静岡県袋井市で、太陽光発電とソバ栽培を組み合わせた大規模な営農型太陽光発電所を開所

2023/05/16  静岡ガス 株式会社 

静岡県袋井市で、太陽光発電とソバ栽培を組み合わせた大規模な営農型太陽光発電所を開所

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2023年5月16日

静岡ガス株式会社(代表取締役 社長執行役員 岸田裕之)のグループ会社で電力事業を展開する静岡ガス&パワー株式会社(代表取締役 取締役社長 上木敏)と株式会社鈴生(代表取締役社長 鈴木貴博)は5月16日、静岡県袋井市で、発電容量約1,980kWの太陽光発電とソバ栽培を組み合わせた、土地面積約2.5ヘクタールの大規模な営農型太陽光発電所※1を開所しました。

本発電所は、長らく耕作がなされていなかった土地を活用します。太陽光発電設備は2023年4月に設置し、すでに運転を開始しています。今後、静岡ガス&パワーが太陽光発電事業の管理・運営を行い、静岡県を中心に野菜の生産などを手掛ける鈴生が、そのノウハウを活用し、太陽光パネルの下で農作物の栽培・育成・販売をします。

農作物であるソバは、本年秋ごろには栽培を開始し、年内に初回の収穫を予定しています。収穫したソバは食品会社に販売するほか、静岡ガスのエネリアショールームで行う「そば打ち教室」などの料理教室でも活用していきます。

静岡ガスグループは、今後も、地域における再生可能エネルギーの開発を推進するとともに、本件のように耕作がなされていない土地の活用にも取り組むことで、2050年のカーボンニュートラル実現と地域活性化に貢献してまいります。


※1 営農型太陽光発電とは、農地に支柱を立て上部空間に太陽光発電パネルを設置し、太陽光発電事業と同時にパネルの下で農作物を栽培する取り組み。

本発電所の概要

名称 袋井市岡崎営農型太陽光発電所
所在地 静岡県袋井市山崎字三沢5914-4 他
土地面積 25,425m2
発電容量 約1,980kW
想定年間発電電力量 約242万kWh(※一般家庭約800世帯の年間使用電力量に相当)
農作物 ソバ(※年間収穫量は約1.2トンを想定)
本発電所の施工 NTTデータカスタマサービス株式会社
各社役割 静岡ガス:太陽光発電設備の保有、太陽光発電事業の運営
鈴生:農作物の栽培・育成・販売

株式会社鈴生について

会社概要

会社名 株式会社鈴生
本社所在地 静岡県静岡市葵区下1108-8
代表者 代表取締役社長 鈴木貴博
設立 2008年12月
事業内容など 静岡県内を中心に活動する農業法人として、160ヘクタール以上の耕作地で野菜(レタス類、枝豆、
ブロッコリー、キャベツ他)の生産・販売を行うほか、農業コンサルティングなども手掛ける。
ホームページ https://www.oretachinohatake.com/

鈴生からのコメント

株式会社鈴生は、自社の企業活動により排出される温暖化ガス(GHG)排出量の見える化やその削減などの取り組みを進めている農業法人です。農薬は最小限、肥料は有機物肥料主体の栽培方法で、土中に二酸化炭素を長期貯留する「カーボンファーミング」も進めるなど、農業分野における2050年のカーボンニュートラル実現を目指しています。


本発電所の現況写真(※2023年3月時点)



以上

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