環境にやさしい再生プラスチック製品を増産するため、工場を新設する株式会社ウッドプラスチックテクノロジー様をポジティブ・インパクト・ファイナンスにてサポート

2023/03/30  株式会社 商工組合中央金庫 

2023 年 3 月 30 日
商工中金

環境にやさしい再生プラスチック製品を増産するため、 工場を新設する株式会社ウッドプラスチックテクノロジー様を ポジティブ・インパクト・ファイナンスにてサポート

商工中金は、サステナブルファイナンスなどの取組みを通じ、お客さまのサステナブル経営および持続可能な社会の実現に貢献していきます。

商工中金(上野支店)は、株式会社ウッドプラスチックテクノロジー様(本社:鳥取県倉吉市、代表者:中山 東太様)に対し、再生ペレット工場および再生 PP バンド工場建設に必要な資金 2 億円を融資しました。本融資については、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(※)を適用しています。

同社は、東京大学で開発された木質バイオマスとプラスチックの複合材料「ウッドプラスチック」の製造技術を用い、建設資材や物流資材を製造する東京大学発のベンチャー企業です。

今回同社は、サステナビリティ意識の向上を追い風に需要が増加している再生プラスチック製品を増産する新工場を新潟県に建設し、一層の成長を図るため、サステナビリティに関するKPI(注)を設定。環境経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的価値の向上のみならず、社会的価値の向上や働き手の幸せを実現していきます。

(注)同社 KPI 詳細は、商工中金 HP 掲載のポジティブ・インパクト・ファイナンス評価書」をご覧ください。

商工中金は、現地訪問や経営者との対話を通じた事業性評価を行い、株式会社商工中金経済研究所と連携してインパクト評価を実施。株式会社日本格付研究所(JCR)より第三者意見書を取得し、同社の強みと課題そして目標(KPI)を共有。同社の企業価値向上のために必要な資金をポジティブ・インパクト・ファイナンスにて融資するとともに、目標達成に向けた取組みをサポートし、伴走支援していきます。

商工中金は、持続可能な社会の実現に向けて、中小企業の皆さまのサステナブル経営の取組みを積極的にサポートしてまいります。

【株式会社ウッドプラスチックテクノロジー様の概要】

所在地
鳥取県倉吉市谷 605 番地 33 (東京本社:東京都文京区本郷 3-32-7)
代表者 中山 東太 様
業種 プラスチック製品製造業
資本金 5,000 万円
従 業 員 数 35 名(2022 年 12 月時点) 設
立 2008 月 2 月

(※)「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」について

ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が環境・社会・経済に対して与えるインパクト(ポジティブな影響・ネガティブな影響)の包括的な分析・評価、サステナビリティに関する目標設定とモニタリング、及び資金供給を通じ、企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的かつ持続的に高めていくことを企図した「伴走支援型融資」です。

本融資スキームは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)が公表したポジティブ・インパクト金融原則に準拠しており、商工中金および商工中金経済研究所がインパクト評価書を作成し、セカンドオピニオンとして(株)日本格付研究所より第三者意見書を取得しています。

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