米国で資産運用子会社を設立

2021/11/24  MS&ADインシュアランスグループホールディングス 株式会社 

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社
三井住友海上 火 災 保 険 株 式 会 社
2021年11月24日

米国で資産運用子会社を設立

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社(社長:原 典之)傘下の三井住友海上火災保険株式会社(社長:舩曵 真一郎)は、スイスの資産運用会社である LGT CapitalPartners Ltd.(以下、LGT 社)と共同で、MSR Capital Partners, LLC(以下、MSR 社)を米国ニューヨークに設立します。

MSR 社は、プライベートエクイティ投資(以下、PE 投資)を中心に、米国における外国資産運用を担います。三井住友海上は、外国資産の運用フロント機能を MSR 社へ移管し、米国市場の魅力的な収益機会を発掘するとともに、LGT 社が持つ投資先の分析技術と投資ノウハウを蓄積します。また、米国の運用体制を整備することで、リスク管理とガバナンス強化を図ります。

MS&ADグループは、今後も外国資産運用力の強化を通じて、グループ収益力の一層の向上に努めていきます。

1.MSR 社の概要
会社名 MSR Capital Partners, LLC
所在地 米国・ニューヨーク州
設立時期 2022年1月(予定)
資本構成 三井住友海上85%、LGT 社15%
主な事業内容 PE 投資を中心とする資産運用業務

2.背景・目的
世界的に低金利が続く中、多額の資産運用を行う保険会社にとって、外国資産の運用力強化は重要な課題の一つです。特に、PE 投資ではローカル・ネットワークを活かした魅力的な収益機会の発掘や、投資先の企業価値の向上につながる投資ノウハウが必要不可欠となります。
三井住友海上は、2006年から LGT 社へ PE 投資の運用を委託してきましたが、外国資産の運用力を一層強化するため、米国に共同で法人を設立し、人材を派遣することにしました。

3.今後の展開
MS&ADグループは、MSR 社を PE 投資を初めとする外国資産運用におけるグループの共通プラットフォームとして活用し、グループ各社の資産運用収益力の強化とグループシナジーの創造につなげていきます。
また、ESG 分野においてグローバル・リーダーの1社である LGT 社と ESG 投資の取組みを推進するとともに、PE 投資以外に魅力的な収益機会を期待する外国資産についても、MSR 社の更なる活用を進めます。

<ご参考>LGT 社の概要
会社名 LGT Capital Partners Ltd.
所在地 スイス・プフェフィコーン
設立年 1998年
資本構成 LGT Group の100%
運用資産残高 750億米ドル
主な事業内容 PE を含むオルタナティブ投資専門の資産運用会社
ESG への取組み 2007年に ESG・インパクト投資を開始。国連責任投資原則(PRI)ボードメンバーに選出されるなど、トップランナーの1社。
オフィシャルサイト https://www.lgtcp.com/

以 上

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