼働する「Oracle Autonomous Database」、「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」を展開、管理しています。

「Oracle Database@Azure」は新規購入のほか、お客様の既存のAzureのコミットメントや割引プログラムを活用して購入可能です。また、Bring Your Own License(BYOL)や「Oracle Support Rewards」など既存のオラクルのライセンス特典を活用することも可能です。「Oracle Autonomous Database」、「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」は、プライベート・オファーで個別のお見積りとなります。「Oracle Autonomous Database」は、従量制での提供も開始しており、お客様はフルマネージドデータベースを数分で柔軟に展開することができます。「Oracle Database@Azure」に関する発表資料はこちらをご覧ください。

「Oracle Database@Google Cloud」の一般提供が開始

米国と欧州の4つのGoogle Cloudリージョンで、「Oracle Database@Google Cloud」が提供開始となりました。お客様は、米国東部(アッシュバーン)、米国西部(ソルトレイクシティ)、英国南部(ロンドン)、およびドイツ中部(フランクフルト)のGoogle Cloudデータセンターにおいて、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上の「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Autonomous Database」、および「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」を利用可能になります。 また、北米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋、中南米と、今後数カ月でさらに多くの地域に拡大予定です。

「Oracle Database@Google Cloud」により、お客様は初めてGoogle Cloudのデータセンターに導入されたOCI上で実行されるOracle Databaseサービスに直接アクセスできるようになります。これにより、業界をリードするオラクルのデータベースとExadataテクノロジーを活用し、イノベーションを加速し、新規アプリケーションを開発することが可能になりました。また、お客様はシンプルなクラウド購入と管理により、業界をリードする「Oracle Database」を活用した新しいクラウド・アプリケーションの容易な作成や、既存のオラクルのデータベースとアプリケーションのGoogle Cloudで稼働するOCIへの移行を行うことができます。

たとえば、既存のGoogle Cloudコミットメントを使用して「Oracle Database」のサービスを購入し、BYOL(Bring Your Own License)や「Oracle Support Rewards」など、既存のオラクル・ライセンスの特典を活用することができます。「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Autonomous Database」、「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」は、プライベート・オファーによるカスタム見積もりでの利用が可能です。「Oracle Autonomous Database」は使用量に応じた価格設定でも利用可能で、フルマネージドのデータベースを数分で導入する柔軟性ももたらされます。「Oracle Database@Google Cloud」に関する発表資料はこちらをご覧ください。

参考リンク

【本件に関するお問い合わせ先】

日本オラクル株式会社

広報室 石山

pr-room_jp@oracle.com

03-6834-3238

オラクルの分散クラウドについて

オラクルの分散クラウドはより優れた管理性と柔軟性でクラウドのメリットを提供します。オラクルの分散クラウドには以下が含まれます。

  • パブリック・クラウド:厳格なEUの主権制御を求める組織を含むあらゆる規模の組織がハイパースケール・リージョンを活用しています。リージョンのリストはこちらをご参照ください。
  • 専用クラウド:「OCI Dedicated Region」は、お客様が自社のデータセンターで、オラクルのすべてのクラウドサービスを実行可能にし、「Oracle Alloy」は、パートナー企業がOCIのクラウドサービスを再販し、そのエクスペリエンスをカスタマイズすることを可能にします。オラクルはまた、米国、英国、オーストラリアの各国で「Government Clouds」を、米国の国家安全保障を目的として「Isolated Cloud Regions」を運用しています。これらの製品により、お客様がソブリン・クラウドとして展開可能なクラウドとAIをフルスタックで提供します。
  • ハイブリッドクラウド:OCIは、「Oracle Exadata Cloud@Customer」、「Compute Cloud@Customer」を介してオンプレミス環境でクラウドサービスを提供し、60カ国以上でインフラストラクチャを管理しています。
  • マルチクラウド:「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」、AWSおよびAzure上での「HeatWave MySQL 」、「Oracle Interconnect for Microsoft Azure」、「Oracle Interconnect for Google Cloud」など選択肢を提供し、お客様は複数のクラウドの主要な機能を組み合わせて利用することができます。

オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、oracle.com をご覧ください。

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CloudWorldは、お客様とパートナー企業が最新のクラウド・テクノロジーに触れ、今日のAIからビジネス価値を最大に引き出す方法を発見し、自動化によって生産性と効率を高める方法を探求する機会を提供します。あらゆる業界の複雑なビジネス課題解決に役立つアプリケーション、クラウド・インフラストラクチャ、データベース、開発者向けツール、AIサービスを構築し活用する人々から学ぶことができます。新しいスキルを身につけ、最新の機能に実際に触れる機会として、是非イベントにご参加ください。登録に関してはoracle.com/cloudworldを、ニュースなどの最新の情報は、oracle.com/newsroomまたはlinkedin.com/company/oracle/をご参照ください。

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