～「循環炭素；Sustainable Carbon System」の具現化に向け、CO2バリューチェーン構築促進を訴求～
2023年9月27日、第5回カーボンリサイクル産学官国際会議＜主催：経済産業省、NEDO（国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構）＞が広島県広島市で開催され、開会セッションに一般社団法人カーボンリサイクルファンド（CRF）満岡次郎会長が登壇・講演した。満岡会長は、CRFが志向する地球が本来持っている機能を活かしたカーボンリサイクル「Sustainable Carbon System」の具現化に向け、CO2バリューチェーン構築を多様なステークホルダーとの連携を通じて推進する意思を力強く述べた。
会議では、パネルディスカッションに加えてポスターセッションも行われ、会場及びオンライン併せて約700人が参加。カーボンニュートラル実現のキーテクノロジーであるカーボンリサイクルについて、参加各国が将来的な社会実装に向けた技術開発・実証に取り組むことを確認するとともに課題についても共有し、各国間の協力関係強化のための議論が活発に行われた。
開会および閉会セッションの登壇者が一堂に（左から）；アメリカ合衆国 エネルギー省 化石エネルギー・炭素管理局 Noah DEICH次官補、NEDO斎藤保理事長、経済産業省 吉田宣弘経済産業大臣政務官、東アジア・アセアン経済研究センター 渡辺哲也事務総長、CRF 満岡次郎会長
カーボンリサイクルに係る最新技術や取組を対面で紹介するポスターセッションには、CRFから21社＊が出展。来場者及び展示者間でも活発な議論・情報交換がなされ、新しい協業につながる場となった。また、カーボンリサイクル担い手育成の一環として、広島大学生や県内高校生が国際会議参加、熱心な質疑応答のようすが随所に見られた。
カーボンリサイクル産学官国際会議の公式サイトでは、会議概要やCRF会員をはじめとするカーボンリサイクルに取り組む企業・アカデミア・自治体の取組が動画等で紹介されているので、ぜひご覧いただきたい。
ムービー/PR - 第5回カーボンリサイクル産学官国際会議2023
https://carbon-recycling2023.nedo.go.jp/movie/
第5回カーボンリサイクル産学官国際会議2023
https://carbon-recycling2023.nedo.go.jp/
＊ポスターセッション出展のCRF会員21社；
(株)IHI、アルヴォス(株)、アンヴァール(株)、出光興産(株)、(株)INPEX、ウシオ電機(株)、鹿島建設(株)、（一財）カーボンフロンティア機構、川崎重工業(株)、神島化学工業(株)、大成建設(株)、中国電力(株)、東京ガス(株)、戸田工業(株)、日揮ホールディングス(株)、日本ガイシ(株)、三菱ケミカルグループ(株)、三菱重工業(株)、(株)ユーグレナ、(株)レブセル、（一社）カーボンリサイクルファンド
一般社団法人カーボンリサイクルファンド
https://carbon-recycling-fund.jp/