大塚家具においてパナソニックのアブラヤシ廃材を活用した再生ボード化技術「PALM LOOPTM」を初めて用いた環境配慮型家具の受注販売を開始

2022/03/17  ヤマダホールディングス 


2022年3月17日
株式会社ヤマダホールディングス

3月17日は「みんなで考えるSDGsの日」(※1)
大塚家具においてパナソニックのアブラヤシ廃材を活用した再生ボード化技術
「PALM LOOPTM」を初めて用いた環境配慮型家具の受注販売を開始
有明本社ショールームを皮切りに8店舗にて 2022年4月より


株式会社ヤマダホールディングス(本社:群馬県高崎市、代表取締役会長 兼 社長 CEO:山田 昇)は、総合インテリア販売の株式会社大塚家具(本社:東京都江東区、代表取締役社長:村澤圧司、以下大塚家具)において、SDGs活動の一環として、パナソニック株式会社(以下パナソニック)が業界で初めて(※2)開発したアブラヤシの廃材を活用した再生ボード化技術「PALM LOOP(パームループ)TM」(※3)を初めて使用した家具の受注販売を2022年4月より開始いたします。

「PALM LOOP」について

パーム油の原料となるアブラヤシは、収穫期を終えるとその多くは農園内に放置され、腐敗・分解が進む過程でメタンガスを含む温室効果ガスを排出することが問題視されています(メタンガスはCO2の約25倍の温室効果)。そのため、アブラヤシ廃材の活用は温室効果ガス削減の有効な解決策となります。また、世界的に木材資源の減少が深刻化する中、未利用資源であるアブラヤシ廃材由来の再生ボードは従来の木質ボードの代替品として高い利用価値を有しています。

アブラヤシ廃材は水分が多く腐りやすいなどの特性から活用が困難とされていましたが、パナソニックは2021年11月15日発表の通り、不純物を洗浄工程により除去し、抽出した長繊維を圧縮成形する独自の中間材を用いた再生ボード化技術を開発、品質の安定したボードへの再生に成功しました。

中間材化することで輸送性・保管性も向上するため、遠隔地のボード工場でも従来の木質ボード原料と同じように使用することが可能となります。また、原料の海上輸送の効率化による温室効果ガス削減にも貢献します。

「PALM LOOP」を用いた初の製品の販売について

そしてこのたび、パナソニックを始め、一般社団法人アジア家具フォーラム(以下アジア家具フォーラム)、およびその会員企業14社が協働し、初めて「PALM LOOP」を製品に使用、販売を開始いたします。

「PALM LOOPTMボード」(92cm×183cm×0.25cm)1枚使用あたり、500mlペットボトル5,600本と同じ体積のCO2の削減に相当し、「PALM LOOPTMボード」を芯材として4.5枚使用するダイニング5点セットで500mlペットボトル25,200本と同じ体積のCO2の削減に相当します。

大塚家具では、 2022年4月より基幹店である有明本社ショールームを皮切りに主要8店舗でソファ、ダイニング、ベッドフレーム、デスク、シェルフ等の受注販売を順次開始いたします。

今後も大塚家具は、「いいものを大切に長く使う」という価値観の提唱や、環境に配慮した商品の提供を推進し、環境保全に取り組んでまいります。

※1 共同ピーアール株式会社総合研究所制定、一般社団法人日本記念日協会登録
※2 2022年3月パナソニック調べ
※3 「PALM LOOP」はパナソニックの商標です

【発行元】株式会社ヤマダホールディングス 広報課
群馬県高崎市栄町1-1 電話:027-345-8947 FAX:027-345-8948

上記記載の情報は、2022年3月17日現在の情報であり、今後予告なしに変更されることもありますので、あらかじめご了承ください。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.yamada-holdings.jp/ir/press/2022/220317_1.pdf

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