(開示事項の経過)千葉工場拡張工事の計画決定に関するお知らせ

2022/07/14  株式会社 テクノフレックス 

2022 年7月 14 日

株 式 会 社 テ ク ノ フ レ ッ ク ス

(開示事項の経過)千葉工場拡張工事の計画決定に関するお知らせ

当社は、2021 年 11 月 12 日付「千葉工場の拡張に関する検討開始のお知らせ」の公表以降、千葉工場の拡張工事(以下、「本件」といいます。)につき、検討を進めて参りました。本日開催の取締役会にて、建設工事につきまして、大成建設株式会社との契約が決議され、下記のとおり本件計画が決定いたしましたので、お知らせいたします。



1.計画の概要

当社の主要なマーケットである都心部に近く、また、流通面で利便性の高い港にも近いという、千葉工場の優れた立地を有効活用するため、老朽化の進む一部の平屋建ての工場棟および隣接する建物約6,000 ㎡(約 1,800 坪)を解体した敷地に、地上6階建て延床面積約 17,000 ㎡(約 5,000 坪)の新工場棟を建設し、敷地を立体的に有効活用することで工場を拡張する計画です。

2.建設工事の内容

(1)所在地 :
千葉県船橋市潮見町 34-3、他
(2)総敷地面積 :
約 13,000 ㎡(約 4,000 坪) ※敷地内の一部の建物を建替える計画
(3)建物計画 :
鉄骨造、地上6階建て、延床面積約 17,000 ㎡(約 5,000 坪)の新工場を建設
※既存建物を含めると総延床面積は約 27,000 ㎡(約 8,000 坪)となる計画
(4)工事費用 :
約 45 億円(税抜) ※設計、解体費用を含む
(5)資金計画 :
金融機関からの借入金等
(6)工期 :
2022 年9月着工~2024 年4月竣工
(7)設計 :
株式会社 JFE 設計
(8)施工 :
大成建設株式会社(近日契約予定)

3.工場拡張に期待される効果

●国内回帰による効果
●海外グループ会社の日本国内向け製品の製造について、千葉工場へのシフトを進め、海外からの輸送コスト削減、在庫期間の短縮(国内在庫回転率の向上)を図ります。
●これによる航空輸送・海上輸送の減少は、二酸化炭素排出量の削減に繋がります。
●また、海外情勢によるリスクの低減にも繋がります。
●なお、海外グループ会社は、海外向け製品の製造・販売を強化します。

●地産地消による効果
●国内の各工場から、当社最大のマーケットである首都圏に近い千葉工場に、首都圏向け製品の製造を集約します。首都圏への配送距離と時間の短縮により、輸送コスト削減と顧客満足度向上の両立を図ります。
●また、輸送距離の短縮は、二酸化炭素排出量の削減にも繋がります。
●更に、自社配送化を進め、簡易包装での出荷による省資源化を進めます。

●製造効率の向上による効果
●製造ロボットの導入等、設備の自動化による効率化を進め、収益性を向上します。
●効率化による二酸化炭素排出量の削減を図ります。

●製品開発・製品試験の効果
●非溶接構造の金属製品開発を進め、二酸化炭素排出量の削減を目指します。
●試験センターを設置し、耐火試験、データ収集、他社との共同研究開発等に活用します。

●建物の省エネルギー効果
●新工場の屋上は、将来の太陽光発電パネルの設置に備えた設計となっています。
●空調効率を高めるため、外気の影響が少ない設計としています。

●グループシナジー
●現在、千葉工場では、当社の継手製品の製造とグループ会社(株)TF エンジニアリングの配管プレハブ加工が、操業しています。新工場では、当社の防災用貯水タンク「マルチアクア」の製造と、グループ会社(株)スペースケアの介護用マットレスの洗浄事業も加わり、人材と技術の交流が更に活性化する見込みです。

4.今後の見通し

本件による今期業績への影響につきましては、2022 年5月6日付の「2022 年 12 月期 第 1 四半期決算短信」で公表いたしました通期の連結業績予想および本日付の「業績予想の修正に関するお知らせ」で公表いたしました 2022 年 12 月期第 2 四半期累計期間(2022 年1月1日~6月 30 日)の連結業績予想の修正に、既に反映しております。

今後、公表いたしました業績予想と大きく異なる場合には、適時に適切な情報を開示して参ります。

以上

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