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フックス角膜内皮変性症治療剤「K-321」の新たなグローバル第Ⅲ相臨床試験開始のお知らせ

2023/04/06  興和 株式会社 

2023 年 4 月 6 日

フックス角膜内皮変性症治療剤「K-321」の新たなグローバル第Ⅲ相臨床試験開始のお知らせ

興和株式会社(以下「興和」)は、Rho キナーゼ阻害薬である「リパスジル塩酸塩水和物」を有効成分とし、フックス角膜内皮変性症治療剤として開発している点眼剤「K-321(開発コード)」につきまして、新たなグローバル第Ⅲ相臨床試験を開始いたしましたのでお知らせいたします。

3 月 22 日にお知らせした試験に続いて今回開始した試験は、 フックス角膜内皮変性症患者を対象に、デスメ膜剥離と白内障の同時手術後に、K-321 を投与した際の有効性及び安全性についてプラセボと比較して評価することを目的としています。

リパスジル塩酸塩水和物は、日本において世界初の Rho キナーゼ阻害作用を有する緑内障・高眼圧症治療剤として、2014 年 12 月より「グラナテック(R)点眼液 0.4%」として販売しております。

リパスジル塩酸塩水和物は眼内にあるキナーゼに作用する可能性があることが示唆されており、興和では緑内障のみならず、他の眼科疾患での可能性を検討してまいりました。

■グラナテック(R)点眼液 0.4%について

「グラナテック(R)点眼液 0.4%」はリパスジル塩酸塩水和物を有効成分としており、Rho キナーゼを阻害することにより、線維柱帯-シュレム管を介する主流出路からの房水流出を促進することで眼圧を下降させます。

■フックス角膜内皮変性症について

フックス角膜内皮変性症は病態の進行にともない角膜内皮障害に至ります。重度の視覚障害を有する角膜内皮障害のこれまでの治療法は角膜移植しかなく、有効な治療剤の開発が望まれています。


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