２ ０ ２ ２ 年 ５ 月 ３ １ 日
関 西 電 力 株 式 会 社
合 同 会 社 Ｋ ４ Ｖ ｅ ｎ ｔ ｕ ｒ ｅ ｓ
株 式 会 社 名 城 ナ ノ カ ー ボ ン
炭素素材の大量生産体制確立に向けた資本業務提携
～世界最高水準の単層カーボンナノチューブ～ 合同会社Ｋ４ Ｖｅｎｔｕｒｅｓ※１（以下、Ｋ４Ｖ）は、本日、世界最高水準の単層カーボンナノチューブ※２（以下単層ＣＮＴ）を提供するベンチャー企業「株式会社名城ナノカーボン（以下、名城ナノカーボン）」に対し、第三者割当増資による出資を行いました。今回の出資は、Ｋ４Ｖとして２６件目のベンチャー投資となります。
名城ナノカーボンは、極めて高純度な単層ＣＮＴを合成する独自技術を所有し、他社製品と比べ高い導電性を有する単層ＣＮＴを製造しています。
この単層ＣＮＴを水電解装置※３に活用することで、水素製造の効率が向上し、コスト削減が見込まれます。また、リチウムイオン電池に活用することで、急速充放電の機能や、耐久性向上等の効果が期待できます。
今後、関西電力グループがこれまでに培ってきたエネルギーに関する知見と、名城ナノカーボンが持つ技術力を組み合わせ、高品質・高性能な単層ＣＮＴの大量生産・加工体制の確立に向けて取り組みます。加えて、水素事業や蓄電池事業への活用を通じて、ゼロカーボン社会の実現に貢献していきます。
以上
※１：関西電力グループが革新的な技術やビジネスモデルを有するベンチャー企業との連携を強化するための投資主体。
※２：炭素のみで構成する直径がナノメートルサイズの円筒状の物質。水素事業や蓄電池等、多岐に亘る活用が期待されている。
※３：水を電気分解することで水素を製造する装置。
公式ページ（続き・詳細）はこちら
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2022/pdf/20220531_2j.pdf