フューチャーアーキテクト、住友倉庫にOCRソリューション「Future EdgeAI」を導入

2025/01/10  フューチャー 株式会社 

輸出貨物取扱業務の効率化を推進

フューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷口友彦、以下フューチャーアーキテクト)と株式会社住友倉庫(本社:大阪市北区、代表取締役社長:永田昭仁、以下住友倉庫)は、2025年1月より、フューチャーアーキテクトが独自開発したOCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)ソリューション「Future EdgeAI」(※1)を住友倉庫の国際貨物上屋での輸出貨物取扱業務における搬入確認作業に導入しました。



住友倉庫は、倉庫業を核に、港湾運送業、国際輸送業、陸上運送業を含む総合的な物流事業と、物流用地の再開発を中心とする不動産事業を展開し、国際物流ネットワークを活用した物流ソリューションの提供を行っています。
フューチャーアーキテクトは様々な業界の経営とITをデザインし、戦略立案から実装までを手掛けるコンサルティング企業です。なかでも物流領域では長年の業務知見と最新技術に精通した専門チームがお客様の物流改革とDXを多面的に支援しています。

本プロジェクトでは、住友倉庫の大阪市にある拠点の一つ、南港第二営業所国際フェリー上屋における輸出貨物取扱業務の搬入確認作業に「Future EdgeAI」を導入し、搬入時に行うケースマーク(※2)情報の読み取り・システム登録作業を効率化しました。
国際貨物には、配送先や重量といった貨物の詳細を示す記号や番号、文字など多くの情報が記載されたケースマークが貼り付けまたは印字されているため、国際貨物の荷捌き業務では多くの目視確認や手作業が発生しています。これまで同拠点では、ケースマークの確認およびシステムへのデータ登録作業に掛かる負荷が課題となっていました。
フューチャーアーキテクトでは、今回の「Future EdgeAI」の導入により、倉庫作業員がケースマークをスマートフォンで撮影するだけでケースマークの情報をデータ化できるようにしました。その結果、導入前と比較して約60%の作業時間削減効果が期待され、業務の省力化と迅速化を実現しました。

■ケースマーク読み取りフロー

倉庫作業員がケースマーク情報を読み取り、データを画像・テキスト・2次元コードとして現場でラベル出力。事務作業員が2次元コードをスキャンすると自動でシステムにデータが登録される。

住友倉庫とフューチャーアーキテクトは、今後も他の業務への導入拡大を検討し、さらなる業務効率化や生産性の向上、より質の高いサービスの提供を図るとともに、労働力不足などの対策を進めてまいります。
OCR ソリューション「Future EdgeAI」とは
スマートフォンやハンディーターミナルなどの携帯端末で書類や伝票を撮影するだけで、その場で即時にデータ化します。漢字、ひらがな、カナ、英数字など様々なフォントの活字に加え、手書き日本語も高精度で読み取ることができ、画像補正技術により印刷面に擦れ・ノイズ、水濡れ、折れ・曲がりのあるバーコードや文字も読み取り可能です。現場での業務運用に対応した様々な機能の適用や、個別のカスタマイズも可能です。
URL:https://future-edge-ai.biz


※1 EdgeAI とは、AI を搭載した端末が収集したデータを端末内で処理し、推論・学習を行うことで、瞬時に判断を出す技術。
「Future EdgeAI」はフューチャー株式会社の登録商標です。
※2 ケースマークとは、貨物を識別できるよう外装に貼付けされた記号・番号や文字のこと。貨物の内容、取扱い上の注意点、重量、仕向地等、多くの情報を含む。シッピングマークともいう。

■株式会社住友倉庫
代表者:代表取締役社長 永田 昭仁
創業: 1899年7月1日
業容: 倉庫業を祖業とする物流事業、物流事業用地の再開発を中心とする不動産事業をコア事業に、グローバルに事業を展開。世界14か国に展開する21の現地法人により、国際物流ネットワークを構築。世界各国の法制度への理解とコーディネート力を強みに、倉庫・配送センター、海上・航空貨物輸送などお客様のサプライチェーンを支えるトータル・ロジスティクス・ソリューションを提供。
URL: https://www.sumitomo-soko.co.jp/

■フューチャーアーキテクト株式会社
代表者:代表取締役社長 谷口 友彦
設立: 2016年4月1日 (フューチャー株式会社よりITコンサルティング事業を継承)
業容:経営とITをデザインし、お客様の未来価値を最大化することをミッションにDXを推進。最新のテクノロジーをベースに、グランドデザインから要件定義、システム設計・開発、運用保守までを一気通貫で担えることを強みに、お客様に伴走するITコンサルティングサービスを提供。
URL: https://www.future.co.jp/architect

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